スポーツを科学することは、売場を科学するのと同じく面白いと常々思っているのですが、

NHKの「ミラクルボディー」、いやあ面白いですね!

体操の内村選手の回は、まだ録画して見ていないのですが、

本日の男子マラソン、東アフリカのトップランナーの特徴は実に興味深いものでした。

現世界記録保持者のパトリック・マカウ。

つま先に近いほうの面から着地することで、身体の筋肉の受ける衝撃を少なくし、疲労の要因となる乳酸をおさえます。

これは究極の省エネ走法だとか。

人類ではじめて2時間3分台をたたき出した男、ハイレ・ゲブレシレシエ。

心肺機能が超高性能ポンプのごとく、全身に血を巡らせ、赤血球の質までも変え、パワーを持続させます。

この2人の特徴、実は組織や経営にも通じるものがあります。

オペレーションコストの軽い企業はまさにウォルマートのごとしです。

企業は継続的なつよさを持続しなければなりません。まさにマラソンをトップスピードで走り続ける持久力が問われます。

また、赤血球自体が進化し、ベストの状態に常になろうとし、全身にそれを隅々まで巡らせる。

強い企業は、末端にある状態でも自らの努力を続ける個があり、それが隅々までいることで全体的な組織力(パフォーマンス)を発揮します。

まだ見ていないのですが、内村選手の「空間把握力」というものも、まさに「ポジショニング」に通じます、

スポーツは究極の鍛錬が激突し、競い合うものです。

おのずと原理原則というものが、企業経営に通じるのは、当たり前かもしれませんが、やはり勉強になりますね!


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