世界がピンク

世界がピンク

ももクロにどハマりしたおっさんの、いろいろとイタめなメモ帳。

4人の女の子たちが、でっかい夢に全力で立ち向かう。
彼女たちの武器は、「気持ち」と「タフな仲間たち(メンバー、スタッフ、モノノフ)」。

Amebaでブログを始めよう!

今年も行ってまいりました!

アヤカ国民(AYAKA NATION)としてアヤカ国(AYAKA NATION)へ!

昨年は、子役時代から芸能界に挑戦してきたあーりんが、ときに挫折を味わいながら引退のことも頭によぎった頃、ももクロに呼び込んでもらって、がむしゃらに頑張って、花開いて、とうとう1人で10,000人もの観客を相手にライブをするという、その佐々木彩夏さんの背景を重ね合わせてウルウルしていた私(→昨年の参戦後のブログ記事はコチラ)。
そんな私ですが、今年はそういった感傷的なモノは一切抜きに、ただただ、アイドルあーりんがぶっ放したエンターテイメントを、腹いっぱい2日間かけて味わい尽くしました。そして、その後もずっと、今もまだ「胃もたれ」を堪能しています。

今年は1950年代アメリカがイメージコンセプトということで、ちょっとレトロな世界観の中で架空の人物(ふたりの若者)の青春と恋心がプロムパーティになぞらえて描かれました。
以下、ネタバレ気味なので、ネタバレ困るという方は読んでしまわないようにご注意ください











(1)構造上からの整理

手始めに、2DAYSのセットリストを、分かりやすいように色分けして並べてみました。

 


ブルー(濃淡ふくめて)の部分は男子パート=ハンバーガーボーイくん。


オレンジ(濃淡ふくめて)の部分が女子パート=チェリーパイちゃん。


イエローの部分は、両日ともに、アンコール含めて共通構成となっています。唯一、本編ラスト曲(太字)だけが、DAY1とDAY2とで違う曲になっています。

ライブ中にあーりんの口から「DAY1は男の子寄り、DAY2は女の子寄り」と受け取れるような発言がありましたが、こうして見比べるとよく分かりますね。綺麗に対照的な色分けがなされています。
また、とても几帳面に構成されたセトリだということが分かります。男子パートも女子パートも、まったく同じ5曲が、まったく同じ曲順で、並べられています。そして、男女パートのつなぎ部分には、DAY1が男子目線で、DAY2が女子目線で、それぞれ3曲ずつ組み込まれています。

(2)アンコールの扱い

あーりんはアンコールまでの19曲で、両日ともライブをきちんと完結させています。つまり、アンコールを完全にオマケとして位置づけています。

もっとも、アンコール後のパートは、DJ KOOさんが参加してくださったり、キラーチューン連発だったりという強力なブロックですから、あまりにも贅沢で楽しすぎるオマケということになってしまいますけどね。^^;

とにかく、今回のAYAKA-NATIONのテーマにおいて、アンコールは除いて考えることができるということだけ、ここでは抑えておきます。

(3)意味の上からの整理

いきなり推理と仮定の話になってしまいますが、オレンジとブルーのブロックは、前述のあーりんの発言も加味して「同じ時間軸で起きた出来事」を男女それぞれの目で描いたものだと考えてみます。つまり表と裏、みたいな関係ですね。

ちなみに。この表と裏というか、同じ時間を両側から見ていくフォーマットは、DAY2のセトリ2曲目に入っている「想い出のサマーナイツ」で用いられている手法でもあります。この曲にインスパイアされた可能性も、あるかもしれません。

とまぁ、言葉で書くと難しい屁理屈をこね回しているように思えるかもしれないけれど、つまりは下記のような形になります。



 

(4)セトリで表現される2人の物語

① 淡いブルーと、淡いオレンジの部分




<男子:ハンバーガーボーイくん>
男子パートでは、いきなりチェリパイちゃんにお熱です。完全に一目ぼれ(「My Cherry Pie」)。
でもなびてくれない。つれない。ガードも頭もカタい女(「Hard Headed Woman」)は厄介だぜ、と強がってます。
「何だよチェッ」てなもんで、男友たちとつるんでる方が楽しいや(「Jailhouse Rock」)なんて言ってるうちに、アメフト野郎がチェリパイちゃんにモーションかけてきたりなんかして悶絶するわけですが(「ジュリアに傷心」)、最終的には振り向いてもらえるようで(「ファンキーモンキーベイビー」)、めでたしめでたし。

<女子:チェリーパイちゃん>
We go together」「想い出のサマーナイツ」の2曲は、ハイスクールの男女の恋を描いたミュージカル映画「グリース」の劇中曲だそうです。チェリパイちゃんも、ハンバーガーボーイくんの第一印象は悪くなかったようです。「この人といると楽しい!」と思っていたのかもしれません。
ところが、知れば知るほどガキっぽいハンバーガーボーイ。友だちに自慢したくても散々な言われようです(「My Hamburger Boy」だけではなく「想い出のサマーナイツ」にもそのようなくだりがあります)。
友だちウケの悪い、そんなちょっとイモっぽい彼に多少の不満もありながら、でもやっぱり好きな気持ちは変わらないようです。「ハートをRock」では、私の好みに少しずつ変えちゃおうなんて歌ってます。曲中では彼氏がちょいとハイソでおカタい人として描かれていますが、ハンバーガーボーイがそんな奴だとは思えないので、ここでは曲に込められたエッセンス(=合わないところが多々あるけど、やっぱりあなたが好き)にウェイトを置いておくのが吉。
気になるのが「ラズベリードリーム」です。この曲は「」を歌っています。その夢とは、ハンバーガーボーイとの未来……ではないのかも?


② 濃いブルー、濃いオレンジの部分



 

このパートは2人の距離がグッと近づいた後、いわゆる彼氏彼女の関係になった後の時間ですね。
男子パートでは「スリル」で官能的でちょっとカラダの匂いがする、舞い上がったエロいハイテンションを歌います。いかにも男の子っぽいですね。付き合いだしたら頭の中そればっか(笑)。
誘惑」においてもやはり肉欲的な歌詞はあるのですが、「ふたりを試してる」のような翳(かげ)も香ります。ふたりの間に微妙なズレが?
そして、一転「Eye of the Tiger」です。これが、ピンと来なかったのですが、DAY2の女子パート(「ラズベリードリーム」以降の4曲)と合わせれば、ある解釈が浮かび上がってきます。

恋の妨げとなる何か? それは、もしかするとチェリパイちゃんが「ラズベリードリーム」で表現していた夢? 素直にそれを応援できないハンバーガーボーイが、自分の中の卑しい小さな心と闘っている? あるいは、夢を追うチェリパイちゃんに刺激を受けて、俺も何かに挑戦しようと自分を奮い立たせようとしている?

目を転じて、女子パートの濃いオレンジのブロックを眺めてみると。

何となく、「もしかするとチェリパイちゃんは夢を選んだのかも?」という気がしてきませんか。
ハンバーガーボーイと別かれると決めて、ひとりで見上げる「桃色空」は確かに勇気をくれます。それでも、桃色が夜の帳に隠されてしまえば「あなたに逢いたくて」たまらない。あなたのぬくもりを思い出しながら、瞳を閉じて、隣にあなたがいることを想像したりする。

そして昨年に引き続き歌われた「ever since」。

 

 ♪ どんな夜も独りじゃない もう一度だけ一緒に始めよう

 ♪ 「間に合わない」なんてない

 ♪ 壊れかけた夢 拾い集めたら そう立ち上がって

 ♪ ずっともう前だけを見て 進んでいけばいいよ

 

あーりんにとって、この曲はとても大切な曲なのかもしれませんね。夢に向かう途中、苦難に見舞われると励ましてくれる。そんな歌詞が印象的です。

ところで、あーりんはこのブロックで、「あなたに逢いたくて」をとても素晴らしく歌い上げました。ものすごく、チェリパイちゃんの切なさが伝わってきたんです。
もともと涙腺がゆるい私は、思わず泣いてしまいました。ちょろいオタクだなぁ…なんて思ったりもしたのですが、ライブ後の感想戦やTwitterなどで、他にも泣いたっていう人がたくさんいたんですよ。ものすごく嬉しかったです。私のバカになった涙腺のせいじゃなくて、あーりんの歌声がたくさんの人を感動させたんだと分かったから。

歌が超うまい! なんて言いません。
でも、間違いなく、佐々木彩夏さんには「伝えるチカラ」があるんだと分かった1曲でした。


③ イエローの部分



苦しみながらも夢を選んだチェリパイちゃん、そしてたぶん、それを応援する覚悟を決めたハンバーガーボーイ。「Link Link」は、そんなふたりの旅立ちの歌。

明るく突き進もう!もう会えないってわけじゃない。次にあったときには、たくさんたくさん話そうね。

そして、吹っ切れたのか、「キューティーハニー」で「変わるわよ~♪」です。これは一歩間違えばギャグっぽくなっちゃうんですけれど、とにかくステージ上のあーりんがちょっとエッチくて可愛くて、まぁ本当にどうしましょうかね。あんまりにもコケティッシュでキュートなものだから、ギャグに転ぶことなくスムーズに展開されていきます。

これは、チェリパイちゃんの夢が叶いかけているのかな?  そんな印象を受けました。

続いてYUIさんの曲がふたつ。「SUMMER SONG」と「Laugh away」です。どちらも、前向きで素敵な詞とメロディですね。
つらいとき、ヘコんだときには帰る場所があるよ。会える人が待ってくれているよ。別に退路を断つかのように深刻に考えすぎる必要はなかったんだなぁ。夢と恋愛は両立できるじゃん。なんでできないと思っていたんだろう? そんな心の声が聞こえてきそうです。
このあたり、「いつか結婚したとしてもアイドル」 「ずっとももクロ」という旗印にも通じるのかもしれません。

そのまま疾走感のある「今すぐKiss Me」へ。周りなんて見えない。どストレートに大好きだ! 愛してる! チューしよう! 
結局、夢は叶ったのか、届かなかったのか。その辺はちょっと、はっきりしません。でも、夢が叶っても叶わなくても、それが唯一無二の人生なんだし、大好きな人がそばにいるんだし、それで良いじゃん。そう思わせてくれる力強い、愛の歓びに満ち溢れたパフォーマンス。

本編のラストは、DAY1が「バイバイでさようなら」、DAY2が「HAPPY Re:BIRTHDAY」です。
実は、DAY2の深夜までは、このラスト2曲の表面的な部分に引っ張られて、私は「最終的にふたりは別れたんだ」と思っていました。でも繰り返しセトリを眺めて、あるいは何曲かは音源を手に入れて聴き返したりしてるうちに、やっぱり「2人は結ばれて添い遂げたのかもしれない」と思うようになりました。
 

ここまで延々と書いてきた解釈も、そもそもすべてが私の妄想にすぎないのだから、ラストだって妄想を最優先させます。

 

ハンバーガーボーイとチェリーパイは結ばれた! ハッピーエンド!


だってね、あーりん扮するハンバーガーボーイ。こいつが思ってたよりいい奴なんですよ。ルックスだってもちろん良いし、お調子者だってことを除けば、とっても可愛い男の子です。いや、お調子者だってこともふくめて、とっても可愛い男の子です。
そしてあーりん扮するチェリーパイ。このコはもう言うまでもなく地上最高史上最高に素敵な女のコです。ハンバーガーボーイに取られるのは、正直シャクです。でも、チェリーパイちゃんがハンバーガーボーイを好きだって言うんだから、もうしょうがないじゃないですか。

おっさんなので、10代の恋心なんてのはそうそう結実しないし、大抵において恋したくて恋してる部分もあるわけで、そんなうまく行くかいな、なんて思う部分もあるんですけどね。
どうしても、ふたりには、ふたりで、しあわせになって欲しいな、と。時間がたてばたつほどに、その思いが強くなって、どうしようもないんです。

それだけ、あーりんがステージ上で見せてくれたふたりの青春が、私には眩しかったんです。「いいなぁ。俺の十代は灰色すぎたなぁ」なんていう、一抹の後悔すら心地いい。まるで、華やかなミュージカルのような奥行きすら感じられる、そんなライブだったと思います。

 

今年はとにかく、あーりんを通してふたりを観ていたというイメージが強いです。そこにいるのは間違いなくあーりんだし、あーりんならではのかわいらしさやかっこよさが溢れていたんです。

でも、私が観ていたのは、あーりんではなく、あーりんが演じるふたり。そんなふうに思います。

 

表現する、あーりん。

 

今年の AYAKA NATION 2017 で私の頭に浮かんだ言葉は、これでした。

だって、気づいたら、あーりんじゃなくてハンバーガーボーイを、チェリーパイちゃんを、観てたんですよ。おかしな話ですけど、今も、ハンバーガーボーイとチェリーパイちゃんのことを考えていたりします。もうね、こんなもん、深刻な病気ですよね(笑)。

 

でも、それくらい、世界観に没入できたんですよ。少なくとも僕は、あの夜のプロムパーティがまだ終わっていません。

もともと感情移入とかしやすい性格なんですけど、それにしたって、楽しいやら面白いやら切ないやら盛りだくさんの、こんな “ミュージカル作品” みたいなライブを見たんだから、胃もたれという名の余韻がいまだ抜けていないのも無理はないと思いません?

 

 

♪ Prom-Party goes on! 運命の相手と朝まで踊りましょう

♪ ふわふわのドレス着て さあさあ Everybody 

♪ ダンス!ダンス!ダンス!ダンス!

 

 

 

09/19(月・祝)、「AYAKA NATION 2016」に行ってきました。
以下、思い出補正と後日情報を交えた、例によってネタバレたっぷりの「自分メモ」です。

 

 

二十歳を迎えた「あーりん」こと佐々木彩夏さんの記念すべき、初のソロコンサート。なんとあの横浜アリーナに、たった1人で11,716人を詰め込みました。
http://natalie.mu/music/news/202408

 

私の席は、ステージに向かって左側の下段スタンド(横アリだと「アリーナ」と称されるけど^^;)でした。近くはないけど、ちょうど天上に吊られた四面モニターを真正面で見られます。当然その下にあるサブステも、ほぼ真横からばっちり見えます。
唯一の難点は、ステージバックのメインモニターは、天井から下がった巨大スピーカー(?)のせいで、ほとんど見えなかったこと。ライブ中、このメインモニターにしか表示されないVTRがいくつかあり、それが演出上の肝になっていることもあったりして少し残念でした。

ただ、四面モニターには歌詞がリアルタイムで表示され、これがしっかりと見える位置だったのは有難かったです(知らない歌もたくさんあったので)。

 

もともと席の近さとかにあまり執着がない私は、傾斜のおかげできちんと前が見えるスタンド席も、わりと好きだったりします。しかも今回は背後が通路だったので、「こりゃ気兼ねしなくて良いや」とほくほくしていました。
ところが、しばらくした頃、ちょうど私の真後ろの柵(手すり)のところで誰かが立ち止まりました。そして、そのまま一向に動く気配がありません。怪訝に思っていたら、時間が経つにつれ、そこらじゅうの通路で、そうやって居座る人がどんどん増えていきました。

 

そうです、なんと「立ち見席」が出ていたんです。

 

正直、AE先行では当選してる人が多かったので、少し不安でした。
スタンドに空席が目立つくらいなら、たとえチケット獲れなくても超満員のほうが良い。キレイゴト言うなよと怒られるかもしれませんが、これはキレイゴトなんかじゃなくて、まったく当然の帰結です。スカスカよりも超満員のほうが、あーりんにとって良いわけです。あーりんにとって良いことは、私にとっても良いことです。

でも、そんな心配は杞憂に終わりました。
開演が近づくにつれて、下段スタンド通路の柵に沿って、「椅子が無くたって構うかよ」って面構え(※私の妄想フィルタ越し)の頼もしいファンがずらりと。その様子を眺めながら、「こんなにたくさんの人たちが、あーりんを見たいと思って、ここに集まった。夢みたいだなぁ、本当に良かったなぁ」ってうるうる。(早

 

会場のウェルカムBGMは、往年のアニメ主題歌が多め。中でも「かぼちゃワイン」が流れたときは、嬉しかったです。毛量たっぷりロングヘアだったころのあーりんは、目の位置低めの童顔パーツ配置のせいもあって、どことなくアニメっぽさがあり、(体はもちろんずっと小さいんだけど)「かぼちゃワイン」のヒロイン・L(エル)ちゃんに雰囲気が似てるなぁ、と思ってました。

 

 

ライブが始まってからのことは、セトリとともにふり返ります。
といっても、25曲もあるので、刺さったフレーズなどを載せつつ、ほんのひとことふたこと。

(1)HONEY

(2)Greatful Days

アヤカ国(AYAKA NATION)のあーりんから、アヤカ民(AYAKA NATION)への一発目のメッセージ。浜崎あゆみさんの曲で幕開けです。やっぱりあーりん、あゆが大好きなんですね。愛しているんですね。

 いつだって側にいて そう誰よりも側にいて
 私よりもずっと私の事知ってる

 そして思い出すの
 自分の事のように一緒になって泣いてくれた横顔を

「HONEY」のこのフレーズ。あーりんは、私たちファンのことをそんなふうに思ってくれているのかな。などと、自惚れてしまいそうな歌詞。

 待ち焦がれていた季節がやって来て
 ざわめきだす風 動き出す街並

 短い夏が始まって行く
 君といくつの思い出つくろう

 短い夏が終わりを告げる
 その瞬間も君と迎えよう

このあたりは、今日という「Greatful Day」を迎えた私たちの気持ちを代弁するかのようなフレーズです。あーりんも同じ気持ちで歌っていたのかもしれないと思うと、どうしようもなくわくわくします。

 胸を痛める話ばかりが この頃じゃ溢れてるけど
 悲しみの為に楽しむ事 置き去りにしないでいて

生きたくても生きられなかった人たちのことを思います。理由もなく逝かねばならなかった人たちのことを思います。だからって今、生きている私たちが楽しむことをためらってはもったいない。

(3)夏色のナンシー

(4)秘密の花園

ここからの2曲は、あーりんが、昭和のレジェンド曲に挑みます!アイドルの中のアイドルに、ももクロのアイドルが真っ向勝負を挑みます!
まったく、あーりんのクソ度胸には驚くばかり。「生きる伝説」たちの歌を、歌う。無謀に思えるこの挑戦の「真意」は、新曲やMCの中で語られる、「あーりんはあーりん」という言葉に帰結していくことを、このときの僕はまだ知りません。

 

あまりにも有名なこれらの曲。これをあーりんが組み入れてきた意図について、夏の終わりだから、王道アイドル曲だから、という以外に何かあると仮定して、無益かつ好き勝手な深読みを試みるならば。
恋のようで恋じゃない、愛のようで愛じゃない、という、あーりんとプニノフとの関係性を定義・明言されたかのようにも感じます。「私たちは、そういうんじゃないけど、でも分かるよね?」みたいな。

(5)サボテンとリボン

(6)イマジネーション

(7)青春賦

ここまでのブロックはカバー曲ばかりで、ここからももクロ曲のブロックに入ります。

 

あーりんには、ソロ曲もユニット曲も数えるほどしかありません。なので、どうしても、相当な曲数のカバー曲をセットリストに組み入れて、「カバー曲」+「ももクロ曲」+「ソロ曲」でセットリストを構成せざるをえません。

もし自分ならどうしただろうかと考えてみると、オープニングにはソロ曲2枚看板のうちのどちらか、あるいはももクロで「あーりん曲」と言われるような曲をぶつけて、一気に盛り上げてしまうという「逃げ」を打つ気がします。
でも、あーりんは違います。いきなり4曲立て続けにカバー曲。これ、相当な度胸だと思います。いきなり、人によっては知らない曲・初見の曲を聴かせようというのですから。パフォーマンスに自信がないとできません。

 

そうやって4曲も空手で勝負したあとに「サボテンとリボン」。

もうね、曲が始まった瞬間、会場がドォォォォォ!と湧きました。「待ってました!」とばかりに。
おそらく1曲めに持ってきていたなら、ここまでの反応はなかっただろうと思います。

 

そして、「イマジネーション」へ繋ぎます。

モノノフさんから大人気で「ション曲」という言葉を生み出した「デモンストレーション」「イマジネーション」ですが、実は私はあまりハマっていません。でも、この日の「イマジネーション」は特別です。めっちゃくちゃ楽しかった!^^

曲の途中でふいにバックステージに引っ込んでは「きこえるかー!」と吠えながら、別の場所からあーりんが現れる。しかもその間に衣装チェンジとかまでしちゃう。

 

何これ楽しいっ!

 

あーりんは、歌がべらぼうにうまいわけじゃない。でも、エンタメのことは熟知しています。楽しんでもらおう。驚かせよう。喜んでもらおう。彼女のそんな気持ちがいっぱいつまったパフォーマンス。

 Dear My Prince 私は貴方となら どんな宇宙理論も軽々超えられるよ
 指先が触れ合うだけで 空も飛べるの

これも、あーりんからプニノフに向けた言葉だと受け取って聴いていました。
私たちが推すことで、あーりんはどんな宇宙理論を軽々超えられる。そう信じられる夢のような時間の真っ只中にいたんですから、妄想だろうが何だろうが、これくらいのことは許していただきたい(笑)。

 

ぶち上げまくったももクロ曲ブロックの最後は、「青春賦」。

私、入社してまもなくの頃に、ろうあ者の先輩と同じチームになったことがあります。彼は唇を読めたので、こちらから伝えるのはさほど難しくないのですが、相手から伝えてもらうのには筆談を加えたりゆっくり口を動かしてもらうなどしなければならず、少し手間取りました。そこで、私は彼に手話を少し教わり、手話の本を読んだりしていました。

なので、あーりんが両腕を動かしながら歌っているのをみた瞬間、「青春賦をひとりで歌うと地味になるから、動き少なめの振りをつけた?」と思ったのですが、すぐに「あ。これ手話だ」と理解しました。

 

ということは、この会場に、手話で伝えたい人がいるってことだ。

 

そう気づいたときに「嗚呼。このコは、なんて真摯で、情の濃い人なんだ」と胸が熱くなり、たまらなくなって涙が。だって、あーりんったら、直前の曲で「きこえるかー!」つってるわけですよ。それ、きっと聞こえてないんですよ、その人(たち)には。
でも、もしかしたら、あんなにいろんな「面白さ」を取り込んだパフォーマンスなら、聞こえなくても伝わったんじゃないかなって。つまり、エンタメってそういうことなのかも、って。アイドルってそういうことなのかも、って。歌手じゃなくてアイドル。だから、あんな「イマジネーション」を披露できるし、こんな「青春賦」を披露できるんだ、って。
曲順や演出に込められたあーりんの想いが見えてきたような気がして、たまらなくなりました。

(8)ever since

松田聖子さんの曲につなげてSAYAKAさんの曲、という流れにしてしまうと、あざとさが出ちゃうところ。そこを間に「ももクロ曲ブロック」を挟んだことで、ケレン味を消しつつ、青春賦の歌詞ともリンクしているような気がします。

また、パンフで述懐されていた一度は芸能界を引退するつもりで準備していたという過去を下敷きにして聴けば、また違った趣きが得られる曲です。

 あの時咲いた花を 胸に抱いたまま
 歩き出せずにいた 道が見えなくて

 きっと胸の奥にある ほんの小さな勇気 強く抱きしめて僕は

 どんな雑踏も 時代も 生きていこうと思う

(9)A Song for XX

(10)Together When…

このあたりから少しずつRockパートにシフトしていくような選曲です。

 

この2曲は、不勉強にも知りませんでした。なので、1曲目を横アリで聴いたとき、最初、「ヒャダインさんに依頼したという新曲かな?」と思ってしまって。それぐらい、あーりん・・・というか佐々木彩夏さんのことが綴られているような歌詞。切なくて切なくて、でも今は違うんだそうじゃないって思うと、嬉しくて嬉しくて。タオルで目を拭いながら聴きました。

 居場所がなかった 見つからなかった
 未来には期待出来るのか分からずに

 一人きりで生まれて 一人きりで生きて行く
 きっとそんな毎日が当り前と思ってた

事前にパンフを読んでいたので、これらのフレーズを歌い上げているときの佐々木彩夏さんの姿と声が、よりいっそう胸に迫りました。泣きました。

キッズタレントとしてそれなりに名を売ったけど、その先はどうやら芽が出なさそうだという自己分析。ももクロに引っ張られてきた当初は、自分の役目(居場所)が分からなかったと、かつてインタビューで述懐していたこともあります。「芸能界は個人戦」と思い知り、冴えた冷めたマセた目で見つめていた少女。

 

そんな彼女は今、ひとりじゃありません。ひとりで横浜アリーナに立っていますが、ひとりじゃありません。

 

最高にバカで最高にかっこよくて、まるで太陽みたいなリーダーがいます。

 

一番頼りなさそうに見えて、困ったときには一番頼りになる、まるで月明かりのような最年長がいます。

 

うぜぇうぜぇと言いながら結局は相手してくれる、面倒見のいい、一番歳の近いお姉ちゃんがいます。


そして、かつて子役オーディションで名前を見つければ「ああ今日はダメだ」とまで思わせていたあの先輩が、クソ生意気な最年少を懐深く受け入れてくれます。

 

しょせんひとりで戦うのが芸能界だと達観していた彼女は今、最高の仲間たちと一緒にガハガハ笑いながらでも、ちゃんと戦えるし成長もできるんだと知って、何だかしあわせそうに駆け回っています。

(11)バンビーナ

(12)Separate Ways

(13)OH YEAH!

ここから、一気にRockパートが加速します。

 

特に「バンビーナ」。

イントロが聞こえた瞬間、横浜アリーナに怒号のような歓声が。
この曲はずるい。ずるい。うん、ずるい。(3回言いました)

 

「Separate Ways」は、会場ではただただ「うっひょー!ドヤりながら英語で歌うあーりんカッコイイー!」って狂いながら聴いていたんですが、後で歌詞を調べてみてちょっと思うところが出てきたりもしました。

 世界も心もふたつに割れて 僕らはここに
 眠れぬ夜、崩れそうになりながら、君に手を伸ばす

 つないだ手が離れて 違う道を歩んでいても
 いまも君を愛している

 悪いことが重なって 迷って 傷ついて 瞳はもう交わらない
 何度も交わした約束は どこへ行ったんだろう

これらに散りばめられている言葉を、あーりんが本当に聞いてほしかったのは、今、この横浜アリーナにいない人たちなのかもなぁ、なんて。

 

続く「OH YEAH!」。

「横浜アリーナは、今夜うちらの城だぞ!」ってあーりんに言われているようで。ライトの海をあーりんに届けながら、1万人で「おういえー!」って叫ぶの楽しすぎました。^^

(14)ROCK U feat. 安室奈美恵

こっからROCK&SEXYな、新しい「あーりんタイム」。

 

たくさん初めて知った曲があったんですが、個人的にはこの曲が一番気に入りました。アイドルさんが「SHxT!」だの「FxCK!」だの。ぶったまげたし、超カッコよかったです。

 CATCH ME IF YOU CAN 止まらない
 とことん ROCKするから、FOLLOW ME NOW
 ここから MY TIME もう指図受けない
 わからないなら GET-GET-GET-THE-FUCK-OUT!

「つかまえてごらん」って、そりゃ無理ってもんですよ。こんなちょっとえっちくてかわいくてかっこいい女のコをつかまえられるわけがない。

このあーりんは、誰にも止められません。

(15)Bi-Li-Li Emotion

(16)タマシイレボリューション

心臓がパーン!って跳ねました。
いつかSuperflyの曲には挑戦して欲しいと思っていたのですが、演るなら杏果ちゃんだろうなと思っていました。それがまさか! あーりんが! しかも私の大好きなこの曲を。

さてはあーりん僕のこと(ry

 心がビ・ビ・ビリ まだ get no satisfaction
 燃えたぎるメスライオン 一肌脱ぎましょう
 まだまだビ・ビ・ビリ 今 挑戦的エモーション
 愛と純情 人情 燃やして Bi-Li-Li Emotion

横アリのステージ上に、お茶目で精悍な、メスライオンが吠えていました。ガオーッ!って。

 

誰ですか、メスライオン・あーりんの鎖を解き放ったの。

 

「タマシイレボリューション」も、新曲(およびこのソロコンのテーマ)に繋がります。あーりんはあーりん。誰の道でもない、あーりんの道を行くのだ!という。

 スタンドアップ!モンスター 頂上へ
 道なき道を 切り開く時
 スタンドアップ!ファイター とんがって
 Going on Moving on 戦いの歌 未知の世界へ タマシイレボリューション

(17)キューティーハニー

SEXYあーりん、ここに降臨。
チュクチュクで、ボインで、ヒクヒクで、とどめにイヤよイヤよも好きのうち。

というわけで、

フラーーーーーッシュ!(壊

(18)Butterfly

歌詞もメロディもウェディングに直結している曲です。
「プニノフと魂でつながってるよ!」って解釈しておけば、みんなハッピー。

 優しさにあふれた 君がとても大好き
 悲しみあれば 共に泣いて
 喜びがあるなら 共に笑うよ

 たったひとつだけ 暖かい愛に包まれ
 夢の全ては いつまでも つづくよ

喜びも悲しみも、すべて、あーりんとともに。あーりんを大好きな人たちの愛に包まれて、あーりんの夢はこれで終わりじゃない。だから、私たちプニノフの夢もいつまでも続く。

(19)WONDER Volt

(20)YUME日和

この2曲はアニメ絡みの曲。

 

「WONDER Volt」は、フランケンウィニーというディズニーアニメのタイアップ・・・というかインスパイアソング? 何かちょっと微妙な立ち位置の曲だそうです。「Butterfly」と同じ木村カエラさんが歌います。

このあたり、テーマでブロック構成しつつも、歌い手さんでの繋がりも残しつつ、というこだわりの流れ?

 

この曲から、アリーナ…じゃなかったセンター席の外周をあーりんがフロート(?)で巡ります。出発点と終着点はファミリー席付近だったらしく、もしかしたらあーりんがあえてアニメ曲をそこに持ってきたのかもしれませんね(世代がちょっと違いますが…^^;)。

 闇の中に埋もれかけてた光
 掘り起こして 腕の中でもう一度目覚めるよ 永遠に
 すれ違い 誰に何いわれようと 夢果たすよ
 まっすぐにこれからも生きてくよ 永遠に

歯を食いしばらなくちゃならないときなんかに聴くと、静かに奮い立てる、そんなフレーズですね。
「Butterfly」で目に見える美しさを歌い上げた後に、「姿形なんて関係ないよ」と歌うこの曲を繋げる。その精神世界も、あーりんらしいかも…なんてことを思いました。

 

そして、センター席の外周を回る道のりの後半は、「YUME日和」。ある世代で「ドラえもん」といえばこの曲なんじゃないか、というくらい愛されていた名曲です。

その「ある世代」というのが、まさにあーりん世代。あーりんが小学生の頃の「ドラえもん」は、たぶんこの曲がエンディング曲だったはずです。もしかして小さかったあーりんが大好きだった曲なのかもしれないなぁ、なんて妄想すると、たまらなくなります。

 虹を結んで空のリボン 君の笑顔へ贈り物よ
 願いをかけましょう夢日和 明日またしあわせであるように

 星をならべて空のボタン 夜のカーテンを留めてあげる
 明日も逢えるよ夢日和 その笑顔 忘れずにいるなら

楽しかった1日の終わりを感じさせつつも前向きなフレーズが、優しいメロディとともに耳をくすぐりますね。

ここでふと、オープニング2曲目の「Greatful Days」を思い返せば、あの曲は今日というハレの日を讃えるだけの歌ではなかったんだな、と。「Greatful Day」ではなくて、「Greatful Days」。今日だけじゃない。今までもそうだったし、明日からもそうなんだ。

だから、「Greatful Days」。

(21)Link Link

本編のラストとなった曲です。
あーりんが曲中で涙を浮かべてたもんだから、私も、もう前がにじんでにじんで。

 サヨナラ アシタはここから 始まってるのだから
 かならずまた会える その日が来るのが楽しみ

「AYAKA NATION」は今日、ここで始まりました。

必ずまた会える。その日が来るのが楽しみです。

 なんかじょうずに言葉にできなくて 大好きな曲を聴かせたの

言葉にして伝えようとすると、いつも言いたいことが言えなくて、納得できない。ライブ終わりの挨拶について、あーりんはそう告白したことがありました。
そんなあーりんが、上手に言葉にできない気持ちを、大好きな曲たちをたくさん聴かせることで、私たちに伝えてくれたような気がします。

 

(22)あーりんは反抗期

(23)スウィート・エイティーン・ブギ

さあ、アンコールです。

 

はじめは「アンコール!」「あーりん!」「さーさき!」が乱れ飛び交うカオスな状態。さすがゴーイングマイウェイなプニノフたちです。思い思いに「これが俺のアンコール」とばかりに叫びます。

やがて表示されたVTRに煽られ、コールは「さーさき!」に収斂されていきます。「佐々木」というどこにでもある名字が特別な意味を持ちながら大音声となり、横アリの天井をドスドスと突き上げるバイオレンス。

 

もうね、ここから先は、いちいち書くまでもなく、ご想像どおり、すごかったです。

この2曲は、がっつり、あーりんのターン。「うらぁ、どうだー! これでもくらえー!」と言わんばかりに、あーりんが、あーりんを、横アリ全体に叩き付けてきます。解き放ちます。そしてそれを、プニノフは必死に打ち返します。

 

でも勝てません。

「1人 vs 12,000人」なのに、敵いません。

むしろ、こちらが打ち返せば打ち返すほど、あーりんが巨大化します。

ヤバすぎます、この人。

 

まさに、「ザ・あーりん」なステージ。

もうお腹いっぱい!(笑)

(24)あーりんはあーりん

でも、今夜のあーりんはいつにも増してヤバいです。燃えたぎるメスライオンです。こんなもんじゃ許してくれません。

満腹になったところに、「まだ食えるだろ!」つって、あーりんが大量の唐揚げをドーン! そんな感じです。

 

そうです。ついに来ました、新曲です!

 

歌う前に、MCが入りまして、まぁあーりんが、えらくワケの分からないことを言ってたんですね。

「途中でね、めっちゃ助けて欲しいところがあるの。
 あーりんがんばれー!って。
 今、コイツ何言ってんだって思ってるだろうけど、聴けば分かるから。
 ね、助けてね。頼むよ?」

とか何とか。(テキトー

 

ホントに「あーりんマジ何言ってんの?」って思いながら聴いてたら、いやー、なるほど。
最強にして最大の「敵」が 曲中に 乱入してくるんですもの。 ステージに じゃないですよ。 曲中に 乱入してくるんです。

1人 vs 12,000人 でも敵わない、そんなあーりんですら恐れる、名前を言ってはいけないあの人が

これはもう助けるしかないわけですよ。「あーりーーーーん!」「がんばれーーーー!」つって。

 

このあたりは、ものすごくプロレス的で最高に楽しかったです。ヒールとしてのあーりんママに、俺たちのベビーフェイスあーりんが押し込まれてるんですよ。

ここで観客ポイント()を投入して、俺たちのあーりんを助けるしかないじゃないですか!

 

 

ところで、この曲。

コミカルでスラップスティックな輪郭に惑わされがちですけど、曲のタイトルが示すとおり、今回のソロコンのテーマそのものと密接に関わっていることも忘れちゃいけません。


れにちゃんが温かくて優しい笑顔の国を見せてくれて。

 

杏果ちゃんが歌で圧倒するライブを見せてくれて。

 

ももたまいが「ふふ、イチャイチャする私たちをどうぞ」と言わんばかりのイベントを見せてくれて。

 

あーりんは何を見せようか、っていろいろ考えてたどり着いたのが、

結局、「あーりんはあーりんだな」って。

 

何にも分からないけど、なるほど! と膝を打ちたくなるファイナルアンサー。

あーりんはあーりん。

 

禅問答ですか。

あーりんはあーりん。

 

私らオタクが小難しい顔で、言葉をこねくり回して何を考察しようが。

あーりんはあーりん。

 

アヤカ国憲法ができました。

あーりんはあーりん。

 

世界一シンプルで、世界一内包する情報量が膨大な言葉。

あーりんはあーりん。

 

(25)だってあーりんなんだもーん☆

本当に本当の、ラストです。
いわずとしれた、あーりんのキラームーブ、フィニッシュホールド。

AYAKA NATION 2016 を締めくくるのは、やはりこの曲でした。

 

あーりんがいたから、この曲が生まれた。

そして、この曲が今のあーりんの在り方を示す灯台となった。

いま振り返ると、そんな思いがこみ上げてきます。

 

満腹のところに大量の唐揚げドーン!のあとには、生クリーム・チョコレート・ストロベリーがたっぷり添えられたシュークリームで仕上げ。

私たちアヤカの民は、吐くことも下すことも許されません。何ヶ月もかけて、あーりんが忙しいなか私たちのために用意してくれた、てんこ盛りのあーりんをすべて心の胃袋に詰め込んで、何日も何日もあーりんを反芻しながら過ごすことになります。

 

それはそれは、とてもしあわせな「胃もたれ」でした。

 

 

初めてアヤカ民(AYAKA NATION)が集ったアヤカ国(AYAKA NATION)。

 

まぁ、見事にピンクでしたね。つまらない我の通し方をした人も一部いましたけど、そんなの知ったこっちゃないです。そんなちっぽけなこたぁ、もうどうでも良いです。

あーりんがそこにいて、元気で楽しそうに過ごしていてくれたら、それはもうね、何色だろうとピンクですよ。世界すべてががピンクですよ。

 

今回のMCで、あーりんは何しゃべって良いか分からないと言いながら、「んふふー♪」っと不敵な笑みを浮かべていました。12,000人近い観客のド真ん中で。

 

たぶん、あーりんは気づいたんだと思います。

うまく気持ちを言葉にできないなら、無理に言葉にしなくても良い。

 

あーりんはあーりん。

 

だってあーりんなんだもん。

 

 

最高の“国家的イベント”を堪能した私は、退場していく途中で何度も振り返り、椅子に人がいなくなって空っぽになっていく様子を少しさびしく思いながら、横アリを出ました。

 

 さびしさにじむのは ぽっかりと空いた椅子さ
 ずっと忘れないよ そばにいたこと

 サヨナラ アシタはここから飛び立つのだとしても
 きみを自慢するよ 最高で大事なひとだよって

 

あーりんも、プニノフが立ち去って空いてしまった椅子を、もしかしたらどこかで見ていたでしょうか。あるいは、案外あっさりと、ママとおうちに帰ったり、忙しく次の現場に飛び出していったのかもしれません。

 

いずれにせよ、これからもあちこちで私は自慢します。

 

 

 

このコが、僕らの、最高で大事な推しだよ」って。

 

 

 

 

今日という日は終わり、アシタには明日のあーりんが飛び立ちます。

Link Link 以外の選曲にも「過去はこうだった、でも明日は、未来はまた来るんだよね」というエッセンスが散りばめられていました。

 

今日のあーりんは、昨日のあーりんよりも、もっと、あーりん。

明日のあーりんは、今日のあーりんよりも、もっともっと、あーりん。

 

あーりんはあーりん。

 

今朝の通勤時、ランダムプレイにしてあるプレイヤーから「希望の向こうへ」が流れてきました。

 

熊本と大分を中心に、被災された方が大勢いて、亡くなった方も大勢いて。
もっと言えば、東日本の震災からの復興だってまだ終わっていなくて。
でも僕みたいな普通のサラリーマンには、お金を送るくらいしかできなくて。

 

そんなモヤモヤとした心境の中で、耳元に流れてきた「希望の向こうへ」。

柔らかくて美しい5人の声。
優しく語りかけるような歌詞。

 

聴き入っているうちに急に涙が滲んできて。
スーツ着たおっさんが、歩きながら涙目ぱちぱちさせてるの。
すっごい怖いですよね。^^;
でも、涙が退いてくれなかったです。
こぼれそうだったから、ときどき拭いながら歩きました。

 

これが呼び水になって、今日は移動時間中、「希望の向こうへ」が収録されている4thアルバム「白金の夜明け」を聴き返していました。


ももクロの 3rdアルバム「AMARANTHUS」と 4thアルバム「白金の夜明け」。
ついこないだまで1ヵ月以上もヘビロテしてたというのに、驚いたことに、またガラリと違った表情が見えてきたんです。

音楽って、不思議。
クリエイターやパフォーマーが精魂込めて創り上げたものたちが、受け手をとりまく世界によって、さらに違う風合いを醸し出してくるんですよね。

 

ももクロちゃんたちは、明日(04/29)の朝9時から、チャリティイベントを開催します。

すでに午後から夜にかけて別のイベントが予定されていた、この日。
忙しい5人だから、空いている時間なんてそんなになかったはず。
それでも、急遽、どうしても、何としてもやりたかったから、きっとこんな強行日程。

メンバーたちで話し合って開催を決めたそうです。

 

このご時勢、「ホンネで語る俺クール」を気取ったくだらない言葉が溢れています。
何か目立ったことをすれば、すぐに「売名だ」「偽善だ」と叩かれます。


余計なことなんてしなければ良いのかな。
本当のつらさも分からないし代わってあげられるわけでもないのに、無意味かな。

そんなふうな迷いがなかったわけではないでしょう。
それでもやるんだって決めたチームももクロ、僕は大好きです。

 

そんなことを妄想しながらあらためて聴いた、4th「白金の夜明け」。
収録曲のいたるところで、グッとくる詞(コトバ)がたくさんありました。

 

 創り出せる新世界 現実が変わる手掛かりは僕らの夢

 過去はもう変わらないけど明日がある

 答えは心じゃん
 答えは決意じゃん

――――――― 「桃源郷」

 

支援のための手段に「自分たちにはこれしかない」と言わんばかりに、笑顔と歌声を選んだ5人。
その心境はまさに「答えは心じゃん」「答えは決意じゃん」なのかもしれない、なんてことを思いました。

 

 いっしょに食べよう
 いっしょに笑おう
 いっしょに眠ろう

 答のかわりにきみの耳元でそっと歌う

 ゆっくりとゆっくりと歩きだそう
 希望のあったあたり その向こうへ

 もしも強い風が吹いて光が消えても、
 この手はきっときっと放さないからね

――――――― 「希望の向こうへ」

 

もちろん、すべての人を助けられるわけじゃありません。
でも、実際にいろんなところで苦しんでいる人に会ってきた。
泣いている人たちに会ってきた。
さびしい思いをしている人たちにあってきた。
戦っている人たちに会ってきた。
そんな「いま会えるアイドル」だから、嘘くさくならないコトバたち。

 

 ときにはさまよい涙する 失意の底から這い上がれ

 ああ暗闇のどん底でこだまする友の声
 ふと思い出す君の笑顔 勇気に変わるよ
 忘れないふるさとの空に向けて僕は歌うよ

 負けないで 負けないで 負けないで
 「負けない!」
 「泣かない!」

 愛した場所へ さあ帰ろう
 手を振り ただいま! おかえり!

――――――― 「カントリーローズ」

 

癒えるとは到底思えないような傷を抱えても、いつかは前を向かなくちゃならなくて。
無責任にも思えたとしても、こんなときには奮い立つコトバも必要です。

 

 A.D.2016
 歌おう 日の出ずる国 5つの魂

 積み上げた石のタワーは一瞬で壊れてしまうけれど
 人が人でいようとする限りは きっと何も壊れないんだ

 ああ 悠久のぬくもり 届けたい 永久の優しさ
 憎しみさえも消し去る 先天性の情動
 鼓動続く限り灯し続けよ

――――――― 「愛を継ぐもの」

 

憎しみでは止められない、人が人でいようとする限りは脈打ち続ける「気持ち」があります。
叩くことでしかアイデンティティを保てないような人たちに遠慮して、届けたい気持ちを届けようとしないのは、何か違いますよね。

 

 なぜ諦めてたんだろ 何もできるわけがないと
 信じ込んでいたよ 絶望のプロパガンダ

 未来守るものをHEROと呼ぶ
 この星ではずっと愛や希望が継がれてきた
 次は私の番
 小さな夢を守るんだね 闇に潰されないように
 守れるかな?
 そのね ちょっと心配だけど守りたいよ
 悩み 迷うことも 任務さ TEAM『Z』

――――――― 「『Z』の誓い」

 

彼女たちの親でもおかしくないような年齢の僕が言うのは、ある意味ではすごく情けないことですが。
僕にとっては、やっぱり彼女たちは偉大なHEROです。

 

 悲劇が起きたら 誰から勇気を教わればいいの?

――――――― 「『Z』の誓い」

こんなふうに歌っている彼女たち。
他ならぬ彼女たち自身が、こんなにも勇気を教えてくれているということ、果たして気づいているんでしょうかね。

嬉しいような、切ないような、よく分からない涙が流れてくるブログを目にしました。

とてもマメにブログを書いていらっしゃる方なのに、こちら(↓)の記事を公開する直前、2週間ほどは更新が途絶えています。
(部分的に抜粋引用しています。全文は、是非リンク先で)

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色々なことがあった。


わかったことは、娘がいてくれてよかった。みんなは、優しかった。

僕は、ものすごくダメで。”後悔先に立たず”は、正しいことを身に沁みていた。
TVを見る気もしなかった。いや。TVのことさえも、頭に浮かばなかった。
笑顔なんてなく、泣き顔しか出てこなかった。

俺は自分勝手で、一番必要な時に、傍にいてあげられなかった。
後悔先に立たず。
今生きている人は、長生きしてほしいな。

ももクロにハマっていてよかった。日常への浮上のきっかけになる。と思う。手助けになる。その他は、関心がわかないんだもん。
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そして、そのおよそ2年後にあたる今年の2月、このような(↓)記事を綴っておられます。同じく、抜粋引用します。全文は、リンク先でお読みください。

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僕は男兄弟だ。母親は、娘が欲しかった。

だから母親は、僕が結婚したときは喜んだ。
息子に嫁さんが来たことでなく、自分に娘ができたことに。
あっと今の2年間だった。

仏壇はまだない。位牌は小さな置台においてる。位牌の奥に、大きな遺影を置いていた。
それを今日、天井近くの壁に掛けた。
少しだけ、忘れるように。

ももクロの3rdアルバム曲。バイバイでさようなら。

突然の場合。逝く人もリハーサルはできないけど、逝かれる方もリハーサルはできない。
リハーサルができない分、心が無防備だった。ダメージは大きく、長かった。

そして今回のアルバムでこの曲をプレゼントされた。”バイバイでさようなら”
前を向いて逝ったのかな? きっとそうだ。そう思う。
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僕も「バイバイでさようなら」に感謝しているひとりです。
僕の場合は、母でした。もう10年以上も前です。

でもずっと苦しかった。今も苦しいです。
もっとできたことがあったんじゃないか。僕がもっと賢かったら死なずに済んだんじゃないか。そんなことばかりを思います。

奇しくも私の母が亡くなったのも2月でした。
毎年、命日が近づいてくると、母のことを考えることが多くなってきます。

そのタイミングで、アルバムに収録されていた「仏桑花」や「バイバイでさようなら」を聴きました。

もう、つらくて、キツくて。

でも、良かったというか、ありがたかったというか、どう言えば良いんでしょう。そういうコトってありますよね?

後悔はいっぱいだし、これからも死ぬまで後悔し続けるんだろうけれど、それも含めてすべて肯定してもらえたというか。
とんでもない、とりかえしのつかない失敗で、大事な人を失ったけど、それでも僕は生きていかなくちゃ。
後悔しながら、感謝しながら、生きていかなくちゃ。
そんなふうに受け入れることが、ようやくできたというか。

救われた。

そう、救われたんです。

僕の場合、亡くしたのは母ですから、順番どおりといえば順番どおりの「バイバイでさようなら」でした。
でも、この方は、人生のパートナーと決めた人を亡くしておられます。その辛苦や慟哭は想像することもできません。

でも、そこから、お母様や娘さんや周りの人たち、そして、「大好きなもの」に助けられて、また生きていくチカラを得ておられます。
きっと僕やこのブログオーナー様のように、ももクロに助けられて、元気もらって、前を向きなおせているんだよ、救われているんだよ、っていう人たちは大勢いると思います。

彼女たちは、そして周りで彼女たちを守り立ててくださる方たちというのは、素晴しい仕事をされているなと、つくづくそう感じます。


こうやって引っ張り出してしまうと、もしかするとブログオーナー様ご本人としては不本意なのかもしれない。

でも、エゴサ班の杏果ちゃんは、ネットでいろいろチェックすると言います。
だから、どっかで巡り巡っていかないかな、って。
彼女たち5人や彼女たちのことを想って詞曲を生み出してくださったクリエイターさんたちが、「自分たちの作品やパフォーマンスが、いろんなところで誰かの支えになってる、チカラになってるんだ」と確信を持てるよう。
この広い広いインターネットの片隅から、少しでも知らせていきたくて。

だって、この方のブログタイトルが、また素敵じゃないですか?


―受け取ったものは返さなくっちゃ―
ももクロのニューアルバム2枚「AMARANTHUS」と「白金の夜明け」、2016年3月5日(土)からレンタル解禁となるようです。
「アイドル? は? くだらねwww」っていう人にこそ、聴いてみて欲しい2枚です。

「ファンでもないのに、アルバムなんて聴けねぇよ!しかも2枚も!」って人には、私は「AMARANTHUS」をオススメします。
癖がないのは「白金の夜明け」の方かなぁと思うのですが、「AMARANTHUS」はとにかく「アルバム全体でひとつの作品」と考えたときの完成度が実に素晴しいんです。コンセプトの勝利と言いますか。

人が生まれて、生きて、死んで、その後どうなるの? という流れを1枚のアルバムで表現…というか提案かな。こんなふうに生きて(≒死んで)いけたら良いよね、って提案しています。

実は、「AMARANTHUS」から「白金の夜明け」へと続けて聴くのが、本当のオススメの「食べ方」です(笑)。そのための面白い仕掛けが、この2枚のアルバムには施されています。
「こんなすごいアルバムの聴かせ方をよくぞ思いついたな、というか思いついたとしてもよくぞ実際にやってのけたな」と驚くばかりです。
プロデューサーの宮本純之介という方は、恐ろしく能力の高い人ですね。しかも調整力や人脈といった総合的なチカラもすごい。

これ以上は蛇足になってしまうかもしれませんが、作詞・作曲・編曲などのクリエイター陣もヤバいです。音楽に詳しくない私なんぞは、実はその凄さはピンとこないのですが(オイオイ)、クリエイターの陣容が小出しに発表されていくたびに、音楽に造詣の深いファンが浮き足立っていく様は、痛快ですらありました。

さだまさし、中島みゆき、グレッグ・カースティン、ポール・スタンレー(KISS)、やくしまるえつこ、堂本剛、NAOTO(ORANGE RANGE)、ANCHANG(SEX MACHINEGUNS)、清竜人、NARASAKI(特撮)、Revo(Linked Horizon) などなど!