オープンから8ヶ月。心斎橋店を駆け足で取材させていただきましたが、いろいろな発見がありました。
ワンフロア100坪の三層構造ですが、フック陳列を基調とし、衣住プラスコンビニエンス食品で構成。
心斎橋という大繁華街にあるため大商圏型フォーマットのように思われますが、機能はまったくの逆。じつは小商圏型フォーマットとして十分に通用します。
郊外型ドラッグストアでもプロモーションでつくっている「子どもの水遊び玩具+虫採集関連」にしても、通常の二倍のスペース。
しかも価格は、大型の虫ケースを除いては100円です。
コスモスさんクラスの隣にあってもまったく遜色ない、むしろすべてオリジナル商品だけに、利益はダイソーさんに軍配があがるかもしれません。
医薬品に頼らない、非食品9割、しかもほぼオリジナル商品の小商圏フォーマットは、矢野社長曰く「スーパーバラエティストア」と言えます。
バイヤーによる切った張ったの大量仕入れがかつては武器でしたが、世界14箇所にわたる品質、デザインの向上のためのソーシング拠点を整備、そのうえで、ダラージェネラルなど米国バラエティストアチェーンと世界でバイイングのしのぎを削っています。
単価100円のものを国内3600箇所で販売、7万SKUを扱うのですから、ロジスティクスとオペレーションにおけるロス対策は10年、20年かけて仕組みをつくってきました。
この心斎橋を皮切りに、「量産のあかつきには…」ということになれば、ドラッグストアの日雑、家庭用品部門は根本的見直しを図る必要がでてくることになるでしょう。
最近、ビグザム豆腐を食べたので、ちょっとドズル風な言い回しになってしまいましたね(笑)。
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