『プレイズタッチ』－【マインドフル】の考察（たまにはシリアス？）
【マインドフル】になって...。すでに『プレイズタッチ』のセミナーを受けたことのある飼い主さんは、未だにその難しさに困惑しているかもしれませんね。このページに出会った皆さまには、より深い瞑想の世界を少し垣間見ていただきたいと思います。
【マインドフル】は、1979年マサチューセッツ大学付属病院、ストレス軽減クリニックの生物学者、ジョン・カーバット－ジン博士によって考案された概念“マインドフルネス”であり、現在ではアメリカの新しい認知行動療法、アクセプタンス・コミットメント・セラピー（ＡＣＰ）、マインドフルネス認知療法（ＭＢＣＴ）として進化を遂げ、幅広い精神治療現場で医療従事者によって対ストレス・うつ病その他の対応が行われています。またこの発展により、アメリカの認知行動療法は第３世代（ＭＢＣＴ）に入ったとも云われます（第１世代＝行動療法／第２世代＝認知療法）。最近では“痛み”までも緩和するケースもあることが分かっています。
かつてノーベル平和賞の受賞候補にも挙げられた、西洋で幅広く平和活動を行っていたベトナム人の仏教僧、ティク・ナット、ハン氏は、マインドフルネスを実践していました。彼の活動が西洋の心理学者に注目され、ブッダの時代の仏教の忠実な教えを実践しているとされる上座部仏教に伝えられる瞑想法が認知行動療法に取り入れられるきっかけとなったとされています。
カーバット－ジン博士が習熟するインド仏教の瞑想法である“ヴィパッサナー瞑想法（心の妄想から一切離れ、その瞬間に意識を集中することで、あらゆる苦から心を解き放つこと）＝マインドフルネス”を患者に教えることから始まりました。マインドフルネスの概念は、西洋から見た東洋の心理的療法導入における発展型、いわゆる仏教心理療法の導入と考えられるでしょう。近年の医学の世界でも、西洋医学の壁も認識され、東洋医療、いわゆる自然療法の重要性も理解され、また同時に導入も始まっていますね。弊社では、ＮＰＯ法人日本メディカルアロマテラピー協会、ならびに日本メディカルアロマテラピー動物臨床部会のご協力のもと、『メディカルアロマテラピー』による人と動物のより良い暮らしの創造を推進しています。
カーバット－ジン博士が習熟するインド仏教の瞑想法である“ヴィパッサナー瞑想法（心の妄想から一切離れ、その瞬間に意識を集中することで、あらゆる苦から心を解き放つこと）＝マインドフルネス”を患者に教えることから始まりました。マインドフルネスの概念は、西洋から見た東洋の心理的療法導入における発展型、いわゆる仏教心理療法の導入と考えられるでしょう。近年の医学の世界でも、西洋医学の壁も認識され、東洋医療、いわゆる自然療法の重要性も理解され、また同時に導入も始まっていますね。弊社では、ＮＰＯ法人日本メディカルアロマテラピー協会、ならびに日本メディカルアロマテラピー動物臨床部会のご協力のもと、『メディカルアロマテラピー』による人と動物のより良い暮らしの創造を推進しています。
【マインドフル】についての理解を深めるためにも、ここで別の言い方を試してみましょう。マインドフルネスの瞑想とは、｢今そこにある瞬間に全ての意識を集中させて、眼の前にある現実を“あるがまま”に知覚、認識すること。決して自身の記憶、感情、思考、経験などに捉われない心の在り方｣ いかがですか？
もう少し噛み砕いてみましょう（しつこいようですが、そのくらい理解しにくいものなのです）。体感してしまえば、｢な～んだ！｣となりますので、ご心配はなさらないでくださいね。
http://www.els-coaching.co.jp/praise_touch/index.html
マインドフルネスとは、｢動作、呼吸、想念など、自己の有する全ての評価基盤を捨て、決して判断を行わずに、直感で観察し続けること｣です。
一つの対象に注意深く集中をし続けることに習熟できれば、深いリラクゼーションが得られ、不安、うつ症状、あがり症状、緊張などのいわゆるストレス症状全般に由来する神経的症状が緩和され、軽減することが実証されています。
近年（2002年）には、ネバダ州のネロにて学会が開催され、多くの研究者や臨床かが集い、様々なケーススタディーが発表され、その後に意見や質問等に対応する形で出版された書物が日本にも存在します。日本では原初的な認知療法でさえ導入が遅れているとのことですので、ご興味のある方はどうぞ。
｢マインドフルネス＆アクセプタンスー認知行動療法の新次元ー｣
編著：Ｓ．Ｃ．ヘイズ、Ｖ．Ｍ.フォレット、Ｍ．Ｍ．リネハン
認知行動療法というだけでも、私たちには雲の上のできごとに感じますが、この考え方でもまだ足りない（？）という考え方も同時に発展し、『マインドフルネス心理療法』の一派とする『自己洞察瞑想療法』の啓蒙活動も、すでにここ日本においても行われているのです。
認知行動療法では、効果判定の研究が特に重視され、上述の“不安、うつ症状、あがり症状、緊張などのいわゆるストレス症状全般に対する、瞑想による深いリラクゼーション（リラクゼーション型瞑想）”状態での思考内容を調査し、それに適切な修正を加えて行きます。しかしながら、思考内容に特定の変化が見られずとも、同症状に対しての“効果”が上がるということがわかってきたのです。思考内容の調査の過程における“脱中心化（＝脱同一化）”が自然に促進され、同症状を軽減していると考えられました。
“脱中心化”とは、不安、うつ症状、あがり症状、緊張などのいわゆるストレス症状全般のネガティブな感情は、現実を反映したものではなく、同時に自己の中心的側面でもないと認識することです。この自然な自己対応が身につくことにより同症状群からの距離が徐々にとれるようになり、距離が取れるようになると、患者自身が第三者的にそれらの症状をどのように体験しているのか（？）という感情、「体験様式」に変化をもたらします。（「体験様式」については、臨床心理学者による臨床動作法をご参照ください）
この“脱中心化”を促進するための技法として『マインドフルネス瞑想法（洞察型瞑想法）』が注目され始めました。「“悩む人”から、“悩みを観察する人”になりなさい」という上座部仏教僧侶の教えであり、『プレイズタッチ』の核を成すと言っても恐らく過言でない、「貴方の持ついっさいの解釈や判断は捨て去り、集中して注意深く貴方のパートナーの心を探る努力をしてください」という手法です。『プレイズタッチ』が想像以上に凄いものであることが見えてきましたか？
さて！ 「じゃあ、実際に【マインドフル】ってどうすればいいの？」と痺れをお切らしの御仁も多いかと存じます。これだけの知識を持って臨めば、最初は難しいかもしれませんが、たった３分を毎日繰り返すうちに【マインドフル】になって『プレイズタッチ』を行うことも必ずできます！
『プレイズタッチ』の“究極のコミュニケーション”を通して大切なものを教えてくれる動物たちへの“感謝の気持ち”を常に忘れずに、パートナーとの新しい世界を築いてください！
子供も動物も一緒、心から「ありがとう」
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