情報漏洩を防ぐのに、完璧はないとはおもいますが、それにしてもお粗末なのは年金機構。

ベネッセは悪意ある外部が間隙をぬって盗み出したものですが、年金機構は、内部の、ひらたくいえば、社会人としての常識はずれの「だらしなさ」。ただし、そこをついた相手の高度な(アナログな)アプローチはたいしたものです。

官公庁って、税金で職員の生活を養ってあげて、行政サービス向上のために法的権限を付与しているわけですが、制度設計能力および人的劣化が激しいですね。

民間がちゃんと監査しないと、それこそ国防機密もダダ漏れになるでしょうね。これまでは逆だったんだけどな(笑)。

監督官庁という阿呆らしい制度もやめたらどうでしょう。監督というからには責任を伴います。であれば今回の不祥事は監督官庁が責任をとるべきですが、謝罪程度でしょう。

たぶんお詫びレターとか来るのでしょうが、これも税金。どうりで歳出が減らないわけだ。

今回情報漏洩された人たちが共同で損害賠償を請求したほうがよさそうです。でないとまたふつうにこの方たちに満額のボーナスが支給されるでしょうから。

日本はこのあたり本質的に旧ソ、中国とおなじ政治形態を保持しています。民意が直接行政権に影響しないような仕組みになっているわけです。そういう意味では、先の大阪の住民投票は意味がありましたが…。