私の父親と母親は高卒。

工業系を卒業した父からするとわたしに専門性を求めるのではなくて、幅広い勉学に励んでほしかったようで普通科の進学を希望していた。

母親は母親の知人関係が工業系を推していた方が多かったのもあり工業系を希望していた。

当時中学校だったわたしだが、周りは普通科に進学する人が多かったので普通科に何も考えることなく入学した。

高校生活は何不自由なく、たのしくもなく苦しくもなく終わって大学に進学。

どこの大学に進学できるかで人生のほとんどが決まってしまうんだろうなと思っていたときでした。

とにかく、国公立に進学もしくは有名私立大学に入学というようなことを考えていたと思います。

結果は、どちらにも進学できず本当に普通の大学に進学。

親は一人暮らしをさせるお金がなかったので片道2時間ほどかけて大学を4年間通いました。

大学は想像以上につまらないものでしたがその時に仲良くなった友人が何人ができてもう数十年の付き合いをしている人もいる。

得たものは仲間と片道1時間半ほど電車に乗っていたので月曜日〜金曜日まで3時間は欠かさず大学の図書館から本を借りて本を読んでいました。

あれほど本を読んだ4年間はなかったと今振り返っても思います。

なので、時間ができればまたその頃のように本を読みたいものです。

私の親は勉学もあまりしてこなくて、大卒でもないため今自分が親になった時にこうしてほしかったことを思ったりします。

大学なんかで人生負け組になるわけではないこと。

どのような職につきたいのか、その職につくのにこの大学でいいのか。

つきたい職は、結婚して子供を得た時に生活していけるのか。

挙げていけばきりがありませんが子供が自分の同じことできっと悩むでしょうし、そのときに何をすれば良いのかわからない。

おそらくその頃には時代も大きく変わっている。

その時代背景に合わせて、一緒にいい選択肢をしていきたいと思っている。

考えること、考え方、自分の意見を持つこと。

そこを両親は教えてくれなかったし大学卒業して10年ほど経ってから気づいた。

これが大学入学前に教えてくれる大人がいればと思いました。

これからわたしがいろんな人と会う中でこれを知ってる知っていないで今後の人生が違ってくると思うので会った人には教えていきたいと思います。