東京は曇り、雨が続いています。

はやく5月らしいさわやかな天気になってほしいもんですね。


で、思い出したわけではないですが、ちょっと過去の風景へトリップしたくなりました。


ちょうど、5年前のこの時期、ドイツに行く機会を得ました。

ドイツW杯の年です。


はじめてのドイツは、家具小売店の社長さんたちと、まわりました。

日本にIKEAが進出し、ニトリさんも勢力拡大中で、家具小売店の人たちは、

IKEAなど様々なチェーンが進出している中で、地場の中小家具小売店も存在価値を発揮しているドイツの視察を長年続けておられました。


日本も家具職人さんはたくさんいらっしゃいます。

ですからおなじマイスターの国ドイツで、どのように職人と個人店舗、中小店、大規模チェーン店が共存しているか。


わたしもこの具体的事例を探すべく、名古屋の安井家具の安井会長の知遇を得て、取材を兼ねて参加させていただいたのでした。


日本では「衣食住」のうち、「衣食」はそれなりにお金をかけるのですが、どうも「住」が手薄ではないか。


車をもう一台買うよりも、その半分のお金で自分の使い勝手のよいキッチンにリフォームしたり、バスルームやリビングに一工夫して、もっと気軽に「住」を楽しめないか。それは「住」がまだまだ、消費のベースが狭いのでは?ベースアップのためのカジュアルの開発が後れているのではないかという問題意識が根底にありました。


建築家と思いを突き合せながら作り上げていく一生モノの「住」もたしかに素敵です。それにふさわしい、食器や一枚板のテーブル、照明などを揃えるのは、ほんといいですよね。


でもトレーダージョーズのMDコンセプトにもありますが、「こだわりはあるが予算がない」という層も多い。

世代的なものや嗜好の違い、持ち家、賃貸の違いもあるでしょう。

豊かな「住」文化は、そういう対象でも気軽に楽しめる、すこしこだわれるベースとしての「カジュアル」も必要ではないかと思います。


その意味で、IKEAさんやニトリさん、無印さん、カインズさんなどが取り組んでいるカジュアルな「住」の提案は価値があると思います。


前置きが長くなりました。


きょうは休日なので、ドイツでみた風景をいくつか。


はやく5月の陽光を浴びられることを願って。*紫外線には気を付けましょうね!by 月刊MD編集長



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この時期といえば、ホワイトアスパラです!これは、ロマンチック街道の北の起点「ヴュルツベルグ」の市庁舎下のレストラン「ラーツケラー」にて。

こんなおいしいのは食べたことありませんでした。


ビアでもフランケンワインでもべらぼうにあいます!



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ロマンチック街道沿いのいくつかの田舎町でしっかりと地元に根付いた家具小売店をたくさん見ました。

これはそのちかくのレストランです。



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この明るさで夜8-9時くらいです。ドイツはどこにいっても地ビールがあります。

毎日飲んでいたなあ。

フランケンワインって飲んだことなかったのですが、すっかり気に入りました。



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南の起点、「フュッセン」の朝。

はじめての場所は、寝るのがもったいなくて、いつ寝たのか覚えていません(笑)。


実はある大手家具メーカーの社長さんと同室だったのですが、

ずっとその方と飲んでいたような気がします。


その方は、シングルでもいいはずなのに、若い編集者(私)がくるときいて、情報交換したいということで希望されたのでした。


この社長にはのちに、中国最大の家具見本市にもご案内いただきました。

ウォルマートやターゲットなど世界のチェーンバイヤーもやってくる見本市です。

勉強になりましたねえ。


ほんとこういうのを「創縁力」というのですね。わたしもあんな年のとり方をしたいです。



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ロマンチック街道のローテンブルグはマイスターのつくった看板がたくさんあることで有名な町。

でもローテンブルグ以外の町でもたくさんあります。

朝の街を散歩していて、ばしゃばしゃ撮っていました(笑)。



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お約束の「ノイシュバンシュタイン城」。でも観光はここ一か所だけ。

皆さん仕事熱心でしたねえ。


ヴュルツブルグのレジデンツ、ヴィースの教会など、名高い世界遺産のすぐそばを通ったのに・・ちょこっと悔しかったです(笑)。



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世界遺産もいいのですが、やはり風景も。

南ドイツの田舎町はほんとに素晴らしい。どこに行っても絵になる。


南仏派のわたしですが、もう一度、仕事を離れていきたいです!