かの有名な仮名手本忠臣蔵の天川屋利兵衛のセリフ。

大阪の商人であった彼は大石内蔵助の男気に感服し赤穂浪士のために武器類を調達。しかしながら事前に露見し、公儀の苛烈な取り調べを受けることに。

そして拷問に耐えながら、この名セリフを吐く。

真の信義に結ばれた男の約束に借用書はいらない。たとえ命を落としても信じた男の義理をたてる。

どっかのパッパラ政党の党首とどっかの裕福な化粧品会社の社長の金銭トラブル。

大事を成す政治家なら、こんなふうに資金提供者から暴露を食うこともないだろうに。

また資金提供者も本物の商人ならもうちょっと人物をみる眼があるだろうし、たぶんこの小物の政治屋が信義に欠いたことをしたんだろうけど、自分の不明を恥じるだけでホイホイと暴露などはしない。

まあフィクションの世界とはいえ、いまどき大石と天川屋のごとき人物はなかなかいないという話。



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