月刊MD編集長(2代目)のブログ


石川の名湯和倉温泉の加賀屋さん。


「おもてなし」という言葉の代名詞となっている名宿ですね。


「プロが選ぶホテル・旅館100選」の31年連続総合一位という輝かしい実績を持っています。


残念ながら、わたしが行ってきたのではなく、弊社の主幹が取材を兼ねて訪ねました。


タイトルに「加賀屋さんの秘密」なんて大層な題にしてしまったのですが、


たぶん業界では常識なんでしょう。不勉強のそしりを免れませんが、


「へえーっ」と思ったので、ブログに引用させてもらいました。



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これは部屋食用の配膳システムです。

厨房から、各客室階まで自動的に運ばれます。



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コントロールタワーで、配膳状況をリアルタイムに把握します。


加賀屋さんも1000室を誇る大箱ですから、膳の上げ下げは、ものすごい労力がかかります。


ここを省力化し、本来、スタッフが一番時間をかけるべき仕事、


「お客様のご要望に対応する」の


時間をとれるようにしたわけですね。


配膳システムのオートメーション化は病院でもどんどん導入されています。


これも病院でかけるべき作業人時は、医師と看護師さんたちですから、なるだけ間接業務は省力化し、その分を医師、看護師さんの待遇改善などに生かしたほうがいいに決まっています。


*最新の病院では、マイシェフシステムというのがあり、入院した患者さんがなじみのシェフに病院食をオーダーする仕組みがあるそうです。まあ限られた人々の利用だけでしょうが、すごいですねー。


以前、ブログでご紹介した薬樹さんもそうですね。


調剤室の自動化を推進し、薬剤師の本来業務の時間を増やす・・。


自動化、省略化というと、効率化の象徴で、あまりプラスのイメージを持っていない人が多いので驚くのですが、


「おもてなし」の代表である加賀屋さんも、こういうオートメーション化を図っていることを知り、やはりモノの本質を理解していらっしゃるんだなあと思った次第です。


主幹による加賀屋さんの会長インタビューは月刊MD10月号に掲載します。


ドラッグストアでもココカラファインさんのように「おもてなし」を経営理念の根幹に据えている企業があります。


加賀屋さんに学ぶほんとうのおもてなし、接客の極意、組織文化の作り方・・楽しみにしていてください!