前回ダウンロードした”VisionFive 2 Quick Start Guide"を見ながら、ボードを動かしていきたいと思います。
前回の話はこちら
VisionFive2 (2):ドキュメントをダウンロードします | mcuXfamilyのブログ (ameblo.jp)
このガイドでLinuxのディストリビューションの一つのDebianを動かします。
ボード以外に準備するのは
1.マイクロSDカード(ガイドより32GB以上)
2.Type-Cのケーブル+電源(Type-Cから給電します)。
私は、PCの電源がType-Cだったのでそれを使いました。
3.HDMIケーブル
あればよいと思ったのですが、上手くいかない時にどうしようもありませんでした。
これに加えて
4.USB シリアル変換 を用意したほうがよいです。
→失敗した私が言うので、間違いないです。
たとえば、以下のようなやつです。
東京に近い方は秋月電子には何種類か売っています。
私はFT2232D USBシリアル2ch変換モジュールを使ってます。
あと接続するためにブレッドボードと、ブレッドボード用のジャンパーワイヤ
それもオスーメスがあると便利だと思います。
このFT2232Dを使うためのUSBケーブルも必要です。
じゃあ、準備をしていきましょう。
1.DEBIANをダウンロードします。
https://debian.starfivetech.com/ にアクセスしOneDriveからImageをダウロード。
私はImage-69を落としました。
starfive-jh7110-VF2_515_v2.5.0-69-minimal-desktop.img.bz2 を
回答してstarfive-jh7110-VF2_515_v2.5.0-69-minimal-desktop.imgを取り出しました。
2.先ほどのイメージをBalenaEtcherというソフトでマイクロSDカードに書き出しました。
本来であればこれで、VisionFive 2にマイクロSDを指して、HDMIを接続し、電源を入れると動いてHDMIでつないだモニタに出力が出るのを期待したのですが・・・
私は上手くいかなかったです。
結果論から言うとDIPスイッチでブートする設定をしているのですが、それが間違っていたからでした。
なにもない状態から原因究明は難しいので、準備3を加えます。
3.UART接続
以下の図の左がVisionFive2です、右側がUSBシリアル変換器です。
デフォルトでは5V動作なので、ジャンパーを外して、VCCIOAに3Vをつなぎます。
これで、マイクロSDカード、USBシリアル変換、電源などを接続したのが以下の状態です。
この時、基板のブート設定をQSPIに設定してください。
それでは、PCの設定をしますが、まずはUSBシリアルを認識しているのか確認します。デバイスマネージャを確認します。私の表示は以下のようになっており、OKです。
それでは、PCでTeraTermを起動します。USBシリアルでA側なのでCOM12に接続します。
まずは通信速度などを設定します。
あと、端末の設定も以下にしておきます。
これで、電源を入れると・・・・まずU-BOOTが起動します。
その後、Debianのブートが始まります。
これで、待っているとこのTeraTerm上にログインのプロンプトが出てきます。
ここはLOGINにはuser、 Passwordにはstarfiveと入れてみましょう。
dfのコマンドも動いているし、DEBIANが起動しました。
これが、はじめてのRISC-VのLinuxとなりました。