ソフトボール元日本代表の宇津木監督は、銀メダルを取った後の銅メダルはマスコミの手のひら返しに打ちのめされたという。
この悔しさが北京の金メダルにつながった。
サッカー女子代表はワールドカップ金、銀、オリンピックでも銀。
たしかに勝ち続けることは難しい。ハードルは高い。今回は五輪予選落ちの可能性大。マスコミは手のひらを返すだろう。ファンは厳しい結果でも応援するものだという。一方で厳しいファンがいないからチームが育たないともいう。
どちらも正しいと思う。
さて、最悪の結果からどう這い上がるか。
気になるのは、敗戦後のインタビュー。
一様に「気持ちが足りなかった」という。
型通りの言い訳かもしれないが、では気持ちが足りれば勝てるのか。
バックパスのミスを消極的と考えての言葉だろうが、そもそもどうやれば勝てるのかわからないまま試合に臨んでいるような気がする。
もちろんこうやれば絶対勝てるセオリーなどない。相対的に技を磨き続けるしかない。そもそもその技を相手は封じてくる。だからそれを超える戦略が必要なのだ。
女子サッカーの裾野は広がっているのだろうか。ラグビー同様、世界は常に流動的であり総力戦が求められている。