4月1日からいろんなものが値上げになり、はやくも反動がでています。

3月の前年比売上は異常値ですが、駆け込み目当てで在庫を過剰に積んでしまったところはこれから大変かもしれません。

だから「春の福袋」なんて売り方もやってます。中身は、過剰在庫の必需品バルクセールですけども。

増税以降はエブリデーロープライス企業が有利になります。

客数が減ったからと言って、ポイント乱発は後々自分の首を締めます。

増税後も増税前と大差なく迎える仕組みづくりがチェーンストアです。

ところで、値上げがなかなか見えませんが確実にアップしているものも結構あります。

ドラッグストアの関係でいえば、医療用医薬品。

医薬品の仕入れには消費税がかかりますが、窓口では消費税はとられません。このままでは仕入れ負担だけがのしかかるので、税金分は売値に転嫁することが認められました。

健康保険の自己負担率もじわりあがっています。

なかなか見えませんが確実に医療費は3%から4%あがってます。

こういう状況のなかで、チェーンストアに求められることはなにか。

不正利益を得ることなく、算用の詳しさをもって、天下の民のために商品を吟味し、より良いものを値ごろで提供する。

原料が上がれば、為替があがればさっさと転嫁する。これは本当の商人はできるだけ避けます。

実は対極にあると思われる自動車産業は円高のときだって苦しみながらもより優れたクルマを手に入りやすい価格で日本国民に提供してきました。

これって、まさに商人道の世界です。産業構造とかそういう問題ではない。自動車産業が海外移転を進めたのはなぜか。その理由と目的をいわゆるエコノミストさんたちは言わないですね。

まあ、それはさておき、4月からの四半期、正念場です。





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