店舗のコミュニケーションポイント(CP)シリーズ第6弾です。

中国での取材店舗からです。



月刊MD編集長(2代目)のブログ

これは、長沙のウォルマート。

いくつもの豆類をすりつぶしてブレンドしたものをその場で健康ドリンク(茶)として提供します。

ブレンドは定型パッケージもありますが、お好みのカスタマイズもできます。ホットでもアイスでも。意外と美味しい(笑)。


暑い長沙ですから、夏バテ防止の健康ドリンクは大人気。

「医食同源」の国ですからね。


こういう健康ドリンク提供法はローカライズでしょうが、セルフ一辺倒と思われるウォルマートでも「CP」と考えているようです。


日本の東急ハンズさんでも、「夏に負けない自家製アイスティづくりのすすめ」を展開していましたし、ホームセンターでは毎年必ず梅酒造りの提案を行います。


健康ドリンクのカスタマイズ提案のような他店との差別化を図ることのできるCPは、ドラッグストアでもただのできあいの商品の試飲ではなくて、もう一工夫すると面白いと思います。


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これは、日本でも伝統的な「キッズのファッションショー」。

むかし、イオンさんがオカダヤさんと言われたころの、古いチラシを見せていただいたことがあるのですが、

四日市のビルの屋上で、「キッズのファッションショー開催!」とありました。


中国でも、モデルさんは人気職業のようです。

オリンピックでも万博でも、大活躍でしたもんね。

専門の大学もあります。倍率もすごいみたいです。


日本も負けていませんね。

東京ガールズコレクションならぬ、キッズガ―ルコレクションもあります。

小学生女子が読むファッション雑誌はとても元気です。

雑誌主催、あるいは人気アパレルブランドのイベント、撮影会は全国から顧客が集まります。

ここから、大人のモデルさんやタレントさん、女優さんになる人もとても多い。


雑誌には、ニベア花王さんの広告も入っています。

メーカーも小学生のうちからブランドの刷りこみを行っているわけですね。

すごい時代です・・。専門誌も負けていられません(笑)。


店舗、SCの体験型イベントという「CP」はブランディングの要であり、店舗、顧客、商品の関係=コミュニティを育てていく重要な契機になります。



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これも日本でもファミレスでよく見かけます。オーダーの「CP」ですね。


お水の追加、テーブルをきれいにしてほしい、精算、追加オーダーなど、用途別にボタンがあるわけですが、

いかにはやくお客の要望に適した態勢をとれるかということを追求しています。


これを使いこなせているか否かは別の問題ですが、


アジアでも、セルフサービスの合理性と日本ブランドと言われるきめ細かなサービスの2つの志向が存在します。


後者は、世界に誇るべき日本のサービス輸出です。


いま小売のみならずホテル、旅館業界、エステ、飲食、宅配などのサービス業界で導入が図られているそうです。


日本が培った小売流通サービスの技術と精神の真骨頂を見せてほしいですね!