遠征から帰ってきました.

なんだろう.すごく感想を伝えたいけど,まとまらないし,ネタバレ.

ということで,エゴサ安に引っかかってくれるように祈りつつリブログ.


 

 

世の中に

企画の発想力に長け,

ピアノとギターとドラムと声を表現に使い,

作曲作詞を自分で行い.

視覚効果を管理できる(容姿,写真,踊り)

そんな多彩な表現方法をまとめて見せる人間がどれだけいる?

それが彼女のオリジナリティ.強み.

全て,ももクロと長い芸能生活,本人の探究心のおかげ.

 

本編はありがとうのプレゼントからスタート.

vol .0.x はありプレは最後だったから,

その続きという意味もあるかもしれない.

 

で,ピアノ演奏.

ペダルのアルペジオギターもそうだけど,

アイドルのエンタメ性としてある

頑張れという応援スタイルにはならない.

表現力としての楽器.

楽器を自分で演奏するから表現できる何かがあると思った.

1番,2番でアレンジを変えていく.フルで弾く.

テンポが揺らされているのは,一つ一つ紡いでるからであり,

テンパって弾いていることが理由なのではないと思わせてくれる表現力.

ただ,教育(特に転調後)のドラムは技術が不足してたから

あれはきっと来週まで練習しまくるのだろう.

 

ツアーでの成長まで余白を作ってあるところまで計画に思えてしまう.

あざとい! あざとやす!

 

ももクロとソロではマイクを変えている.

声質は,vol.0よりややハスキーだが太い.

これまでファルセットだった部分をかなり地声にしてくる.

絶唱が増す.エモくなる.

ただ本当これ体調大丈夫なのだろうか.

 

何と言っても今回の個人的キーソングは色えんぴつ.

色えんぴつは使われるとすり減らしていく.

使い切られて捨てられるのも酷い話だけど,

それより辛いのは削られたはいいが全く使われないまま尖った色えんぴつ.

心に刺さると痛い.血が出る.

 

モノクロデッサンの対極をなす曲である.

使われない色って何色なんだろう・・・白かな.

杏果ソロコンでは白いタオルとTシャツを毎回出している.

白と空は杏果にとって重要なキーワードだと思う.

 

でも,白があるから描けるものがある.

それがヒカリ.

新曲ヒカリの声が色えんぴつの直後に来ることで

モノノフは絶望の淵から救われる.

 

色えんぴつは,きっと鼻歌で作ったと思う.

あんな転調.ギターやピアノを弾きながらでは現時点では厳しい.

なぜあの転調が思いつくか?

それはももクロのおかげかな.

逆に言うとももクロのイメージが転調とつながるか.

 

決してももクロが嫌だと訴えてることではないと思う.

ただ,ももクロはファンタジーではあるけれど,

プロレスのようなリアルさ(一生懸命だったり作ってない感だったり)

がももクロの良さだとするならば,

それでも見せてない部分が暗に見えてしまうのは,

非常に刺激的だ.

 

杏果にとって,リアルはどっちなんだろうか

関西弁なのか標準語なのか.

ソロ曲の歌詞の中にあるのか,それとも日頃垣間見えているものなのか.
嘘があるのかないのか.両方正直な杏果なのか.
曖昧さが議論を生み,深みを与える.
 
ももクロ 3rd/4thアルバムが要約してGOUNNであるとするならば,
心の旋律こそが杏果ソロコンのまとめ曲.
だから最後に歌ったのかもしれない.
今後も最後に来るのか,それとも変えてくるのかな・・・
 
アンコールで逆順メドレー
  1. この新曲はこのタイトルでこういう曲ですという復習(アレンジせず) 
  2. 既存曲は別バージョンにすることでの幅
これによりフルジャンルをカバーしていくスタイル.
特にジャズ/ボサノバへの取り組みを感じる.
これは今までにない高尚さ.
一方でマイクを外した状態でのアカペラ.
全てを削ぎ落として歌うだけだって立派な1ジャンル.
最も適切なジャンルで伝えたいことを伝えられる強み.
あのタイミングの小さな勇気だもの.適切だ.
 
最後にありプレを歌うことのできる曲順というのが逆順.
vol.0.xとの繋がり.
 
アイドルだったからこそできる垣根超え
アイドルは複合領域にまたがるちゃんとした芸能ではあるけれども,
それは意識高い系←にはアレルギーがあるのも事実.
いや,確かにパクリだったり下品なものもあるんだけど・・・
で,そういう人たちが振り向くチャンスとして,
アーティスト有安杏果なのかなと思う.
 
誰もやってない複合領域の総合芸術に手を出すから新しい.
ももクロ要素をなくす応援が正義かというともしかしたら言い過ぎかもしれない.
勿論,成長した表現の中で,変化していない何かは邪魔だ.
そういう人たち,きっとつまらなくて次は来なくなるかもしれない.
でもももクロで拾えれば良い.
かつて無い何かをやっているんだから,観客の正解なんてわからない.
でも,前衛()芸術は観客の反応や参加まで含めて芸術でしょ.
あの空間にいる人全ては間違いなく表現者でもある.
バンド紹介がそれを証明する.
今回の写真だってそういう総合芸術の一貫.
見る人が参加する芸術作品.
だから今後も積極的に参加したいなぁ..
↑今回の投稿作品.お題:ハムスターの歌詞
 
付いてきてくださいと夏菜子さんがかつてよく言ってた.
杏果に付いて行くっていう意味の一つはきっと芸術として理解するという
「付いて行く」なのかもしれない.
つまり,アイドルしか知らないんじゃ気づかずに損することがある.
咀嚼の助けになるのであれば,考察をぶつけ合うのも悪くない.
もちろん,僕のこの内容は間違えだらけでしょうから,そのつもりで.
予習のために,早く新曲のアルバムを出してください←.
そして宗像フェス楽しみにする.
 
 
なんか #杏果とつながる今日の空 がじわじわ話題になって嬉しい
行きに富士山見えたんですよね〜