この間、ドラッグストアの店舗を取材し、ものすごく大きなニーズがあると想定されるにもかかわらず、
なかなか「カタチ」になっていない領域があるなと感じています。
これまでブログでもたびたび取り上げていますが、
ドラッグストアの同質化はどんどん進んでいます。
かのマイケル・ポーターは言っています。
「ユニークでなければそれはビジネスではない」。
ユニークかつ、ドラッグストアの既存商品との親和性が高い領域はどこにあるのか。
そこをどうやって育てるのか、やりきる人材、組織能力をどうつくるのか。
ここがカギになってくると思います。
「補正下着」など、バストメイク、ボディラインをつくるためのインナーは、化粧品、美容サプリを揃えるドラッグストアにとっては、クロスで展開すると「面」になります。
ただ現段階では、タンピンでの展開が中心です。
これは、ヴィレッジヴァンガードさんの売場。
バストメイクなど補正インナーのシリーズを揃えています。
POPもいいですね。(笑)
ヴィレッジヴァンガードさんは、書店というよりバラエティショップにちかいです。
このシリーズのとなりには、
海外輸入コスメと、
エクササイズのコーナー展開があります。
つまり女性の購買動機を一か所に集めています。
ドラッグストアでも多くの商材は共通ですが、なかなかこのようなカテゴリー展開ができないのが残念です。
これは、大ヒットになった、リーボックさんの「イージートーン」。
おなじブランドでシェイプアップシリーズも出しているんですね。
これは絶好調ABCマートさんの売場。
靴チェーンでもこういうクロス展開(ブランドつながりですが)が行われています。
シェイプアップとダイエットの売場もドラッグストアでもっと面白く展開できるような気がします。
再び、ヴィレヴァンさん。
先ほどのインナー、ビューティ、エステコーナーの中に、ビューティ関連の書籍があります。
これもドラッグストアでもっと展開してもいいような気がします。
「こんなことができるのは、バラエティショップだから」
と考える人も多いのですが、
お客様の目線にもう一度立ってみてください。
月刊MD2月号は「ときめく店舗」というテーマに取り組みましたが、
ときめかない店舗で「買物」をしたくなるでしょうか?
ここには、さすがヴィレヴァンさん、
ビューティ書籍の中に、「恋愛本」を差し込んでいます。
恋愛が女の子をより磨いてくれるということですね。
しかもこのPOP・・いいっすねえ。(笑)
最近わたしは、めっきりひつじですが。(爆)