朝、ワイドショーを見ていましたら、百貨店でプレミアムスナックストアが大人気だそうです。

何年か周期で「プレミアム」がもてはやされますが、映像をみていましたらすごい皆さん買いっぷりですね。

さて、ふと考えたのですが、プレミアムではお決まりの「いま、ここでしか買えない」価値訴求が受けているわけですが、

さて、メーカーと百貨店のどちらのブランドに価値があるのでしょうか。

百貨店は見本市、銘店の場所貸しモデルですから、強いて言えば、よいブランドを見抜く「目利き」にブランド価値があると言えるでしょう。

メーカーからすれば、一般のお店では売れないプレミアムラインを売ってくれるのは百貨店あるいは有力なショッピングセンターの自社店舗しかありませんから有難い存在です。

ただメーカーからすれば、プレミアムラインだけで工場のラインが365日24時間動いてくれれば、素晴らしいですが、さすがに、そういうわけには、いかない。

スタンダード、あるいはベーシックあってこそのプレミアムブランドです。

このメーカーは有力ドラッグストアのストアブランドもつくっています。ラインをフル稼働させているのはやはり数量が出るベーシック。

このメーカーはベーシックの重要性とプレミアムの役割を熟知しているように思います。

その意味で百貨店のベーシックってなんでしょう。プレミアムの集合体がベーシックというべきか。だから一部の百貨店、しかも旗艦店しか残らないのでしょう。

最近、セブンイレブンの100円おにぎりセールの常態化を見るにつけ、ベーシックとプレミアムのあり方はいかにあるべきか考えさせられるのです。



iPhoneからの投稿