大人の階段を登る
https://ameblo.jp/mcwoter08/entry-12574453425.html

コロナ騒動と休業で
いつもの間隔で来れなかったらしく
やっとの御来店に感謝です


答え合わせはまぁ悪くない
襟足の処理が少し甘いが
全体的に丸く収まっている
変な溜まりも見られない
今回はこのまま伸ばすのか整えるのか


カウンセリングをして驚いた
なんとメンズ並にバザバサ系のショートで
襟足刈り上げてほしいとの事
学生の頃も何回かメンズっぽくと注文された事があったが
やんわりと誘導して回避していた
このお客様は細くて多くてど直毛ハリコシ強め
子供やお人形さんの様な髪質なので
切断面が出やすく短くすると動かない
カラーもパーマも一回もしていないヴァージン毛だから尚更である


しかし今回私は注文を受けた
お客様利益優先で考えるなら
やはり希望の髪型を叶えて差し上げるのが正しいサービスの在り方である
整合性や再現性などの技術的な部分は
私が提供して差し上げれば良いだけなのだ


今回は細かい所はカットしながら選択して頂く事にした
まず襟足を刈り上げて
最初は耳を全部出したいとの事だったが
ソレをするとサイドが八の字に広がって見た目変なので耳に2cm掛けて梳いて軽く見せる様に提案して
了承して頂いた
後頭部の丸みを含めた全体的なシルエットを
メンズの様にスッキリとさせてドライ
前髪をアシンメトリーにして出来るだけ
流れている様に見せる
ここまでの状態だと艶感あり過ぎな中学生だが


ここから梳く
切断面がボヤける様に中間位から毛先まで
梳け率の低いセニングで梳いていく
表面の艶感が徐々にバザバサでラフな感じに
最後に毛先部分に全体的にチョップカットを入れて
もう少しラフ感をプラスして
鏡で確認して頂いた
納得の笑顔のご褒美


無いものねだりとはよく言ったもので
ツヤツヤだからこそバザバサを求めるのだろう
私がソレを勿体ないと思ってしまうのも
私がクセ毛なので無いものねだり
してしまっているからなのだろう


帰り際の笑顔を見ると
自分の好みを押し付けなくて良かったと
反省しきりだった