海抜0mのリマからフライトでクスコ空港に降り立つとそこは既に3600mの高地です。
高地症状が出ないようになるべくゆっくり歩きました。
クスコ(Cuzco, Cusco)とはケチュア語でヘソの意味。インカ帝国の首都です。
インカの建造技術はすごいです。
クスコ市街は世界遺産になっています。
クスコのアルマス広場(Plaza de Armas)、左にカテドラル(Catedral)、右にラ・コンパーニャ教会(Iglesia de la Compania de Jesus)を望む。
ラ・コンパーニャ教会
インカ時代にはワカイパタ広場(Huacaypata)と呼ばれていました。
立派なカテドラル。白い時計がおしゃれ
クォリカンチャ(太陽の神殿, Qorikancha)、スペイン人がクォリカンチャ略奪後、その上にサントドミンゴ教会(Iglesia de Santo Domingo)を建築。
クォリカンチャは分厚い黄金でありとあらゆるところが装飾されていたそうですが、全てスペインに略奪されてしまいました。あまりの黄金の量にヨーロッパではインフレが生じたそうです。
1950年のクスコ大地震の際、上のサントドミンゴ教会は崩壊しましたがインカの石組はびくともしませんでした(下の黒い石の部分)。
中庭。
剃刀の刃も通さないインカの石組。
こんな小さな石まで組み上げられています。
この積み上げられた石組は内部で複雑に組み合わさり耐震性を高めています。
このように複雑な形で組み合わさり、石と石との間には紙すらはいらない程の建築技術を持っていました。
ラピュタでもこんな石ありましたよね。マチュピチュもそうですがインカがモデルなんでしょうか。
これは柱に見えますが実は16角の一つの石で角を構成しているそうです。すごい技術です。
神殿の窓からは夏至、冬至に一直線に光が入る構造になっています。
サクサイワマン(Saqsaywaman)の城壁。
9代皇帝パチャクーテ(Pachacuti)が竣工。
巨石を積み上げたジグザグの城壁が見事でした。
クスコの街は街全体がピューマの形をしていてその頭にサクサイワマンが当たるとされます。
ジグザグ状の構造にも雷の形だったり、影が動物の形になったり意味があるそうです。
サクサイワマン入口
一見不安定ですが、石はクォリカンチャ同様に内部で組み合わさり堅牢な構造となっています。
スペインによる侵略後、傀儡皇帝がここを中心に反乱をおこしましたが鎮圧されてしまいました。
タンボマチャイ(Tambomachay)
ここから暫く歩く。高地なのでゆっくり歩きました。
リャマ
お土産の布なども売っていました。
インカの沐浴場、聖なる水は若返り効果と言われているそうです。
どこからか水を引いているが現在でも水源不明。
クスコの地下にはクモの巣のようにインカ時代の地下水道が広がっているそうです。
ケンコー(Qenqo)
この遺跡は一見巨石が置かれているにすぎないが、例えばこの石はある時期にピューマの影を映しだす。
この石は玉座になっている。座ってみました。
リャマをいけにえにささげたという祭壇。
血を流す溝がありました。
首を左に傾けてみると・・・・!
アルパカと記念撮影(チップを取られた)。
クスコの町が一望できました。