Luxury Travel Awards | 丸山俊郎 BLOG

Luxury Travel Awards

だいぶ遅れてしまいましたが、明けましておめでとうございます!

お蔭様で、今シーズンも海外からのお客様で連日賑わっており、エキサイティングな毎日を送っていますp(^-^)q

先日は、長野県の招請事業でタイからミュージシャンで俳優のNat Sakdatornさんにお越し頂いたのですが、私の以前の職場の親しい知人とハーバード時代に日本語スクールで同じクラスだったということが分かり、来て早々仲良くなりまして☆



さらにNatさんと一緒に来たご友人の方が、こちらも数年前までイギリスでMBAを習得する際に私の以前の職場の別の知人と同じクラスだったということで、なんだか初めて会う気がしない方達ですっかり親しくなり、楽しい時間を過ごせました(^^)

以前、タイの有名ブロガーの方にお越し頂いたり、プーケットでのホテルアワードセレモニーに参列したお陰もあって、本当にタイからのお客様がこの数年で増えましたが、今回のNatさんの訪問により、さらに長野県全体にもタイからの観光客が増えるといいなと思います!





さて、以前記載させて頂いてから既に半年ほどが経ちましたが、Luxury Travel Guideが主催するLuxury Travel Awardsの最終的なオフィシャル結果がようやく発表できる状態になりまして、大変有り難いことに、日本では初となります最高賞にあたるContinent WinnerをMountain Retreatのカテゴリーで受賞することが出来ました(^O^)/

日頃お世話になっております皆様のお陰と、心より感謝申し上げます。



当初、Japan Winnerを受賞した知らせまでは来ていたのですが、その後さらに審査を経てContinent Winnerになったとの連絡を頂き((((((ノ゚⊿゚)ノ

また新年に入って、Mountainカテゴリーでの最高賞の受賞が2012年にこのアワードが創設されて以来、世界で初めてという知らせを受け、本当に驚いております!!



2014年まで受賞して参りましたラグジュアリー・ホテル・アワードに続き、こちらのラグジュアリー・トラベル・アワードでも白馬の名を賞の歴史に刻むことが出来、非常に光栄に感じております。

また、山岳カテゴリーでヨーロッパやアメリカに先んじて日本が世界初を頂けたというのも、世界水準の山岳高原観光地を目指す長野県の施策に協力する私としては、大変嬉しく思っているところです(^-^)/



とにもかくにも、ウチのような小さな宿が頂くには大き過ぎる賞で、事務局の言うように最終的な決め手がローケーションであったことからも分かるように、やはり白馬という本物があったお陰で頂くことが出来た訳でして、全ては白馬、そして日本はもとより世界各国から繰り返し来て下さるお客様、さらには従業員と地域の皆様がたのお力添えの賜物と、感謝の念に浸るばかりです。




そして、改めてラグジュアリーとは何かということを思うこの頃。

先のホテルアワードを2012年に受賞して以来、提唱し続けてきた「そこにしかないもの」「そこでしか体験できないもの」こそがラグジュアリーであり、それを永続可能なものとして提供し続けることが真のラグジュアリー産業であるということ。

そして、この前訪れたオーストラリアのエコツーリズム発祥の地フレーザー島でそれを確信し、今回のラグジュアリートラベルアワードの受賞で、客観的にもそれが更に証明されたように思います。



今回のアワードでは、昨年春に審査の最終選考に入る段階で、初めてノミネートされている知らせを受けたのですが、その際にプロフィールやPRで付け加えがあれば送って構わないとのことで、現在の宿の設備・サービス云々以上に、農家発祥でスキーが伝わりお客様を泊め始めた民宿時代からの歴史を、端的に分かりやすくまとめた記述を白馬に住む海外出身の友人達にも協力してもらって作りました。

そこには、まだゲレンデが今の形になっていない頃、熱々のお弁当を準備してお昼に背負ってスキー場までお客様に届けに行ったりした当時のストーリーや、しろうまの名前の由来を盛り込み。

それらは決して高価でもなければ、ゴージャスなものでもない、ただただシンプルでこの地域では当然に存在したものですが。


そして、今回の日本初、そして世界初というタイトルを頂くことが出来ました。

一宿としては過分すぎる評価ですが、エリアとしては称号を冠され得るだけのものがあると信じております。



他に類を見ないこの壮大な山岳風景と歴史の素晴らしさを大勢の人が永続的に享受出来ることに貢献するために、今回頂いた有り難いアワードを活用していけるよう、これから考え、行動していきたいと思います。



これまでの皆様の温かいご支援に心から感謝致します。
本当にありがとうございました。

そして、今後も引き続き変わらぬご愛顧を宜しくお願い申し上げます。


2016年1月
丸山俊郎