酒の席の与太話。

政局というところだけみれば、

野田総理の解散のタイミングは絶妙。

徳川慶喜の大政奉還並み。

敵が態勢を整えないうちに動いた。

自民は旧幕府。いまの民主は増税反対派がほぼ出たので、自民の一派閥程度のもの。非世襲閥といったところか。

雄藩の役割を果たしたかったのは、橋下氏あたりだったが、残念ながら旧幕府を倒すだけの勢力を束ねる龍馬がいなかった。

龍馬きどりはたくさんいるだろうが、残念ながら本物はどこにもいない。さりとて龍馬がいたとしても、各雄藩に西郷も、大久保も桂もいないのだが。

喧嘩上手の野田総理のおかげで、

橋下氏も石原氏も、とりあえず政権をとったらあとのことを考える…に陥いらざるを得なくなってしまった。

これでは明治維新ではなくて、昭和維新のほう。青年将校たちはクーデター後の構想はほとんど描いていなかった。

青年将校は、クーデター後、自分たちの行動を理解してくれる陸軍長老がなんとかしてくれると考えていた。

よってタナボタはどこか。自明の理。

でも、

政局ごっこしてる場合じゃない。

金融財政、経済、外交、軍事、教育、社会福祉…あらゆる分野に喫緊の課題が山積している。

加えて、

ユニクロの柳井さんの言葉をかりれば、

「国民の金融資産を勝手に担保にとって、税収の二倍の国債を刷って好き放題の予算を組む。なにかが狂っているとしか言いようがない」。

いつから日本にはほんとうの政治家がいなくなってしまったのだろう。

酒の席の与太話じゃ、すまなくなってきました。



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