ただいま5月号の入稿ピークを迎えております。

追い込まれるほどに、アイデアというか思いつきというべきか。いろんなことを発想するものです。(笑)

ブラッドピット主演で映画にもなった「マネーボール」。ビジネスの世界では一昔前にベストセラーになりました。

私も話題になっているころ読んで感銘を受けたことを覚えています。

ものすごく簡単に要約すると、

かつて、メジャーでもっとも成功に近いと言われた男が、日の目を見ることなく引退し、あるとき貧乏球団にして弱小球団のフロントの一員になり、従来の戦力判定とは異なる指標を用い(出塁率など)、メジャー屈しの勝率を誇るチームにした軌跡を描いた物語です。

最近になってたまたまフライトの映画でやっているのを観まして、

これは、売場のデータ分析にも使えるのではないかと思った次第。

マネーボールの主人公ビリービーンのセリフを借りれば、

「思い入れや主観をまったく排除したデータに基づく売場をつくったらどうなるのだろう」。

そんな考えが頭をよぎりました。

読者の皆様からすれば、なんと不遜な考えと思われるかもしれませんね。

月刊MDでは、スタッフひとりひとりの思いをこめた売場づくり、お客への情報発信をうたってますからね。

でも、私は対極を想定することは決して無駄ではないと思います。

棚をストライクゾーンのように9から16分割し、どの位置にどんな属性の商品を置いたら、売れる率がどれだけ高まるか。その棚はどんな商圏特性を持つ店舗グループなのか。

コンビニはこれに近いことをやっていますが、ドラッグストアもあえて徹底的にデータによる理詰めをやってみるのも面白いのではないかと思います。

これをベースにするとどんな場合にカウンセリングを仕掛けると売れる率がアップするかということも考えられるような気がするのです。

まあ、そんなことをちょっと考えまして、メモがわりにブログに書き留めておきます。

やるなら徹底して研究してみたいテーマです。

東大の工学系大学院システム創成学の宮田先生や大澤先生といったトップクラスの頭脳とコラボしたいものです。

さて、入稿もあとちょっとなので頑張ります!





iPhoneからの投稿