大阪の格安タクシー会社が、お上から「値上げ要請」をされたそうです。

戦時中から続く統制経済の尾が、残っていますが、それにしても酷いですね。

取引先への圧力、一人当たり人件費の著しい削減、タクシー会社であれば、乗客の安全性に障害を与えるような形での経費削減に依拠する「格安」は許されませんが、

配車の効率化、ガソリンの買い方、新しいサービス提供方法の開発など企業努力による「値下げ努力」を否定しているのであれば、問題でしょう。

今回の内容は精査する必要がありますが、単に、みんな上げたのにズルいみたいな横並び意識がもたらしたものであれば悲しいですね。

まあ、かつて統制経済は自動車産業勃興期に「一社で十分」と考えていたレベルの予測能力ですから仕方ありませんが、最近は制度設計能力もガタ落ちなので、まあ市場に危害を加えないでほしいものです。





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