グローウェルグループの上海一号店は消費者にも取引き先の方々にもとても評価が高いです。
従来からの中国流通の売場づくりセオリーである「ブランド、単品集中主義」ではなく、カテゴリー提案にも挑戦。支持が広がっています。
狭い売場面積のなか店頭のシーズンプロモーションをしっかり行っています。
日本では当たり前ですが、中国では輸入商品とローカル仕入れ商品にかなりの価格差があるため、生活ストアをつくるとき、カテゴリー内をある一定のプライスレンジにおさめるのは、多大な労苦とコスト、技術を要します。
これを知らずして、中国流通の業態論、商品構成、品揃えは語れません。
グローウェルさんの「櫻工房」はそのソリューションを見出す挑戦です。
標準化された手書き風POPを使うのも中国では珍しい例。また定番棚にプロモーションをつけるのもなかなかありません。
文具など上海人におけるコモディティに対応しています。お香なども大事なコモディティ。
日本ブランドに頼らず、空白マーケットにどう切り込むか。
コンビニとハイパーマーケットの間に広がる沃野に日本ドラッグストア陣が果敢に挑んでいるのです。
これまで日本企業の多くは、ジュニアデパート的総合品種店で勝負し、エリア的な成功をおさめていますが、
大都市では、小型生活ストアフォーマットの開発競争が、はじまってます。しかも店頭に人をつけずに、セルフ主体という課題も、同時に取り組んでいます。
その競争は、プライシングや、カテゴリーという概念が今更ながら重要な意味を持ちます。
上海ドラッグストア、あるいはハイパー含め、業態、フォーマット開発はネクストステージに入りました。
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