最近NSR250(カッコいい方)のキャブセッティングで若干苦戦しておりました。
キャブの仕様は、HRCセッティングキット、直キャブ ニードルC スロー38、38 パワー0.0 で、メイン180~200当たりで頑張ってセッティングしていたのですが、どうも、低、中回転でカブった感じでエンジン始動 暖気 後パワーバンドに入れるのが大変な症状でした。
常にパワーバンドで走行していればまったく問題ないのですが、公道走行では、扱いにくいです。
まぁ2stなんでしょうがないか、、と考えておったのですが、、、
最近考えてみれば、これは、異常です。
HRC RS125でも暖気後低回転からスムーズに吹け上がります。
皆さんこんな症状は無いですか?
まずは、エンジン始動 暖気後 燃料コックをOFFで、500メートルほど走行します。
これで明らかに調子が良くなるはずです。 これを我々は 『タンク病』 と言います。
以前にもタンクを載せると調子が悪くなるタンク病は、何度かありました。
その原因には、明らかにメインジェットが濃い、ジェット類が外れている等がありました。
ただ今回の場合、以前あったようなミスはありません、、つまり原因としましては、おそらくフロートの位置だと考えました。
この部分を-ドライバで、こじるとフロート室の液面を調整出来ます。
画像のようにこじると液面は下がります。
こじる前に最初の段差をノギスで図っておきます。
純正の寸法は分かりませんが、私のキャブは、1,5mmとなっておりました。
そこから0,5mmずつ左右均等にコジて行きます。
今回の場合3.0で劇的に調子が良くなりました。
ただ、この寸法はほかの部分の歪みが影響してきますので参考程度にしてください。
この作業が終わりましたらキャブセッティングをし直します。
結果 すごく乗りやすいバイクが出来ました。
参考までに現在のキャブセッティングを掲載します。
気温27度 湿度65%
ニードルC スロー38s、38s パワー0.0 メインF190 R192
公道仕様ということでかぶりにくいセッティングです。
今回の記事は、Yが担当しました。