私達理美容師、、、少なくとも私は魔法使いではない
整髪剤でのヘアメイクに時間が掛かるスタイルを、整髪剤を塗っただけで出来上がる様なカットは出来ないし
パーマをかければ、乾かせば自動的にカタログに載っている様なステキな仕上がりにする事も、、出来ない
スタイルチェンジや、パーマやアイロンセット等の劇的に見た目が変わる事にチャレンジされる方に
私が必ずお伺いする事は朝の生活習慣と仕上がりに必要な手間をかけられるかどうかの覚悟の二点
例えば朝ギリギリまで寝ていたい方に、ヘアセットするのに5〜10分必要なカットをしても意味がないし
ヘアセットしなければそもそもスタイルとして成り立たないデザイン重視の髪型を提供する事は、もはや罪ですらある
私はまず、朝どの様に生活しているのかを根掘り葉掘り聞く
それからご指定のスタイルの仕上がりに必要なセットの工程も説明していく
それを了承の上で望まれるのなら、、、
私は全力を持ってそのスタイルを提供するだけだ
職人としての腕の見せ所としては、出来るだけお客様の手間の部分を軽くしてあげられる様な仕事が出来るかどうかだ
だからカウンセリングでのイメージの共有と擦り合わせが大事になってくる
何処にボリュームが必要なのか?何処を流したいのか?
パーマのウェーブ感は?強めか?弱めか?ブローありきなのか?
まずどうなりたいのか
そこからの逆算で必要な技術を選択提案する
カウンセリングの結果パーマは必要ないと判断したならパーマは勧めないし
整髪剤を付けるのに抵抗感を感じるのであれば、違うヘアスタイルを提案させて頂く
自分の技術を自慢する場であってはならない
お客様が真に望む事は何なのか
それを実現出来た時、笑顔のご褒美が待っている