大阪のミックジャパンさんが新しい業態をオープンさせました。
名前は「くすりばこ。」です。
こちらがミックの貴島社長。アイデアをどんどん実現していく行動力の人です。
この「くすりばこ。」はOTC販売を主体にし、オフィスの新しい配置薬的役割を担おうとする業態です。
売場面積は約4坪。これは薬事法に定められた規格のミニマムサイズです。
しかも可動式です(*折りたためる!)。米欧チェーンの期間限定ショップであるポップアップストア方式で出店しました。
店舗設備コストはなんと従来の坪当たり換算6分の1でできます。
これはこれからの出店コスト、設備コスト抑制時代にあってはマッチした流れですね。
1号店は、大阪南港ATCにオープンしました。
ここは橋下府知事の肝いりで大阪府のオフィスが引っ越ししてきた注目の場所です。
最寄りの「トレードセンター前駅」は、乗降客数が一気に平均1万8000人ほどに増えたそうです。
ところがATCはじめ周辺はクリニックも少ないため、このような家庭の薬箱的な需要に応えようとしたのでした。
店舗は1500アイテム程度を揃えています。
登録販売者兼店長1人でオペレーションします。
またこの業態は、将来的には社員の独立開業の受け皿としても期待されています。
北野店長は、「将来は自分のお店を持ちたい!」という気持ちで1号店店長に立候補したそうです。
同店は、「ウォークスルー」方式の対面販売という合理性を追求する一方、昔ながらの「薬局」の持つ専門性やコミュニケーション力を両立させたいと考えています。
この実現には、いくつもの課題を解決していかねばならないと思いますが、
ともあれ、キオスク型のこの店舗スタイルはオフィスだけではなく、駅ナカなどのニーズにこたえていける可能性を秘めています。
「ワンコイン検診」サービスと組み合わせても面白そうです。
オフィスや駅で気軽に検診してもらい、OTC提案を行う。
またオフィス配置薬MDのカスタマイズも可能になるでしょう。
ビジネスモデルなどの詳細は月刊MD6月号誌上にて。楽しみにしててください。
(おまけ)
土曜の朝早くなのに、なぜか電車は満員、しかも大きな荷物(がらがら)を持った女の子が多い・・
なぜだろうと思っていたら、有名なコスプレの皆さんの撮影スポットなんですね。
天気もいいし、皆さん楽しそうに撮影されていました。
わたしも一眼レフをぶらさげてがらがらを持っていたので、たぶん仲間と思ってくれたのかもですが、会釈されちゃいました(笑)。