総務省統計局の家計調査年報4月速報が出ています。
http://www.stat.go.jp/data/kakei/sokuhou/tsuki/index.htm
二人以上の世帯
消費支出は,1世帯当たり 302,141円
前年同月比 実質4.6%の減少 前月比(季節調整値) 実質13.3%の減少
名目0.7%の減少
うち勤労者世帯の実収入は,
前年同月比 実質7.1%の減少
名目3.3%の減少
消費増税のタイミングですから、買い控えなど消費支出が二けた減るのは当然ですが、
問題なのは、世帯の実収入が実質で7.1%減っているということです。
しかも物価は上昇中。
流通も物流コストが圧迫しています。
株高頼みのアベノミクスはもはや化けの皮がはがれてきていますが、
これは「悪いインフレ」の兆候です。
あまりマスコミはとりあげませんが、人々の家計を預かる小売・流通の皆さんにとっては注視すべき数字です。