実は、このブログでロンドン五輪の話題は初めてです。

オリンピックが嫌いなわけではもちろんありません。大好きです。

とくにこの間は、体操男子個人総合、男子競泳リレー、女子バドミントンダブルス決勝は取材先のホテルで明け方かじりついて見ていました。

バタフライの松田さんの、

「康介さんを、手ぶらで帰らせるわけにはいかない」。

すっかり有名になったこの言葉ですが、やはりジーンときますね。

「士は己をしるもののために死す」

北島選手は3人のこの決意をしることはなかったそうですが、

あの泳ぎは、それを知っていたかのような素晴らしさでした。

こんなことを仲間に言われ、奮起しない人間がいるでしょうか。

バドミントンの銀メダルコンビも最高でしたね。

コートで先輩のゲキに「あい!」と応える後輩。ちょっと萌えなかんじですが(笑)、固い信頼の絆で結ばれているのだなあと感じ入りました。

さて、なでしこ。

結果はなにも言いますまい。

ひとつだけ。

呆然としてしまった試合後の表彰式。

なでしこトレインで出てきた選手の満面の笑顔を見たとき、私は不覚にも涙がボロボロ出てきました。

さっきまでの号泣、脱力感を捨て去った晴々しさは、応援してくれた人、大会スタッフの苦労も報われます。

私も思わずテレビ画面に話しかけちゃいました。

「あんたら、すごいよ、最高だよ~」。

五輪三連覇の米国もかすむ、なでしこの引き際の美学。

学びたいものです。












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