この写真、なんだか怖いですね。
念願のモンサンミシェル。

地区から出るバスに乗って近くまで
向かいます。


少し待てば結構な頻度で
バスが来ます。


読めないけど・・・。
モンサンミシェルがすぐ近くに見える場所で
バスを降りると


シルエットが独特。
この雲が掛かったお天気に
初めて見る独特のシルエットが合わさって
少し怖い雰囲気さえ感じましたkonatu
18世紀の末のフランス革命時に
修道院が廃止され、1863年まで国の
監獄として使用され
その後荒廃したのち、1865年に
再び修道院として復元された建物。

この後、お天気も良くなってきて
修道院としての静粛さを
感じたのだけど
この時点では監獄的な
印象。。。


海岸線から1キロほど沖に突き出た岩山で
ヨーロッパで最大の干満差が観測され
かつては満潮になると
島への道が消えてしまっていたモンサンミッシェル。
かつては多くの巡礼者が
潮に飲まれて命を落としたといわれ
「モンサンミシェルに行くなら
遺書を置いて行け」という言い伝えも
あったそうですkonatu

カトリックの巡礼地として
「西洋の驚異」と称されていますほし

現在は堤防によって結ばれているので
潮の満ち引きに関係なく訪れることができます。

巡礼者たちは、膝でこのモンサンまでを
渡ったそうですwao


シルエットから建物がはっきり
くっきりと見えるようになるとただただすごいkonatu

やっぱりこの壁が気になって仕方が無かったkonatu



堤防からラヴァンセ門をくぐり進むと


まるでそこが小さな街並みのような
レストランやホテル、お土産ものやさんが
軒をつらねるGrande Rueが修道院まで
のびていますsei





良い香りもあちこちからしてきますshoko
あ、このお店の女の人が
すっごいキレイだったwao


長い坂道に連なる
たくさんのお店。
人間は色々見ながら登れるけど
ミヤの前を歩いていた犬は


辛い坂道に肩で息をして
ハァハァ辛そうでしたy’s


勾配が厳しくなってくると
目の前にどんどん修道院がせまってきます★
入口に到着すると90段の大階段konatu


階段を登ると聖堂へ。
修道院に入っていきます。
モンサンミシェルは108年に
聖オベールが大天使ミカエルのお告げを
受けて小さな聖堂を建立したのが始まりです。
1300年に及ぶ長い歴史の中で
様々な増改築が繰り返されてきたので
とても複雑な造りになっています。

入口に


最初のモンサン。


増築されていくモンサン。


現在に近づいてきているモンサンと
模型が飾られていました。
巡礼が盛んになると、多くの人を収容できなくて
岩山の上には十分な場所が確保できないので
上へ上へと建物が積み上げられていった様が
よくわかります。

聖堂の中へ。



11世紀に建てられたロマネスク様式の
聖堂として現存するのはここまで。




聖堂の内陣部分。
天井が高くゴジック様式の特徴でもある
光を採り込む窓。

聖堂の東側へと抜けていくと
見どころの一つとして楽しみにしていた
ラ・メルヴァイユ(驚嘆の意)と呼ばれる

修道院の居住空間として建てられた部分。
最上階の回廊
空中庭園とも呼ばれていますsei





ここで修道士たちが休憩したり
瞑想したりしたそうですちょうちょ
修道士たちは
様々な学術の研究に携わっていたので
ここには薬草が植えられて
それらを使って巡礼者たちの治療も
行ったそうです。


先ほどの聖堂↑
モンサンミシェルの建築は
ロマネスク様式で建てられていましたが
このラ・メル・ヴァイユは当時の時代の
流行を反映してゴシック様式が
用いられていますsei
それまでは暗くて狭いジメジメした
環境にいた修道士たちが
(1日に8時間も祈りを捧げ
労働に身を捧げていた)
広くゆったりとした美しい装飾を施した
環境で開放されたと言われていますUNIKKO_R

回廊から奥に広がる食堂。


両側に並ぶ柱。そこには
59枚のステンドグラス窓が隠れています。

光は採り込みながらも正面は見えないように
してあるのは、修道院は下界とは断絶した世界。
窓の外=俗界を見ないようにするために
考えられた構造なんだそうですちょうちょ

食事中は一切の会話が禁止されていて
一人の修道士が聖書を読み上げ
それを聞きながら黙って食事をしたそうです。
食堂には


構造模型がsei
これだけ昔の人がこのアーチ天井を
力学で考えていたことがわかりますwao


食堂を出て修道院の中核部分へ


貴賓の間
修道士たちが食事をする部屋の下に位置し
特別な人(王族や貴族など身分の高い人)たちが
訪れた際の食事を出す部屋として
使われていました。
天井が高く、大きな窓を設けて光を採り込む
ゴシック建築sei
ここには当時使われていた暖炉が。

暖炉覗いた写真しかなかったkonatu

貴賓室の間から階段を
少し上ると
小さなスペースの
マドレーヌ礼拝堂。


このステンドグラスには
ホタテの模様がsei
昔、巡礼者たちはそのしるしとして
ホタテ貝を見に付け歩いていました。
いまでも巡礼地までの道順を記すものとして
石畳にホタテ貝のマークがついているのも
同じ理由だそうですsei

小さなマドレーヌ礼拝堂を抜けて一旦外へ。

そして太柱の礼拝堂へと続きますsei

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