損得よりも商売十訓の一、損得より先に善悪を考えよ損得、つまり儲かるか儲からないかでビジネスを判断してしまうと、一旦潮目が変わってしまえば、さっと人は去っていくだろう。しかし、金ではなく人の関係で築かれた信頼は、簡単には揺るがない。いまさらながら、なぜ倉本長治が十訓のうちにこれを筆頭に持ってきたのか。わかったような気がする。