月刊MD編集長(2代目)のブログ


フィリピン篇が続きます。


これはSMグループのハイパーマーケット業態。


アジアの主要国には、1990年代後半から、ウォルマートやカルフール、テスコなど米欧のチェーンストアの「ハイパーマーケット(マート)」業態(衣食住をワンフロアでロワーポピュラープライスレンジで提供)が進出し、


2000年にはいって各々のローカル流通が真似、ともに発展していくという構図になっています。


フィリピンは米国の影響が強いでのですが、なぜかウォルマートやテスコが入ってきていません。


ひとつにフィリピンの中間層が乏しいということと、ロジスティクスのインフラが脆弱だったということが挙げられているようです。


そのなかで、SM社やロビンソンズ、ピュアゴールドといったローカル小売りが、それぞれ業態を作り上げてきました。


ただ、店舗数が各社、100店舗ー300店舗くらいになってきているので、そろそろ大きな買収なども起こりそうです。



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陳列もとてもきれいです。しかもバックヤードをつくらず、セントラルヤード方式。


つまり売場のなかで加工、パッキングをします。


このあたりは米国のフードチェーンを学んでいるかんじがします。



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このあたりも、米国チェーンや中国のローカルチェーンと変わりません。


ただナショナルブランドメーカーのシェルフシェア獲得のバトルはSM社とライバル社を巻き込んでかなり激しくなってきているようです。


これも、アジアのほとんどの国で起こっている現象です。



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フィリピンのコメの消費量はアジアでもトップクラス。国内で賄いきれず、輸入にも頼っているそうです。


マニラのロードサイドでは、「ごはんおかわり自由」を売り物にするチェーンが大人気です。


ちょっとのいろいろなおかずで、ご飯を大量に食べる・・。


焼肉にはご飯派の私向きです(笑)。


食べ過ぎに注意せねば・・。