月刊MDの大人気企画「月刊MD的元気店長」コーナーの取材に来ています。
福岡市のショッピングセンターにあるドラッグストアセガミの諸隈店長。とってもやわらかな雰囲気を持つ方です。
でも実は、日用品をどん!と打ち出してお客様をお店に引き入れて、いろいろお話するのがなによりも大好きという豪快な一面も(笑)。
店長になって4店舗目ですが、他の店舗に来てくださっていたお客様が諸隈店長を訪ねて、この新店にいらっしゃることもしばしばだとか。
お客様が商品ではなくて「人」についています。お客様は諸隈店長とお話しするのが楽しみであり、諸隈店長も遊びに来ていただいたお客様とのコミュニケーションを楽しみます。
この「楽しむ」というのが大事。
「楽しい」コミュニケーションの中にこそ、さまざまなヒントがあります。
諸隈店長は、ついこの前も、遊びに来てくださった60代のおなじみさんに「マキアージュ」の新リップをさしてあげたそうです。
そうするとそのお客様は、とても元気になったそうです。そして諸隈店長さんもお客様からたくさんの情報をいただきます。
「この人に伝えたくなる」・・これがコミュニケーションのポイントです。
コトラーの「マーケティング3.0」がはやりですが、この核は「人」です。
商品を買わなくても、店員さんと会話を楽しむだけで来店されるお客様をいかにつくるか。
お話にきてくださったお客様だけに、店員さんもとっておきの情報をお伝えできたりします。
そうすれば、そのお客様は、いまは何も買わなくても、「自分だけの情報」をもらったというロイヤルティが働き、
自身のさまざまなネットワーキングで情報を発信するようになります。
諸隈店長はこれを実践されています。
ですが彼女の素晴らしいところは、それを新店の新しいスタッフの皆さんに振っているという点。
自分に会いに来たお客様とスタッフをつなげて、その「人」につく力を店舗全体のチカラにしようとしているところにあります。
ちなみに、諸隈店長が持っているのは、もっともお気に入りのフレアの柔軟剤。香りがとてもお好きなのだとか。
「洗い立てのタオルを広げたときにぱーっとお部屋に香りがたつのが好きなんですよ」
「そうそう!私も好き!」というお客様の声が聞こえてきそうです。
諸隈店長の記事は、次号月刊MD9月号(8月20日発売)にて。
どうぞお楽しみに!