月刊MDのシリーズ企画でコーディネータを務めていただいている結城義晴氏のブログです。
現在商人舎代表取締役社長にして立教大学ビジネススクール特任教授、フードビジネスの第一人者です。
現在、同HPでは、地震、津波、原発で苦しむ福島県でドミナントを築いているマルトさんの「孤軍奮闘」のレポートが続いています。
素晴らしいレポートです。ぜひHPをご覧ください。
非常事態冷めやらぬ中、このような状況下で、現地レポートができる人はそうはいません。
過酷な質問を強い、ともすれば「他人事」になってしまう取材レポートを当事者の方々が認めてくださるのは、長年の信頼関係にほかなりません。
被災地の「見て歩き」の私的レポートはだれでも書けるでしょう。
でも、被災当事者であり、過酷な現実と戦う中で、「なにを」伝えてほしいのか、そのためには「だれに」お願いすればいいのか。これを引き受けられる人はなかなか見当たりません。業界に対する熱い思い、愛情がなければ認められません。
手前味噌ですが、月刊MD5月号掲載予定の副編集長の現場レポートは、弊誌のファウンダ―である主幹の日野の長年の信頼があればこそ実現しました。
二人は、立場こそ違え私に、同時期に小売流通の素晴らしさを教えていただいた大恩人です。
一見相反する二人です。でも実は底流に共通の水脈があります。それを知っている人は少ない。
あらためて二人の力に敬服する次第。
共通の後輩たるわたしの雑誌づくり、情報発信の責務を痛感しています。