NEW BLANK DOCUMENT

NEW BLANK DOCUMENT

約4年間の休眠から復帰するための私的小ネタ集: clinical pearls. + 旅の記録

Amebaでブログを始めよう!
メサベルデ国立公園(Mesa Verde National Park)は、約1400年前から700年以上にわたってこの地に住んでいた、古代プエブロ人(Ancestral Puebloans, 以前はAnasaziと呼ばれた)の遺跡を見ることができる公園です。世界遺産にも登録されています。

行き方はモニュメントバレーからはMexican WaterからUS-160を東に向かい、Four Cornersをこして北上、コルテス(Cortez)でUS-160を東に行きます。

NEW BLANK DOCUMENT

Verdeは緑という意味です。東京ヴェルディもチームカラーは緑ですね。
緑のメサ、という通りの地形が広がります。
NEW BLANK DOCUMENT

ゲートを過ぎPoint Lookout、Morefield Campgroundを過ぎて一本道を走るとFar view Visitor Centerがあります。
NEW BLANK DOCUMENT

ビジターセンターでは遺跡へのレンジャーツアーのチケットを買うことができます。
レンジャーツアーは、クリフパレス(Cliff Palace)、バルコニーハウス(Balcony House)、ロングハウス(Long House)の3つがあります。一人1か所あたり3ドルです。
この日は夕方着いたので翌日のものを予約しました。

コルテスのモーテルに泊まりましたが、真夜中にFire Alarmで起こされました。
アメリカ人はいつもと違ってこういうときは手早く避難したりするのでちょっと焦りましたあせる
まあいつも通り誤報・・・。当然ながらホテルからの説明、謝罪などは一切ありません得意げ
NEW BLANK DOCUMENT

メサベルデの観光は主に2つの地域を観光することになりますが、それぞれ離れています。
Far View Visitor Centerを越してすぐに右に登る形でウェザリルメサ(Wetherill Mesa)方面、そのまま直進南下するとチェイパンメサ(Chapin Mesa)方面になります。

レンジャーツアーはウェザリルメサにロングハウス、チェイパンメサにクリフパレス、バルコニーハウスがあります。

10:00からのロングハウスツアーに参加しました(10:00が朝一でした)。
朝行くとウェザリルメサ方向への道路がまだ封鎖されていたのでFar View Sitesに少し寄り道。
NEW BLANK DOCUMENT

ウェザリルメサ方向にはWhetherill Mesa Roadを通りますが12マイルあり意外と離れています。
このKioskから先は自家用車乗り入れ禁止です。
ツアーの待ち合わせ場所もこのKioskになります。
NEW BLANK DOCUMENT

このトラムに乗り換えてツアー開始。
NEW BLANK DOCUMENT

メサベルデは山火事が多く火事の後が所々あります。
Wild Horseがいました。
NEW BLANK DOCUMENT

Long Houseに降りていきます。
NEW BLANK DOCUMENT

レンジャーがこの土地に住んでいた人たちの暮らしについて説明してくれました。
これは古代プエブロ人にとってとても大事な植物、ユッカ(Yucca)
繊維質が多く、これで紐をつくったり、編み物をしたりしました。
その他、木の皮を揉み解しておむつに使っていたりなど興味深い話がきけました。
NEW BLANK DOCUMENT

Collared Lizard
NEW BLANK DOCUMENT

ロングハウスの遺跡が見えてきました。
NEW BLANK DOCUMENT

到着。
NEW BLANK DOCUMENT

ロングハウスは2番目に大きな断崖住居で、ここには150人ほどが住んでいたそうです。
さらにハシゴを使って中に入って行きます。
NEW BLANK DOCUMENT
NEW BLANK DOCUMENT

遺跡の中でレンジャーが説明してくれます。
NEW BLANK DOCUMENT

何故こんなところに住んでいたか。
理由の一つは水源があったからだそうです。
こういう岩の窪みの奥のところから水が染み出しており、水をためた穴などもありました。
NEW BLANK DOCUMENT
NEW BLANK DOCUMENT

これはキバ(Kiva)という部屋で集会や儀式に使われたそうです。
キバの構造は特徴的で、真ん中の丸い穴はFirepitという火を焚く場所。
火を焚くので空気の通り道が必要ですが、奥の壁の四角い穴がVentilatorになっており外気に通じています。
その前の突起はAir Deflectorです。
Firepitの写真下側に小さな穴がありますが、これはシパプ(Sipapu)というもので、人がこの世にあらわれた時の穴を意味し儀式で重要なものだそうです。このシパプは新しいキバでも認めるそうです。
そして周囲には6本の柱でPilastersといわれています。その周りのベンチは儀式の物品が置かれていたそうです。
NEW BLANK DOCUMENT

ツアーが終わり再びKioskに戻ってきました。ステップハウス(Step House)を見に行きました。
短いトレイルになっています。
NEW BLANK DOCUMENT

ステップハウスはModified Basketmakerが住んでいた場所と、古代プエブロ人の住んでいた場所が時代で別れているのが特徴です。

下の写真のPithouseと呼ばれるものはModified Backetmakerが住んでいた場所で西暦626年頃のものだそうです。このPithouseには25人ほど暮らしていたそうです。
NEW BLANK DOCUMENT

そしてこちらが古代プエブロ人で1226年頃だそうです。
Petroglyphsがありました。
NEW BLANK DOCUMENT

キバ
NEW BLANK DOCUMENT

ウェザリルメサを後にし、チェイパンメサまで来ました。
チェイパンメサ考古学博物館(Chapin Mesa Archelogical Museum)の裏からスプルース・ツリー・ハウス(Spruce Tree House)へのトレイルが続いています。
NEW BLANK DOCUMENT

見えてきました。
降りていく途中には彼らが使ったHand and foot trailという岩につくった窪みも見ることができます。
NEW BLANK DOCUMENT

スプルースツリーハウスは3番目に大きな断崖住居で1200-1276年につくられました。
114の部屋と8つのキバがあり、約100名が住んでいました。
NEW BLANK DOCUMENT

壁にはこのようなデザインが施されていました。
NEW BLANK DOCUMENT

キバ
NEW BLANK DOCUMENT

このスプルースツリーハウスではキバの内部に入ることができます。
NEW BLANK DOCUMENT

Air DeflectorとVentilator。
NEW BLANK DOCUMENT

考古学博物館の壁にひっそりと貼られた世界遺産のプレート。
NEW BLANK DOCUMENT

この博物館はお勧めですニコニコ
とてもわかりやすく展示がしてあります。
NEW BLANK DOCUMENT

昼にここの近くのカフェテリアでナバホタコを食べましたが美味しかったですグッド!
副業(本業は旅人)が忙しく不定期更新になっていますが、できる範囲でまったり書いていこうかと思っています。

キャニオン・デ・チェリー国定公園(Canyon de Chelly National Monument)はアリゾナ州ですがNavajo Nation内のため公園内は夏時間が採用されています。
行き方は、モニュメントバレーから行く場合、Kayentaまで戻り、US-160を西に行きMexican WaterでUS-191で南に向かいます。Chinleが最寄りの町ですが、インディアン居住区の中を走るとやはり貧富の差がアメリカとは随分感じられました。

NEW BLANK DOCUMENT

キャニオン・デ・チェリーはV字を右に倒したような形のキャニオンで南北にRim Driveが走っています。ビジターセンターはそのV字にわかれる場所にあります。
サウスリム・ドライブ(South Rim Drive)に沿って(往復37マイル)ビューポイントで停まりながら遺跡などを上から眺めました。
谷底に行くにはツアーに参加する必要がありますがWhite House Ruinだけはトレイルを歩いて見に行くことができます。
NEW BLANK DOCUMENT

まずは一番奥のスパイダー・ロック・オーバールック(Spider Rock Overlook)に行きました。

キャニオン・デ・チェリーといえば、ココ!という絶景が広がります目
NEW BLANK DOCUMENT

NEW BLANK DOCUMENT

800フィートある砂岩でできたスパイダーロック。
ラグの織り方をナバホの人々に教えたクモが住むと伝えられているそうです。
NEW BLANK DOCUMENT

壮大な景色ですが、谷底にはナバホの人たちが生活していて、小さな家等も見えます。
NEW BLANK DOCUMENT
NEW BLANK DOCUMENT
NEW BLANK DOCUMENT

そして崖を見ると・・・
先住民の遺跡が所々にあります。
NEW BLANK DOCUMENT

わかりますか?
こういう岩の境目みたいなところに隠れるように土でできた住居があります。
ビューポイントにはわかりやすいように円筒が設置されていてそれを覗くと遺跡を見つけることができます。
NEW BLANK DOCUMENT
NEW BLANK DOCUMENT
NEW BLANK DOCUMENT

スライディングハウス(Sliding House)
NEW BLANK DOCUMENT

NEW BLANK DOCUMENT

こちらは一番有名なホワイトハウス(White House)
望遠レンズで拡大して写真を撮りました。
NEW BLANK DOCUMENT

このホワイトハウスにはトレイルを経由して近くまで行くことができます。
往復2.5マイル。
NEW BLANK DOCUMENT

距離は短いですが谷底に降りるので暑そうでした。
NEW BLANK DOCUMENT

トレイルを歩こうかな~と思ったのですが、谷底にはガイドツアーが出ていて車も走っていたため興味をそがれました。
ガイドツアーではホワイトハウス以外にもマミーケイブ(Mummy Cave)を訪れ、その近くにあるMassacre Caveには1800年頃にスペイン兵がこの地にやってきた様子が記されているそうです。1805年に100人以上の先住民が虐殺されました。一日ツアーではスパイダーロックも訪れるそうです。
NEW BLANK DOCUMENT

この地に住んでいた先住民はB.C.2500からいたそうで、B.C.200-A.D. 750頃にはバスケットメーカー(Basketmaker)と呼ばれる籠作りが得意な農耕民族が、その後750-1300年頃はプエブロ(Pueblo)インディアンが農耕やターキーの酪農などをして生活していました。1300-1600年ごろはホピ族が、1700-1863年まではナバホ族が生活していましたが、アメリカの歴史の汚点といえるThe long walk が1863-1868年に行われました。その後ナバホの土地が認められ、現在はナバホの人たちが農耕や観光(トレーディングやガイド)で暮らしています。

キャニオン・デ・チェリからMexican Waterに戻りUS-160を東に向かうと4州が1点で交わる、フォーコーナーズ・モニュメント(Four Corners Monument)があります。入場料は一人3ドル。
NEW BLANK DOCUMENT

コロラド、ユタ、アリゾナ、ニューメキシコが1点で交わっていて、ただそれだけなのですが観光客が沢山いました。
NEW BLANK DOCUMENT
NEW BLANK DOCUMENT
NEW BLANK DOCUMENT

皆さんこの真ん中で様々なポーズで写真を撮りますが、日本人の観光客がいて、小心者なのでフツーの写真を撮ってしまいましたしょぼん  
まあ実際は何も思いつかなかったんですけどね。

お土産も売ってますニコニコ
NEW BLANK DOCUMENT
ナチュラルブリッジ国定公園(Natural Bridges National Monument)には3つのナチュラルブリッジがあります。
ナチュラルブリッジとアーチの差はこちら
ナチュラルブリッジ国定公園への行き方は、モニュメントバレーから行く場合、UT-261を北上、モキ・ダグウェイ(Moqi Dugway)を経由しUT-95で左折、UT-275にはいります。モアブから行く場合はUS-191を南下し、Monticelloを越えて、Blandingの先でUT-95へ右折します。Blandingからは40マイル。NEW BLANK DOCUMENT

ナチュラルブリッジ国定公園の見どころは、3つのブリッジです。
シパプブリッジ(Sipapu Bridge): 高さ 220ft (67m)、長さ 268ft (82m)、厚さ 53ft (16m)
カチーナブリッジ(Kachina Bridge): 高さ 210ft (64m)、長さ 204ft (62m)、厚さ 93ft (28m)
オワチョモブリッジ(Owachomo Bridge): 高さ 106ft (32m)、長さ 180ft (55m)、厚さ 9ft (2.7m)

このブリッジを周る、9マイルのブリッジビュードライブ(Bridge View Drive)を走りながら観光しますが、各ブリッジにはブリッジ直下に降りれるトレイルがあります。また谷底で3つのブリッジを巡りハイクすることもできます(3つ回ると8.6マイル)。

ナチュラルブリッジの地層は古く、アーチーズ(エントラーダ砂岩)、モニュメントバレー(オルガンロック頁岩; Organ Rock Shale)よりも古い、シダー・メサ砂岩(Cedar Mesa Sandstone)により形成されています。2億9000~2億5000年程前のペルム紀の地層です。シダー・メサ砂岩は白色の崖が特徴です。

崖が白いですね。これがシダーメサ砂岩。その上には明るい色の泥が酸化してできたオルガンロック頁岩があり、この地層がモニュメントバレーを形成しているそうです。
NEW BLANK DOCUMENT

上の写真の真ん中に見えているシパプブリッジまで降りてみました。
NEW BLANK DOCUMENT

近づいてきました。
NEW BLANK DOCUMENT
NEW BLANK DOCUMENT

ここから木製の梯子を下りて谷底まで行きます。
NEW BLANK DOCUMENT

到着。高さ約67m、長さ82m。大きくてカメラに入りきりません。
NEW BLANK DOCUMENT
NEW BLANK DOCUMENT

谷は砂岩で形成されています。
NEW BLANK DOCUMENT

次のカチーナブリッジ
似たような感じだったのでここは下には降りずブリッジビューからの眺め。
NEW BLANK DOCUMENT
NEW BLANK DOCUMENT

最後はオワチョモブリッジ
シパプ、カチーナに比べて小さいですが、ブリッジの厚さが薄くたった2.7mしかありません目
NEW BLANK DOCUMENT

ここは下まで降りてみました。
NEW BLANK DOCUMENT

砂岩の層が見えます。
NEW BLANK DOCUMENT

到着。薄いせいかかなり迫力がありました。
NEW BLANK DOCUMENT

自然にできたとは思えないような造形です。
NEW BLANK DOCUMENT
NEW BLANK DOCUMENT

アーチ、ブリッジ好きなので楽しめました。