ドラッグストアのフォーマット開発では「定番棚回帰」がこの数年の傾向です。
ロケーションでいえば、店舗売上の8割は定番棚です。
であれば、やはり定番強化、改善は大切な戦略です。
その中で、通路対面の関連性を高める方法も定番改善セオリーのひとつ。
この店舗のストアセンターの通路ですが、
「生理用品」「洗剤」「菓子」「酒」が対面にクロスされています。
これは、女性の目的買いとついで買いを組み合わせた例です。
古典の領域ですが、ウォルマートのバスケット分析で、
バツイチ男性は、ビールとオムツを買うというのがあります。
日本では、若いお母さんたちが、自分へのささやかなご褒美として、お酒と菓子を買います。
試しに、この通路を通る女性を観察していますと、ほぼカテゴリーごとに一品買っていきます。
極めて定性ですが、IDPOSデータの定量分析と併せて、仮説、検証をしてみると面白いと思います。
ちなみこの通路を抜けると、
「化粧品」と「レジ」です。
しかも、通路から化粧品棚の面が広いほうが目に入るようにしています。
なかなかの導線です。
ちょっといい化粧品をここでまた奨めるのも一興ですね。
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