Best Mountain Resort in Asia !!!
今回の舞台は、私にとって初めてとなるアフリカ大陸は南アフリカ共和国。
有名なテーブルマウンテンを背景にした、この圧倒的な景色は、ケープタウン一番のビーチリゾート「キャンプス・ベイ」!
The Bay Hotelはその中心に位置するリゾートの象徴的なホテルです。
エントランスにはレンタル用のランボルギーニなどの超高級車が並べられ、レッドカーペットの舞台に相応しい雰囲気が立ちこめています!
実際にレンタル出来るのですが、そこまで驚くほど高い値段ではないので、こういった高級車のレンタルサービスも一流リゾートではいいなぁと☆
プールからの海の景色も、今まで訪れたビーチリゾートとは別の雰囲気で、初めての場所に来たという特別な気持ちが強まります!
海自体はアフリカ最南端なので結構冷たく、寒がりの私にはちょっと。。。(笑)
お部屋は、私はこちらのテーブルマウンテンの見える側に泊まりました。
ビーチの脇にこんな迫り来る山が切り立っているのは、本当に不思議です。
綺麗だなぁ!
このワインは、2シーズン前にウチに来てくださったケープタウンのお客さんに現地でお会いした際に頂いたもの。
世界のどこに行っても、我が家のお客さんに会えるくらい、白馬は本当に世界中からお客様をお迎えするリゾートになりました!
さぁ、いよいよワールド・ラグジュアリー・ホテル・アワード2014のセレモニーが始まります☆
今回も一馬たちが遠い国まで応援に来てくれました!
いつも本当にありがとう!!
今年はセレモニー前のカクテルレセプションから、すごく嬉しいことがありました。
このアワードセレモニーで初めて日本の受賞ホテルの方々とご一緒することが出来たのです!
沖縄の「百名伽藍」の皆様と、鳥羽の「御宿 The Earth」の皆様☆
昨年までは、日本からのノミネートファイナリストは当館以外は有名グローバル外資系チェーンホテルだけだったのですが、今年は「百名伽藍」「御宿 The Earth」「雲仙観光ホテル」がノミネートに加わり、訪日外国人観光客2000万人突破を目指す同じ日本の仲間として、一緒にこの場でこのグローバルなアワードの受賞のお祝いが出来ることを本当に嬉しく思いました。
どちらのホテルの方々も本当に素晴らしいお人柄で、お客様に評判がいいのが容易に納得でき、お会い出来て非常に光栄でした!
こちらは昨年のグランプリホテル、モルディブの「Coco Collection」の会長!
日本語が堪能で、最近はスモール・ラグジュアリー・ホテルに興味があると言って、色々とお話しさせて頂くことが出来ました。
3人とも同じ国の人にしか見えませんね(笑)
こんな凄んごいホテルの会長さんと対等にお話が出来ちゃうこのセレモニーは、私などが参列するのは本当に恐れ多いのですが、白馬や長野県を世界水準のリゾートにしていくには絶好のコネクション作りと勉強の場なので、活かさない手はありません!
今年は私も3年目になったので、セレモニーの流れも随分と分かって来ていて、このカクテルレセプションが他の国々のホテルの役員の方々とお話したり日本や白馬を売り込む絶好の機会だと言うことが分かっていたので、とにかくこの時間に色々な国のホテルの方達とお話させて頂きました☆
日本からの参列者は私が第一号なので、私のことを覚えていてくださっている方も意外に多くいらっしゃって、これまで頑張って来て良かったなぁと改めて感じ。
セレモニー会場に移って、本編のスタート!!
やはり、この空間は何度経験してもドキドキわくわくで心トキめきます☆
これまでは同じテーブルは近い国の方々でしたが、今回は地元ケープタウンのホテル、ドバイのホテル、イタリアのホテルの方々とご一緒で、今までとまた違った会話を楽しむ時間を過ごすことが出来ました。
春にドバイに行っておいたお陰で、今回の滞在中、他のホテルの方々との会話の引き出しがだいぶ増えて助かりました!
今回は、食事も私としては今までで一番美味しかったのですが、ケープタウン周辺は有名なワイナリーが多く、このディナーの際のワインも非常に美味しくて私好みのテイストで、これまで以上にお料理を堪能させて頂きました!
ステージアトラクションは、これまでよりも開催国の文化性が少ないというか、世界各国のダンスや音楽が次々と登場し。
でも、ケープタウンは世界中の貿易の拠点として栄えて来た場所ですから、各国の文化が入り交じっていることこそが、ここならではの文化と言えるのかも知れませんね!
今年のゲストスピーチは、南アフリカのキー局のTVプレゼンターでジャーナリストのDerek Watts氏!
世界的なツーリズムの話しに、ユーモアをたっぷり交え、会場中を惹き付ける満場の拍手に包まれたスピーチでした。
日本の箸の話しなど、スピーチの要所要所に日本文化の話しが出てきて、日本が世界から注目を浴びているのを再認識しました。
ただ同時に観光の側面からの原発問題の話しなどもあがり、考えさせられるシーンも。
毎年このセレモニーでグローバルツーリズムに対するゲストスピーチを聞くたびに、ある意味自身の考えの多くを確信する部分もあるのですが、実行出来ていない部分や遅れをとっている部分も浮き彫りになり、まだまだやらなくてはいけないことが山積みだなと痛感することが非常に多く、いい刺激を頂けます!
いずれにしても、日本からこのアワードの受賞ホテルが増えて来ていることは、確実に日本が世界のツーリズムの流れに沿ってグローバル化して来れている証ですので、そこについては素直に喜んでいいのかなと感じているところです。
さぁ、いよいよアワードの発表です!!
現地で名前を呼ばれるその瞬間まで、どのカテゴリーのどのアワードを頂けるのか、さらには本当に頂けるのかどうかも分からないので、凄くドキドキします。
私のような家族経営の小さな宿の一経営者がこの場所に来れているだけでも、あり得ない夢のような話しではあるのですが、今回はさらなる日本のグローバルツーリズム化に向けて日本の代表として自国をPRするのと同時に、どうしても私の中で叶えたい願いがありました。
ここへ来る前、ご存知の方も多い長野県北部で大きな地震があり、被災した地域がありました。
スキー場を中心とした白馬の多くの地域は大きな被害はありませんでしたが、親しい友人・知人の家が被害の大きかった地域にあり、倒壊してしまい、亡くなった人こそいなかったものの、避難生活をされた方もいます。
一方で、出発前、倒壊した家屋のある地域に集中した報道ばかりが連日なされ、白馬の殆どの地域が大きな被害に遭い近づいてはいけないかようなイメージを多くの方に持たれ、観光面では冬シーズンを前に取り返しのつかないキャンセルが発生し白馬の観光産業にかつてない甚大な損失が生じる虞れがありました。
これは依然生じている虞れでもあり、既に生じてしまった部分もありますが、自分の身近なところだけでも、これまで観光英語の授業を一生懸命に受けて来てくれた白馬高の生徒たちや、外国人旅行者受け入れのためにインバウンドセミナーに参加してくださった宿泊業の方々をはじめ、国内外問わず白馬にお越し頂くお客様によって生活が成り立っている大勢の方達がいて、実際にスキー場エリアが通常運営しているにも関わらず、その努力が台無しになってしまったり、生計が脅かされる危険がありました。さらにはそれにより、白馬全体の適正財源が確保されず、復興への大幅な遅れが生じる懸念も。
どうにか、連日の報道が白馬の全てでないことを分かって頂くために、白馬が元気にやっていることを対外的に大きく発信したい。
グローバルなレッドカーペットイベントであるこのアワードセレモニーは、その絶好の機会になるのではないかと考えていました。
出発前、こうした最中に海外に行っていいものかどうか躊躇う私の背中を押してくれたのは、最も被害の大きかった地域のその友人・知人達でした。
自分たちは大丈夫だから、しっかりと世界に向けて白馬の素晴らしさをPRしてきてくれと。
一昨年はスキーリゾートのグローバルウィナーになり、日本で初めてのグローバルだったので、ウィンターリゾートという限られた季節のリゾートとしてではありますが、国内外に本当に大きく報道して頂き、発信することが出来ました。
昨年はマウンテンリゾートということで、通年の山岳リゾートとして世界に認めてもらうことが出来、私としては本当にこの上ない光栄なことで、受賞までの道のりも自分としては大変なものでしたが、カントリーウィナー自体は日本で初めてのことではなかったので、特に大きくは発信できませんでした。
世界の全ての場所はラグジュアリーで、どのカテゴリーのどのウィナーでも受賞自体が本当に名誉なことで、私どもには過分過ぎる評価ではありますが、今回は震災のことがあって、どうにかカントリーウィナーより上の、発信力のある日本初の何かが取れないかと心の中で願う自分がいました。
そして、
ラグジュアリー・マウンテンリゾート・コンティネントウィナー!!!
山岳リゾート・アジアNo1を受賞することが出来ました。
日本初のコンティネントウィナー、大陸一のアワードですっ☆
ご協力、ご支援頂きました皆様、本当に本当にありがとうございます。
2年前に、スキーリゾート部門で世界一を取った時も、もちろん信じられないくらい嬉しかったですが、その時はなんというか夢を見ているようで何が起きてるのか良く分からないような感覚でしたが、今回はその時よりも現実味のある色々な意味で嬉しかったですし、ずっと心に抱えていたプレッシャーも解けて安堵の気持ちが込み上げました。
この2年で参加国も倍近くに増えていて、グローバルウィナーはドバイのアトランティス・ザ・パームやバージュ・アル・アラブなど世界屈指のところが連続で受賞するようになって来ており、このアワード自体が本当に世界のツーリズム界から注目されて来ていて、タイやドバイなどが同じ大陸にある中でこの大陸一というアワードを受賞出来たのは、お客様はじめ本当に長くに渡り支えて来て下さった皆様のお陰と、白馬の雄大な自然がアジア一の山岳リゾートと認められたからに他なりません!
本当にありがとうございます。
白馬の小さな宿が、ドバイのこんなホテルと同じアワードの土俵に乗っちゃってるって訳です(笑)
今回自分のところ以外の日本のホテルの方々がアワードセレモニーに参列され、一緒にそれぞれの受賞を喜び合えたこと、本当に本当に嬉しくて、心強かったです!
「御宿 The Earth」さんは、Luxury Suite Hotel という競合の多いであろうカテゴリーでカントリーウィナーを、そして「百名伽藍」さんは、Luxury Costal Hotelでこちらも日本初のコンティネントウィナーを受賞されました!!
私どもの受賞は「Luxury Mountain Resort」ということで、ホテルというよりもリゾートそのものが、アジア1と評価されたものではないかと感じています。
間違いなく、日本は近い将来、訪日観光客2000万人を突破出来るのを確信しました☆
そして白馬は、その訪日観光客2000万人達成のための最重要地方の一つである長野県で、最も外国人旅行者が多く訪れている、日本のリゾート・インバウンド事業の先導役を担うべき場所です。
お蔭様で、懸念された海外への風評被害は、日頃お世話になっているJNTOや長野県の観光部の皆さんのお陰もあり、早い段階で正確な情報を発信したことで、殆どキャンセルはなく、今シーズンも既に海外から大勢のお客様にお越し頂いていて、昨シーズンよりも更に白馬の外国人宿泊者数は大幅に伸びそうです!
お客様さえ来てくだされば、スキー場エリアを中心に、この冬の観光も精一杯盛り上げ、その中で支援を募ったり適正な経済を循環させ、被災地域の復興を進め、支え合っていくことが出来ます。
このマウンテンリゾートアジア1のアワードは、やはり私にとっては身に余る栄誉で、申し訳ない気持ちのほうが依然大きいタイトルではありますが、運良く神様が与えてくださった機会だと感謝し、存分に活用して、これからも白馬や長野県や日本の魅力を精一杯発信していきたいと思っています!
http://mainichi.jp/area/nagano/news/m20150109ddlk20020133000c.html
ちょうど5年前にこのブログで、「50年後は、白馬全体が一つの大きなアジア最大のマウンテンリゾートとして、世界へ感動を発信する素晴らしいステージになってるんじゃないかな」と綴りました。
大勢の方々の努力のお陰で、気づけば僅か5年で白馬はここまでになりました。
今後はその名に恥じぬよう、受け入れ体制を更に充実させ、より感動を生み出すステージを作り上げていければと思います。
感謝の気持ちは尽きませんが、これまでWorld Luxury Hotel Awardsに関わるご支援・ご協力を頂きました全ての皆様に改めて御礼申し上げます。
本当にありがとうございました。
そしてこれからも白馬をどうぞ宜しくお願い致します。
丸山俊郎
有名なテーブルマウンテンを背景にした、この圧倒的な景色は、ケープタウン一番のビーチリゾート「キャンプス・ベイ」!
The Bay Hotelはその中心に位置するリゾートの象徴的なホテルです。
エントランスにはレンタル用のランボルギーニなどの超高級車が並べられ、レッドカーペットの舞台に相応しい雰囲気が立ちこめています!
実際にレンタル出来るのですが、そこまで驚くほど高い値段ではないので、こういった高級車のレンタルサービスも一流リゾートではいいなぁと☆
プールからの海の景色も、今まで訪れたビーチリゾートとは別の雰囲気で、初めての場所に来たという特別な気持ちが強まります!
海自体はアフリカ最南端なので結構冷たく、寒がりの私にはちょっと。。。(笑)
お部屋は、私はこちらのテーブルマウンテンの見える側に泊まりました。
ビーチの脇にこんな迫り来る山が切り立っているのは、本当に不思議です。
綺麗だなぁ!
このワインは、2シーズン前にウチに来てくださったケープタウンのお客さんに現地でお会いした際に頂いたもの。
世界のどこに行っても、我が家のお客さんに会えるくらい、白馬は本当に世界中からお客様をお迎えするリゾートになりました!
さぁ、いよいよワールド・ラグジュアリー・ホテル・アワード2014のセレモニーが始まります☆
今回も一馬たちが遠い国まで応援に来てくれました!
いつも本当にありがとう!!
今年はセレモニー前のカクテルレセプションから、すごく嬉しいことがありました。
このアワードセレモニーで初めて日本の受賞ホテルの方々とご一緒することが出来たのです!
沖縄の「百名伽藍」の皆様と、鳥羽の「御宿 The Earth」の皆様☆
昨年までは、日本からのノミネートファイナリストは当館以外は有名グローバル外資系チェーンホテルだけだったのですが、今年は「百名伽藍」「御宿 The Earth」「雲仙観光ホテル」がノミネートに加わり、訪日外国人観光客2000万人突破を目指す同じ日本の仲間として、一緒にこの場でこのグローバルなアワードの受賞のお祝いが出来ることを本当に嬉しく思いました。
どちらのホテルの方々も本当に素晴らしいお人柄で、お客様に評判がいいのが容易に納得でき、お会い出来て非常に光栄でした!
こちらは昨年のグランプリホテル、モルディブの「Coco Collection」の会長!
日本語が堪能で、最近はスモール・ラグジュアリー・ホテルに興味があると言って、色々とお話しさせて頂くことが出来ました。
3人とも同じ国の人にしか見えませんね(笑)
こんな凄んごいホテルの会長さんと対等にお話が出来ちゃうこのセレモニーは、私などが参列するのは本当に恐れ多いのですが、白馬や長野県を世界水準のリゾートにしていくには絶好のコネクション作りと勉強の場なので、活かさない手はありません!
今年は私も3年目になったので、セレモニーの流れも随分と分かって来ていて、このカクテルレセプションが他の国々のホテルの役員の方々とお話したり日本や白馬を売り込む絶好の機会だと言うことが分かっていたので、とにかくこの時間に色々な国のホテルの方達とお話させて頂きました☆
日本からの参列者は私が第一号なので、私のことを覚えていてくださっている方も意外に多くいらっしゃって、これまで頑張って来て良かったなぁと改めて感じ。
セレモニー会場に移って、本編のスタート!!
やはり、この空間は何度経験してもドキドキわくわくで心トキめきます☆
これまでは同じテーブルは近い国の方々でしたが、今回は地元ケープタウンのホテル、ドバイのホテル、イタリアのホテルの方々とご一緒で、今までとまた違った会話を楽しむ時間を過ごすことが出来ました。
春にドバイに行っておいたお陰で、今回の滞在中、他のホテルの方々との会話の引き出しがだいぶ増えて助かりました!
今回は、食事も私としては今までで一番美味しかったのですが、ケープタウン周辺は有名なワイナリーが多く、このディナーの際のワインも非常に美味しくて私好みのテイストで、これまで以上にお料理を堪能させて頂きました!
ステージアトラクションは、これまでよりも開催国の文化性が少ないというか、世界各国のダンスや音楽が次々と登場し。
でも、ケープタウンは世界中の貿易の拠点として栄えて来た場所ですから、各国の文化が入り交じっていることこそが、ここならではの文化と言えるのかも知れませんね!
今年のゲストスピーチは、南アフリカのキー局のTVプレゼンターでジャーナリストのDerek Watts氏!
世界的なツーリズムの話しに、ユーモアをたっぷり交え、会場中を惹き付ける満場の拍手に包まれたスピーチでした。
日本の箸の話しなど、スピーチの要所要所に日本文化の話しが出てきて、日本が世界から注目を浴びているのを再認識しました。
ただ同時に観光の側面からの原発問題の話しなどもあがり、考えさせられるシーンも。
毎年このセレモニーでグローバルツーリズムに対するゲストスピーチを聞くたびに、ある意味自身の考えの多くを確信する部分もあるのですが、実行出来ていない部分や遅れをとっている部分も浮き彫りになり、まだまだやらなくてはいけないことが山積みだなと痛感することが非常に多く、いい刺激を頂けます!
いずれにしても、日本からこのアワードの受賞ホテルが増えて来ていることは、確実に日本が世界のツーリズムの流れに沿ってグローバル化して来れている証ですので、そこについては素直に喜んでいいのかなと感じているところです。
さぁ、いよいよアワードの発表です!!
現地で名前を呼ばれるその瞬間まで、どのカテゴリーのどのアワードを頂けるのか、さらには本当に頂けるのかどうかも分からないので、凄くドキドキします。
私のような家族経営の小さな宿の一経営者がこの場所に来れているだけでも、あり得ない夢のような話しではあるのですが、今回はさらなる日本のグローバルツーリズム化に向けて日本の代表として自国をPRするのと同時に、どうしても私の中で叶えたい願いがありました。
ここへ来る前、ご存知の方も多い長野県北部で大きな地震があり、被災した地域がありました。
スキー場を中心とした白馬の多くの地域は大きな被害はありませんでしたが、親しい友人・知人の家が被害の大きかった地域にあり、倒壊してしまい、亡くなった人こそいなかったものの、避難生活をされた方もいます。
一方で、出発前、倒壊した家屋のある地域に集中した報道ばかりが連日なされ、白馬の殆どの地域が大きな被害に遭い近づいてはいけないかようなイメージを多くの方に持たれ、観光面では冬シーズンを前に取り返しのつかないキャンセルが発生し白馬の観光産業にかつてない甚大な損失が生じる虞れがありました。
これは依然生じている虞れでもあり、既に生じてしまった部分もありますが、自分の身近なところだけでも、これまで観光英語の授業を一生懸命に受けて来てくれた白馬高の生徒たちや、外国人旅行者受け入れのためにインバウンドセミナーに参加してくださった宿泊業の方々をはじめ、国内外問わず白馬にお越し頂くお客様によって生活が成り立っている大勢の方達がいて、実際にスキー場エリアが通常運営しているにも関わらず、その努力が台無しになってしまったり、生計が脅かされる危険がありました。さらにはそれにより、白馬全体の適正財源が確保されず、復興への大幅な遅れが生じる懸念も。
どうにか、連日の報道が白馬の全てでないことを分かって頂くために、白馬が元気にやっていることを対外的に大きく発信したい。
グローバルなレッドカーペットイベントであるこのアワードセレモニーは、その絶好の機会になるのではないかと考えていました。
出発前、こうした最中に海外に行っていいものかどうか躊躇う私の背中を押してくれたのは、最も被害の大きかった地域のその友人・知人達でした。
自分たちは大丈夫だから、しっかりと世界に向けて白馬の素晴らしさをPRしてきてくれと。
一昨年はスキーリゾートのグローバルウィナーになり、日本で初めてのグローバルだったので、ウィンターリゾートという限られた季節のリゾートとしてではありますが、国内外に本当に大きく報道して頂き、発信することが出来ました。
昨年はマウンテンリゾートということで、通年の山岳リゾートとして世界に認めてもらうことが出来、私としては本当にこの上ない光栄なことで、受賞までの道のりも自分としては大変なものでしたが、カントリーウィナー自体は日本で初めてのことではなかったので、特に大きくは発信できませんでした。
世界の全ての場所はラグジュアリーで、どのカテゴリーのどのウィナーでも受賞自体が本当に名誉なことで、私どもには過分過ぎる評価ではありますが、今回は震災のことがあって、どうにかカントリーウィナーより上の、発信力のある日本初の何かが取れないかと心の中で願う自分がいました。
そして、
ラグジュアリー・マウンテンリゾート・コンティネントウィナー!!!
山岳リゾート・アジアNo1を受賞することが出来ました。
日本初のコンティネントウィナー、大陸一のアワードですっ☆
ご協力、ご支援頂きました皆様、本当に本当にありがとうございます。
2年前に、スキーリゾート部門で世界一を取った時も、もちろん信じられないくらい嬉しかったですが、その時はなんというか夢を見ているようで何が起きてるのか良く分からないような感覚でしたが、今回はその時よりも現実味のある色々な意味で嬉しかったですし、ずっと心に抱えていたプレッシャーも解けて安堵の気持ちが込み上げました。
この2年で参加国も倍近くに増えていて、グローバルウィナーはドバイのアトランティス・ザ・パームやバージュ・アル・アラブなど世界屈指のところが連続で受賞するようになって来ており、このアワード自体が本当に世界のツーリズム界から注目されて来ていて、タイやドバイなどが同じ大陸にある中でこの大陸一というアワードを受賞出来たのは、お客様はじめ本当に長くに渡り支えて来て下さった皆様のお陰と、白馬の雄大な自然がアジア一の山岳リゾートと認められたからに他なりません!
本当にありがとうございます。
白馬の小さな宿が、ドバイのこんなホテルと同じアワードの土俵に乗っちゃってるって訳です(笑)
今回自分のところ以外の日本のホテルの方々がアワードセレモニーに参列され、一緒にそれぞれの受賞を喜び合えたこと、本当に本当に嬉しくて、心強かったです!
「御宿 The Earth」さんは、Luxury Suite Hotel という競合の多いであろうカテゴリーでカントリーウィナーを、そして「百名伽藍」さんは、Luxury Costal Hotelでこちらも日本初のコンティネントウィナーを受賞されました!!
私どもの受賞は「Luxury Mountain Resort」ということで、ホテルというよりもリゾートそのものが、アジア1と評価されたものではないかと感じています。
間違いなく、日本は近い将来、訪日観光客2000万人を突破出来るのを確信しました☆
そして白馬は、その訪日観光客2000万人達成のための最重要地方の一つである長野県で、最も外国人旅行者が多く訪れている、日本のリゾート・インバウンド事業の先導役を担うべき場所です。
お蔭様で、懸念された海外への風評被害は、日頃お世話になっているJNTOや長野県の観光部の皆さんのお陰もあり、早い段階で正確な情報を発信したことで、殆どキャンセルはなく、今シーズンも既に海外から大勢のお客様にお越し頂いていて、昨シーズンよりも更に白馬の外国人宿泊者数は大幅に伸びそうです!
お客様さえ来てくだされば、スキー場エリアを中心に、この冬の観光も精一杯盛り上げ、その中で支援を募ったり適正な経済を循環させ、被災地域の復興を進め、支え合っていくことが出来ます。
このマウンテンリゾートアジア1のアワードは、やはり私にとっては身に余る栄誉で、申し訳ない気持ちのほうが依然大きいタイトルではありますが、運良く神様が与えてくださった機会だと感謝し、存分に活用して、これからも白馬や長野県や日本の魅力を精一杯発信していきたいと思っています!
http://mainichi.jp/area/nagano/news/m20150109ddlk20020133000c.html
ちょうど5年前にこのブログで、「50年後は、白馬全体が一つの大きなアジア最大のマウンテンリゾートとして、世界へ感動を発信する素晴らしいステージになってるんじゃないかな」と綴りました。
大勢の方々の努力のお陰で、気づけば僅か5年で白馬はここまでになりました。
今後はその名に恥じぬよう、受け入れ体制を更に充実させ、より感動を生み出すステージを作り上げていければと思います。
感謝の気持ちは尽きませんが、これまでWorld Luxury Hotel Awardsに関わるご支援・ご協力を頂きました全ての皆様に改めて御礼申し上げます。
本当にありがとうございました。
そしてこれからも白馬をどうぞ宜しくお願い致します。
丸山俊郎