たった一行が世界を変える・・
綾辻行人の名作『十角館の殺人』のキャッチコピーではありませんが、
現実の世界でも稀にこういうことがあるのではないかと思います。
ユニクロの柳井正会長が著書『現実を視よ』のなかで、
たった一行、
「アジア最優秀の経営者」
と評した
フィリピン最大の流通集団、SMグループの副会長テレシタ・シー・コソン氏。
本日、インタビューさせていただきました。
中国からフィリピンに移り住み、小さな靴屋から身を起こした立志伝中の人物を父に持ち、
ハイパーマーケットからショッピングセンター、モール開発、不動産、そしてフィリピン最大の銀行を経営するに至った経営者。
ユニクロのアジア戦略におけるフィリピン進出のパートナー企業です。
大変刺激的な90分間でした。
テレシタさんは、柳井さんを「決断の人」「スピードの人」「自ら構想を持つ実践の人」と言います。
彼女は謙遜して、彼はグローバルの人、私はフィリピンの中でしか考えられないと言います。
ですが、現在中国で5つのショッピングモールを展開しています。
そもそも、ユニクロとの出会いは、彼女がパリで見た店舗。
「これをフィリピンで展開したい」ということで、
直接交渉し、会いに行かれたそうです。
やはり小売業は、「店舗」が主役ですね。
一店舗がやはり大きなビジネスにつながるのです。
いろいろお伝えしたいことはありますが、徐々に・・。
もちろん月刊MDにて特集します。
フィリピン市場の可能性について語るのではありません。
アジアの忘れられた一角、フィリピン市場を通して、
アジア市場を視る、そして日本の流通を視ます。
ご期待ください!