「敵を知り己を知れば百戦危うからず」。

いわずと知れた孫子の兵法の一。

日本には戦術あって戦略なしとずっと揶揄されてきましたが、日本の強みはどこにあるのか。意外とわかっていない人が多いですね。

たとえば「集団的自衛権」の解釈変更はまさに日本のストロングポイントの放棄なんですよね。

他国と同じ土俵に乗らない、競争軸をずらす、誰もいない市場をとる…これって最大の日本の強み。ちょっと古いですが、まさにブルーオーシャン。

今回の方向転換は、いわゆるレッドオーシャンへの船出なんですが、やはりアホが多いんでしょうかね。

しかも、やられる前に「切迫、明白」な理由があれば先制攻撃もありだとか。

イラクの大量兵器ではありませんが、ただでさえ低い日本のインテリジェンスでは、「誤認」が日常茶飯事に起こるでしょう。

かりに失敗し、いらぬ喧嘩を買ったとき誰が責任をとり、解決するのか、まったく不明です。

また真の敵ならば、国際社会において日本が不利になるようミスリードを謀るべくあらゆる手を打ってくるでしょう。

日本版NSCなんてものができているようですが、こういう世界の諜略に対抗しうるものなのかどうか。

まあ、庶民は知る由もありませんが、

「戦わずして勝つ」のが最上の策。

現状をみる限り、日本には本物の軍師がいないようです。





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