月刊MD編集長(2代目)のブログ

東急ハンズ新宿店の3階「ヘルス&ビューティー」フロアがリニューアルされたのは11月のあたま。

約1か月半の実績は予算数値より5-6ポイントアップで推移しており、まずは好調とのこと。

わたしも、久しぶりに同店を訪ねましたが、ハンズらしい、「発見」にあふれた売場になっていました。

最近、ドラッグストアでも、わくわくするような売場って少ないですよね。


ことしの秋ぐらいから女性の間で人気なのが、「モバ美(ビュー)」ですよね。

これは乾燥シーズンにオフィスでもどこでも気軽にマイ化粧水ミストができるというもの。

実は、男性の購入率も高いとか。



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これは、イスラエル製の脱毛機器。なんでも同国は軍事産業が世界トップクラスで、このような光学機器は優れものが多いとか。そんなうんちくはPOPには書けませんが、イスラエルといえば「死海の塩」など意外とビューティにかかわるグッズも多いんですね。


ちなみに、ハンズでは、いわゆる催事コーナーを「ヒントステージ」、エンドでの実演コーナーを「ヒントショー」と「ヒント」で横串を通す戦略を実施しており、新年は、羽田の新国際ターミナルにも出店して話題になった金沢の「まかないコスメ」さんがヒントステージを飾ります。来年の干支はウサギですからね、これはまかないコスメさんのキャラです。正月早々、出だしは間違いない選択です。


ちなみにハンズさんは社員教育で、「ヒントハウス」という一軒家を所有しており、ここでさまざまなテーマの商品知識&実践教育が行われるそうです。日経トレンディ編集部では、マンションの一室を借りて、家電比較などで何十台という洗濯機をまわして、ライフテストをしたりするそうですが、ハンズさんも同様の発想ですね。まずは自分たちが使ってためして、それでお客様に伝える・・。これってやはり小売の基本ですね。




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日本のドラッグストアで大々的に展開しているところは少ないですが、アジアナンバーワンドラッグストアの「ワトソン」やコスメ大国韓国のナンバーワンドラッグストア「オリーブヤング」では、ドクターズコスメからナチュラル&オーガニック化粧品へのスイッチが進んでいます。ですが、日本の顧客は、たとえばスキンケアでナチュラル系を使っていても、マスカラなどはやはりメイべリン!という層が厚いので、オーガニックまでいかず、「ナチュラル系プラスカジュアル系の一般コスメ」というボリュームゾーンあたりで、ファン層を開拓したいという狙いもあるようです。


その一例が、フランスの化粧品会社が発売しているキッチュというかポップアップなルックスの「ナチュラル&オーガニック」のラインです。なんでもさる有名オーガニック化粧品創業者の一族が立ち上げたとか。こういう商品を育てていくのも面白い試みですね。


ハンズさんのヘルス&ビューティーリニューアルはとても興味深いですので、第2弾もお届けしたいと思います。


イヴが過ぎていきますねえ。皆様素敵なクリスマスを!