月刊MD9月号では、総務省の『家計調査』にみる消費支出変化推移を分析しています。
専門誌も、ときどきは、マクロ分析が不可欠です。
これは全国、2人以上の1世帯当たり1ヶ月間支出の項目をまとめたもの。
黒で示した消費支出は、2011年3月に最大の落ち込みです。
他ならぬ、3・11東日本大震災の影響です。
東北、関東エリア以外の落ち込みは少ないのですが、やはり全国でみれば、10%ポイントを下げています。
山吹色は医薬品ですが、これは3月にもっとも伸びています。5月ごろ落ちつきますが、6月はふたたび上昇しています。
高いアベレージを続けているのは、紫色の家事消耗品。5、6月は熱中対策も含めて家庭雑貨商品がぐんと上がっています。
赤色の食品は、ずっと横ばいです。
参考までに、節電効果をみるために電気代項目を緑色で示しましたが、4月以降マイナス5%になっています。
やはり皆さん節電をしっかりしています。
ユニークな動きとしては、青色の理美容用品も3月には落ち込みましたが、6月には医薬品と同水準に回復しています。*詳細は別ブログで書こうと思いますが、回復基調の中でも、ファンデーションは伸びていますが、口紅は落ちています。
この図表からわかることは、医薬品、家事消耗品、理美容品・・これらは6月には対前年比5%以上伸びているのです。そしてこれらはすべてDgS商材です。
支出が伸びている中で、DgSはどんな提案をしているのか?DgSはそれをきちんととらえ切れているのか?
月刊MD9月号では、さらにここから品目別の詳細分析を進めています。