医療業界専門誌「日経メディカル」に掲載されたノバルティスファーマの広告記事が改ざんデータとの指摘があり、問題になっています。

気になるのは、この広告記事がノバルティスの販促ツールになっていたことです。

雑誌の信用を持って、ウソのデータをバラマキ、シェアアップを図っていたことになり、雑誌は結果的に、それに加担していたことになります。

日経メディカルからすれば、メーカーが金を出して買った枠ですから、専門誌からすれば、検証するにも難しく、ましてや世界の一流製薬会社がまさか改ざんデータを出してくるはずがないだろうという先入観があったのではないかと思います。

このスクープはある経済雑誌のスクープですが、その雑誌とて過去、詐欺で捕まった投資組合もどきの広告をまったく扱っていなかったとは思えません。

月刊MDでも、売場データを引用した広告記事を数多くご出稿いただいています。

データはクライアント様から提供されるものもありますが、編集部ができる限り、リテール側の取材を行い裏どりをするようにしています。

専門誌の信用は、こういう事態になれば一夜にして失います。

編集記事も広告記事も、常に厳格な基準を持って掲載されなければならないと強く思います。





iPhoneからの投稿