LUXUREARTH
異常な猛暑が続く日本!!
先日はたった1日東京に仕事で行っただけで、身体が溶けてなくなってしまうのではないかという程に、すっかり白馬の気候に慣れてしまった私(^^;)
白馬も昔より暑くなって来てる気はしますが、やっぱり全然涼しいですっ☆
今朝なんかは寒いくらいでしたが。。。(^^;)
さて、ヨーロッパ記後半!!の前に、今回はこのたび出来上がった新しいサイトのご案内です!
[LUXUREARTH]
http://www.luxurearth.com
21世紀に生きる我々がこれからの時代に求めて行くべきLuxuryのフィロソフィー、"Luxury" "Art" "Re-Earth"のアイデアを繋いだ「Luxurearth」
「感性からのラグジュアリー」の概念を再構築し、広めていくもの。
私もフィロソファーの一人として、自分のこれまでの夢の国や海外での経験、そして観光業と旅行と昨年のホテルアワードの受賞を通じて醸成して来た私なりの地域や地球やツーリズムや豊かさに関する考えを、[New Luxury] [Earth] [Sustainability] [Sustainable Tourism]の観点から話させて頂いております。
http://www.luxurearth.com/jp/toshiro-maruyama/
ここに登場するフィロソファーは、ご存知「パタゴニア」の社長の辻井さんや「生活の木」社長の重永さん、さらには『世界ふしぎ発見!』のミステリーハンターでお馴染みの末吉里花さんや元シャネルで六本木ヒルズの立ち上げにも携わった浜本亜実さんなど、著名で魅力的な才能あふれる方ばかり!!
私なんかがご一緒させてもらっちゃっていいんでしょうかという気持ちも少々ありますが、価値観の一つとして、ここから感じて頂けるものがあれば嬉しく思います。
この尋常じゃない気候も、人類が本気で考えていかないと改めて感じるところでもあり。
さて、ヨーロッパ後半!
スイスのチューリッヒ空港からオーストリアのレッヒまでは車での移動で、車外には終始こんな感じのいかにもヨーロッパな美しい景色が続いて、本当に心地がいいです(^-^)/
初めての車での国境越えを今更ながらに経験し、走ること約2時間半!
スキーの歴史の中でしか聞いたことのなかったアールベルグ地方に入り、シュナイダーの生家を越えて、遂に念願の白馬の姉妹都市レッヒへとやって参りました☆
最初に飛び込んで来たこの景色!!
噂には聞いていましたが、鳥肌が止みませんо(ж>▽<)y ☆
そしてレッヒに着いてすぐに、私にとってのビックリがまた待っていました(・∀・)
今回の宿泊はどこなのか全くその日まで知らされてなかったのですが、到着したのはまさかのペーターさん家族の経営するホテル「Der Berghof」(ノ゚ο゚)ノ
そう、マレーシアのChoongさんがたまたま泊まって、2月の火祭りでペーターさんが白馬に来た時に話題となった例のホテルですっ!!
嬉しすぎるーーーо(ж>▽<)y ☆
2月に一緒に飲んだ時に、ちょうどホテルの名刺をもらっていたので、生きているうちに行けたらいいなくらいに思っていたのですが(笑)
レッヒのホテルは白馬のように家族経営スタイルも多いのですが、そのクオリティーの高さは私が今まで行ったことのあるリゾートの中でもトップではないかと!
各ホテルそれぞれが4つ星・5つ星評価されているほど設備面でも全てが整っていてパーフェクトなのも凄いのですが、ペーターさんのホテルに関して言えば、従業員の対応や空間の演出が感動的でした(^-^)/
これは、ペーターさんのホテルのエントランスロビーの梁☆
どうしても他所のお家の柱や梁が気になる私(笑)
リニューアルされた新しいものと、こういった昔からあるもののバランスがとても絶妙で、いわゆるお金だけ掛かったゴージャスとは違った、価値ある格式を感じさせてくれますp(^-^)q
さらには、街全体が非常に統一感のある調和のとれた建物が並んでいて、美しいリゾートが出来上がっていて、これは今まで泊まった7つ星ホテルや一流と言われるホテルでも真似出来ない、地域ならではの素晴らしさなのではないかと☆
お部屋も凄く奇麗で、ベランダから見える景色はこんなんっ(ノ゚ο゚)ノ
いつも海外では海ばかり見ていたので、朝起きて山があるのが不思議な感じっo(^-^)o
お食事も地元で採れた野菜が豊富で、本当に美味しくて美味しくてっ☆
レッヒも元々は農村で田舎だったんですが、スキー文化によって観光業が発達し、そして高級志向に特化して、リゾートとしてトップクラスへと進化を遂げたそう!!
その地で採れるものや、手の掛かったいいものには、適正ないい値段を。
まさに、そんな形を実現させている好例ではないかと(・∀・)
ラウンジ・ロビースペースでは、お馴染みさん達が演奏をしたりと、みんな笑顔の素敵な空間☆
さらにその演奏に、ペーターさんのお孫さんが、トランペットや鈴で飛び入り参加してお客さんを驚かせるシーンもっ(ノ゚ο゚)ノ
写真撮り損ねましたが、彼のトランペットは本当に感動的で、まさに家族経営のホスピタリティーの真髄ではないかと感銘を受けました!!!
レッヒ2日目は、午前中はちょっとお天気がいまいちだったので、街中を見て回りました!
観光局の宿泊案内☆
街の中心地にあるので、ツーリストには非常に便利(・∀・)
タッチ式で希望を入れていくと、その日空いている宿が表示されます!
自分の希望にあったその宿の詳細が自分で入力して分かるので、観光案内所のスタッフの人がよく困る問題の一つである案内する各宿の公平さという課題が、これにより解決されます(・∀・)
もちろんスタッフもいるので、観光情報もここでバッチリ入手でき!!
もう一ついいなぁと思ったのが、メインストリートの脇に沢山のオープンバーが並んでいること(・∀・)
ビーチリゾートでは当たり前のこのスタイルも、山のリゾートではお天気のこともあり、そこまで浸透している訳ではないですが、スキーやスノーボードの後の一杯や、夕食を兼ねた一杯をこうして外で楽しめる雰囲気は旅行者には嬉しいことだなと☆
この日の午後は、白馬とレッヒの友好のワインも決定されるテイスティング会!!
ペーターさんのホテルのダイニングルームが会場で、観光プロモーションも兼ねて行われます☆
そして司会に登場したのは、もちろんステファンさん!!
白馬の火祭りにはいつもゲストとしてやって来ますが、このレッヒ周辺のイベントや大会は全てこの人が司会やアナウンスをします☆
声もいいし、アドリブでどんどん言葉が出て来るし、空気が読めてユーモアもあって。。。ホントに凄いなぁ、この人(ノ゚ο゚)ノ
今回、私のヨーロッパ行きが急遽決まったため、ステファンさんもペーターさんも私が来るとは全く思っておらず、顔を見せたら随分ビックリしてくれてp(^-^)q
そして大好きなレッヒワインのテイスティング!!!
といっても白だけで10種類以上あるので、飲んでしまう訳にはいきません(笑)
この審査の結果で今年のワインが決まると思うと、ちょっとドキドキですが、そこはあくまで自分の好みでOK(・∀・)
でも、こんな素晴らしい景色が窓の外で広がる雰囲気でワインがあったら、思わず酔いしれたくなりますよね(^~^)
お仕事じゃなかったら、全部満点にして飲んだくれてたろうなぁ(笑)
白ワインと赤ワインの間のブレイクタイムでは、テラスで美味しいアペタイザーをつまみながら!
すぐ後ろに広がるこの景色っ☆
白馬だって負けてませんが、ロケーションを活かしてこういう魅力を作り出している姿勢は本当に見習わないとですね(^O^)/
ペーターさんと(・∀・)
この宿も日本の多くの家族経営の宿が抱えている問題同様に、一時は後継者難で仕舞い掛けたそうですが、ペーターさんが体調を崩された時を期に、息子さん達が立て直し、今では経営的にも素晴らしく安定して、大勢のお客様に愛されて(^-^)/
一番右がペーターさんの息子さん!
フランス人の奥さんがいらっしゃって、お陰でフランスからも大勢のお客さんがやって来るそうp(^-^)q
そして、オーストリアで2つめの私にとってのビックリが、このテイスティング会に参加されていたこのブルーの服を着たワーナーさん☆
テイスティング会後の交流時間にたまたま話し掛けて来てくださって、色々とお話しをする中で、「この前もシンガポールに住んでいる古くからの友人の弁護士が。。。」という下りが出てきたので、『んっ!?』と思い、『それって、シンガポールじゃなくてマレーシアでは?』と聞き返すと、「あっ、そうそう住んでるのはね。って何で知ってるの?」となって、そこからは毎度のパターン(笑)
この方Choongさんと十数年来の親しいご友人で、家族ぐるみでお付き合いがあり、ペーターさんのホテルも元々はこの方の繋がりでChoongさんが泊まったそうで☆
マレーシアのお宅にも行ったことがあるそうで、私が友人だと言うと「そんなバカな!」というんで、ちょうど携帯に入っていたChoongさんの家で一緒に撮った画像を見せると「Oh, My god!!」と(笑)
最近はホントに世界が狭いなぁというか、もうこれだけ生きて来て結構色んな人に会って来たので、偶然というよりは必然なのかなという気がしています(・∀・)
その日の晩は、レッヒのスキースクールの校長と副校長にお礼かたがたお夕食☆
今回、八方尾根スキースクールから横山秀和デモと望月修平デモが、10日ほどこちらに来て、レッヒのスキースクールの指導を研修しました!
なんか猿岩石みたい(笑)
そして白馬でもお馴染みの技術戦で前走を務めてくれたリッチー・ベルガーも同席しo(^-^)o
二人とも、凄くいい刺激になって沢山勉強になったと言っていたので、きっとこれから学んだことを地元で活かしてくれるに違いありませんね!!
そして翌日はいよいよゲレンデ視察☆
この日も最高のお天気!!
フランスのラルプ・デュエズも凄く大きいと感激しましたが、こちらも同じくらいかそれ以上(ノ゚ο゚)ノ
このアルプスに抱かれながら滑る気持ちよさは、もう言葉になりませんо(ж>▽<)y ☆
ここはBMWが大きくスポンサーをしているので、至る所に興味深い広告が!!
BMWの展示は八方尾根でも最近始まりましたが、レッヒは更に大きくスポンサードがあるので、広告も他に楽しい物が色々☆
こちらは、絶景スポットでセンサーにカードチケットを当てると、数秒後にカメラでアルプスを背景に写真を撮ってくれて、後でBMWのホームページからチケットNoを入力して写真がダウンロード出来るサービス!!!
同じく、カードチケットをかざして、タイムが計測出来るスラロームコースなんかもあります☆
この日はレッヒの観光局長さんにスキー場のガイドをしてもらいながら、色々と教えて頂きました☆
こちらは、ゴンドラリフトと8人乗りチェアリフトが複合したハイテクリフト(ノ゚ο゚)ノ
チェアリフトとゴンドラが2:1の比率で混在します(・∀・)
乗り場のとこで、チェアリフトのレーンとゴンドラリフトのレーンに区分!!
上に登って歯車の部分を間近で見させて頂きましたが、ホントに不思議な仕組みで、ただただ目ん玉が丸くなるばかり(@_@)
更にはこのリフト、この向こうに見える約2キロ先の山まで延ばす計画で元々作られているとかで( ゚ ▽ ゚ ;)
つまり、ここのレーンで別れたゴンドラが、こちらから更に先へ延びていくという仕組みだそうなんですが、反対があったりした関係で随分とその時期が延ばし延ばしになってしまっていたとのこと。。。
でも苦節数年の末、同意を得ることが出来、次の冬までには着工して完成することが決定したそうなので、ますますこのリゾートが広いアルプスを堪能出来る場所になりそうです(^O^)/
ランチはこちらのオープンレストランでっ!!
バーカウンターもあって、この景色о(ж>▽<)y ☆
気持ちいいーーーーーっ!!!
なんて贅沢なんでしょうっo(^▽^)o
午後は、降雪のことを教えて頂きましたっp(^-^)q
ラルプデュエズもスノーガンが随所にありましたが、レッヒも10月から計画的に降雪の準備を始めて、ゲレンデの至る所にスノーガンや移動式のスノーマシンがあります!!
ご存知の方も多い、移動式のスノーマシンがこちらですが、驚くべきはスノーガンの方も、降雪を済ませたらお客様の目に触れないように都度取り外して移動してしまうということ!!!
これは、お客さんにより自然の中にいる気分を満喫してもらうための、夢の国と同じ「SHOW」の気遣いですっ☆
お金も労力も掛かるけど、そこにこだわって感動を生み出す姿勢はトップリゾート呼ばれる所以ですねp(^-^)q
こちらが、水を送り出す装置。。。。。だったかな(^^;)
雪が豊富にありそうなこの地でも、温暖化の影響もあって、年々雪の時期は減っているとか。。。
それでも我々が行ったときは4月中旬でしたが、まだまだ滑れるって感じで、でもそれも計画的な人口降雪を行っているお陰もあるとかで。
そして、この日の夜はシティーセンターでLechと交流のある都市が集まる交流会イベント☆
シーズン終わりの一大イベントでもあり、各交流都市がそれぞれの食事を提供するブースが出るので、地元でも大勢の人がこれを楽しみにしています!!
中でも人気なのが、白馬がいつも提供する寿司!!
この時になるとレッヒの人たちは本格的な寿司が食べられると心待ちにしているんですo(^-^)o
どうでしょう、このいかにも私が作って出しているように見える素晴らしい写真!!!!!
もちろん、私は盛り付けだけして、みんなに愛想を振りまいて提供しているだけです(笑)
作っているのは、レッヒの皆さんから「寿司マイスター」の愛称で親しまれている、徹也さんと同じくらいレッヒでは有名な八方の一流シェフ☆
ジュネーブやチューリッヒで食材を調達するんですが、普通の人ではなかなか刺身にする鮮魚を売っている場所なんて知らないですよね(ノ゚ο゚)ノ
ホールでは、白馬の他、ドイツのビーチリゾート[カンペン]や、コロラドのスキーリゾート[ビーバークリーク]といったレッヒの姉妹都市が勢揃いでセレモニー!!
こうしてそれぞれの違う国のリゾート都市同士がお互いのリゾートの存在に感謝しあって交流を続けれるって素晴らしいことだなぁとp(^-^)q
徹也さんが、記念のジャケットをプレゼントされたり、寿司マイスターが呼ばれて感謝を述べられ会場の皆さんに紹介されたり☆
司会はもちろんステファンさんo(^-^)o
彼の素晴らしいのは、その声や英語の上手さやトークの軽妙さももちろんなんですが、会場に来ているお客さんを心から迎えようという気持ちが伝わってくる、地元の人ならではのホスピタリティーがしっかりとあるという部分(・∀・)
この場所の魅力も誰よりも分かっているので、外部から連れてこられたアナウンサーでは絶対に出来ない、この地を訪れるお客さんに感動を生み出す能力を根本的に持ち合わせてるという部分なんじゃないかなとo(^-^)o
ステファンさんのトークと元気な爺ちゃんバンドメンバーの演奏のお陰で、姉妹都市相互に更なる強い絆の生まれた素敵な交流会となりました☆
明くる朝、ホテルで仲良くなった各都市からの皆さんとお別れです!
レッヒはまだまだ雪がありますが、ほとんどのホテルやレストランはこの日で営業を終了し、夏までお休みとなります(ノ゚ο゚)ノ
そのくらいに冬のスキー産業だけで経済が成り立つとのこと☆
確かにこれだけ世界中からスキー客が来るリゾートが確立されていて、適正価格で運営がなされていればそれも頷けます(・∀・)
日本と違ってスキーがブームどうこうでするものではなく、皆が一年の間に必ず1週間行くというような文化というか習慣みたいなものとして根付いているのも大きな違いかも知れませんね!
私たちは特別にもう一日滞在(^-^)/
この日もスキー場視察でしたが、朝からいいお天気☆
お隣のアルペンスキーの発祥の地と言われているサンアントンへ!!
この前の火祭りの時に、白馬スキー伝来100年のシナリオ作りのために本で見た場所やストーリーの舞台に、こんなタイミングで来れると思っていなかったので、本当に不思議な感じです(^-^)/
St.Antonまではレッヒからバスで移動するのですが、乗り場で待ってると、とんでもなく長い板を担いだ方が!!!
なんじゃこの板はーーーΣ(゚д゚;)!?
いったいどんなところを滑るんでしょうか(^^;)
こちらも超絶景っо(ж>▽<)y ☆
なんかもうフランスからこの時まで、どこもかしこも雄大過ぎるアルプスが広がっているので、若干麻痺してしまって当たり前みたいな感覚になってる自分がいましたが、改めて写真を見ても、本当に特別な場所にいたんだなとp(^-^)q
麓のほうは、確かにだいぶ雪が解けて来てましたが、それでも4月中旬でこれだけあるのは凄いことですよね☆
この日は、JNTOロンドンの所長さんもご一緒にスキー場を周り、ロンドンの観光事情についてもお話を伺うことが出来!
3つ目のビックリが、この所長さんとのお話の中にあったのですが、所長が先頃ロンドンで行ったレクチャーで、日本からホテルアワードを受賞した家族スタイルの旅館が出たという事例を扱ったそうでΣ(・ω・ノ)ノ!
「あっ、それウチです」みたいな(笑)
でも、今回ホントにレッヒの素晴らしい街並やペータさんのホテルやステファンさんの活躍を見て、まだまだ自分のとこで努力出来る見習わなきゃいけないこと沢山あるなと痛感しました(・∀・)
こちらはサンアントンの麓の街☆
もともとこっちは栄えていて、レッヒは農家だけの田舎だったのが、今ではレッヒが高級リゾートで、サンアントンが少し庶民派なリゾートになったとか(・∀・)
庶民派とはいえ、こんな観覧車とゴンドラが組合わさったみたいなリフトがあったり、広大なスロープがあったりと、私にとってはサンアントンも凄く高級スキーリゾートって感じでしたが(^^;)
ランチをとったオープンレストランの雰囲気や、スタッフの衣装なんかも、凄く魅力的で、非現実的な世界にいるような演出効果が出されていて感動しましたし☆
リフトのような資金的に大きなハード面に関しては、製造社がある本場のほうが価格的にかなり安く建設できる優位性があるので、それをそのまま真似るのはとても無理だと思いますが、サービスや演出などのソフトの面や手軽なハード面はすぐにでも手本にして日本流・白馬流に置き換えて導入出来ること結構あるんじゃないかなと(・∀・)
午後はレッヒに戻って、ステファンさんの案内のもと、オーバーレッヒに行きました(・∀・)
OberLechは、レッヒの街中からロープウェイに乗って上がった丘にある、十数件のホテルからなる小さなエリア☆
オーバーレッヒのホテルに宿泊するスキー客は、この乗り場まで車で来て、ここで滞在中の荷物を下ろし、それをスタッフがお客さんとともにロープウェイで上へと運びます(ノ゚ο゚)ノ
普通であれば街中から離れ、ゴンドラでしか上がれない不便な場所であるはずのオーバーレッヒのホテルが、麓のレッヒよりも高い宿泊料金で連日お客さんで賑わっているのには、ある秘密があります!
その秘密の入り口は、ロープウェイを降りてすぐのこの扉から行くことが出来ます!
この先にエレベーターがあり、それを下ると。。。
そこに広がるのは巨大な地下トンネル((◎д◎ ))
このトンネルがオーバーレッヒにある全てのホテルと繋がっていて、このトンネルからお客さんの荷物が各ホテルに送られます☆
各ホテルの入口を越え、トンネルを奥まで進んでいくと、スタッフのみが使える駐車場があり、さらにその先に広いスペースが!!
そこには、各ホテルで使われる食材等が並べられていて。。。
そうなんです、従業員と業者は麓から続いてる道でここまで来ることが出来て、ここで荷物を降ろしたり駐車したりして、各ホテルはトンネルを通路にして、ここに食材等を取りにくることが出来るようになっているんです☆
つまり、宿泊者は麓のホテルに泊まっているのと変わらない、新鮮な食材を使った料理などを楽みながら、車などが走っていない天空スキーリゾートでの非現実的な滞在を満喫することが出来るって訳です!
雪上を走れる消防車も用意されていたり、病院もあって、傷病発生時や災害時の対応も出来ているので、お客さんは安心してロングステイすることが出来ます(^O^)/
この地下に作られた魔法の力で、このオーバーレッヒは世界でも類を見ない特別な夢の場所になっているのです!!
そして驚くべきは、このエリアと地下トンネルが、どこかの会社が計画して出資して作り上げられたのではなく、元々ここにあった各ホテルそれぞれが共同で出資して作り上げたということ(ノ゚ο゚)ノ
これは本当に驚きましたっ!!!
このエリアは夏は車で一般客も上がってくることが出来るので、小高い場所にある景色のいいエリアとして宿泊客がいるのですが、冬は麓に比べると不便な場所になってしまうため、集客がそこまでなく以前は困っていたとか。
そこで、一軒のホテルがこの共同トンネル計画を考案し、他のホテルに提案して、実現したとのこと(ノ゚ο゚)ノ
最初からみんな賛成してトンネルがすぐに出来たのかとステファンさんに尋ねてみました!
彼は首を横に振りました。。。
ほとんどのホテルが反対、わずか2軒ほどがその案に賛成したと。。。
それではこの計画は完成には至りません。
でも、全てが繋がらなくても、そのわずか数軒だけでもまずはやってみようと決断し、工事に着工したと!
そして目論見は見事に成功し、その数軒には冬でもお客さんが大勢来るようになり、やがてその姿を見て他のホテルも加わり、現在の完成形に至り。。。。十数年の歳月が掛かったとか。
一見素晴らしい計画によって大成功をおさめたようにも見えるこの地域も、やはりそういった問題はあったのですね。
でも、今ではこの他に共同ボイラーシステムも導入されて、この地域は本当に素晴らしいチームワークが醸成されているようでした(・∀・)
最初に計画実行したホテルの人は、本当に強い信念と行動力と地域の信用があったのだろうなぁo(^-^)o
オーバーレッヒから麓へは、スキーはもちろん小さなソリで降りるコースもあります!!
登る時にロープウェイの中から見ていて、どうしてもやってみたかったので、ソリを借りて滑ってみました!!
これはロープウェイの中から撮ってもらった写真☆
予想以上にスピードが出て、ロープウェイと変わらない早さで降りられてビビりました(^^;)
でもかなり楽しくて、スキーをしない人でも、これをやるために上がるのでも十分楽しいので、ホントに八方尾根のどっかにあったらいいなぁと☆
で、ウェアもブーツもなしに滑ったので、ご覧の通りお尻びしょびしょ(笑)
ホントに面白かったですヽ(゚◇゚ )ノ
その後、ロープウェイ乗り場の近くに住む、火祭りにステファンさんとペーターさんと一緒に白馬に来てくれて出演してくれたフラッツさんのお宅にお邪魔して、テラスでアフタヌーンワイ。。。。ティー(笑)
景色のいいバルコニーで飲むワイ。。。。。紅茶の美味しいこと美味しいこと!
フラッツさんの奥さんが、びしょ濡れになった私のズボンを見て、息子のジャージを履いたらいいわよと貸してくれました(笑)
フラッツさんからも、色々とレッヒのこれまでの歩みを伺い、素敵な時間はあっと言う間に過ぎていきました(・∀・)
そして、私たちのヨーロッパ最後の夜は、ステファンさんとペーターさんとフラッツさんと一緒に街のレストランでo(^-^)o
この滞在中お世話になった感謝を込めて、白馬からのお土産をプレゼントしp(^-^)q
この後、ステファンさんが白馬から来た皆んなに一言ずつ言葉をくれました。
今日までレッヒと白馬の交流が続いていて、いつもドイツ語の通訳をしてくれている徹也さんにその感謝が述べられ。
この白馬とレッヒの交流は、長野オリンピックの時に、オーストリアハウスで徹也さんとステファンさん達が話しをしたことが元々はきっかけで実現したことだそうです。
そうなんですよね。
当時私はヘルマン・マイヤーの彼女や弟とたまたま知り合って毎日そこで飲んでいたんですが、当時のあの同じ空間にステファンさん達がいたんですよね(^^;)
あの時、ホントに海外の人たちと話すのが楽しくて、毎晩オーストリアハウスに行って、片言の英語でとにかく話しまくって、もっと英語力を身につけたいと思ったり、色んな国へ行ってみたいと感じたのを今でもよく覚えています。
ステファンさんは、一番最後に私に言葉をくれました。
Toshi、今回一番嬉しかったサプライズはお前が来てくれたことだよ!
見てもらいたいと思っていたこのレッヒの姿をToshiのような若い世代に見てもらえることは、自分たちにとっても本当に嬉しくて価値のあることだから。
ここで感じたことを、是非これからの白馬に活かしていってもらえたら嬉しいよ。
そして再来年、また白馬に行った時には、ToshiのミスターMCを聞きたいし、この前の火祭りで叶わなかったドイツ語でのインタビューも是非またチャレンジしてくれよ!!
と。
ありがとうステファンさんp(^-^)q
最近は色々忙しくて、MCのお仕事は台本を作ったり覚えたりする余裕がホントになくて、次の誰かに引き継ぐことばかり考えてたけど、本当に大事なのはお客さんを心からお迎えして楽しんでいって貰いたいと思う気持ちだよね。
引き継ぐことはもちろん出来るのであればすぐにでもって気持ちは変わらないけど、まだまだ現状で出来ることも沢山あるよね。
自分より一回り以上も年上のステファンさんが、元気にマイクを握ってお客さんをお迎えするホスピタリティー、本当に素晴らしくて感動しましたo(^-^)o
ありがとうレッヒ村p(^-^)q
この地球にある同じ自然豊かな山のリゾートとして、レッヒと白馬がお互いを尊重し感謝し合う姉妹都市でいられること、本当に幸せに感じます。
レッヒが元々持つ魅力を最大限に活かして世界トップクラスのリゾートを作り上げているチームワーク、今回の一番の感動でした。
リゾートのみんなが自分のホテル以外のお客さんも最高の笑顔で迎え、住んでる人同士が他を尊重し合って、個人利益追求に走ることなく、街並みの統一感の醸成や共同事業を成功させているそのチームワークは、私が夢の国時代に教わった「全てはチームワークで成り立っているんだ」という言葉を、立証しているように思えましたo(^-^)o
見習わなければいけない所がいっぱいだけど、きっといつか近い未来、白馬も同じような素晴らしい場所になれるチームワーク、少しずつだけど出来上がってきているの、私は確信してますp(^-^)q
白馬スキー伝来100年
その記念すべき年の私の締めくくりは、日本へスキーを伝えてくれたオーストリアの地で、スキーが本当に楽しいものだと改めて感じ、スキー文化と雪と山のあるこの地の有り難さに改めて感謝し、幕を閉じましたo(^-^)o
先日はたった1日東京に仕事で行っただけで、身体が溶けてなくなってしまうのではないかという程に、すっかり白馬の気候に慣れてしまった私(^^;)
白馬も昔より暑くなって来てる気はしますが、やっぱり全然涼しいですっ☆
今朝なんかは寒いくらいでしたが。。。(^^;)
さて、ヨーロッパ記後半!!の前に、今回はこのたび出来上がった新しいサイトのご案内です!
[LUXUREARTH]
http://www.luxurearth.com
21世紀に生きる我々がこれからの時代に求めて行くべきLuxuryのフィロソフィー、"Luxury" "Art" "Re-Earth"のアイデアを繋いだ「Luxurearth」
「感性からのラグジュアリー」の概念を再構築し、広めていくもの。
私もフィロソファーの一人として、自分のこれまでの夢の国や海外での経験、そして観光業と旅行と昨年のホテルアワードの受賞を通じて醸成して来た私なりの地域や地球やツーリズムや豊かさに関する考えを、[New Luxury] [Earth] [Sustainability] [Sustainable Tourism]の観点から話させて頂いております。
http://www.luxurearth.com/jp/toshiro-maruyama/
ここに登場するフィロソファーは、ご存知「パタゴニア」の社長の辻井さんや「生活の木」社長の重永さん、さらには『世界ふしぎ発見!』のミステリーハンターでお馴染みの末吉里花さんや元シャネルで六本木ヒルズの立ち上げにも携わった浜本亜実さんなど、著名で魅力的な才能あふれる方ばかり!!
私なんかがご一緒させてもらっちゃっていいんでしょうかという気持ちも少々ありますが、価値観の一つとして、ここから感じて頂けるものがあれば嬉しく思います。
この尋常じゃない気候も、人類が本気で考えていかないと改めて感じるところでもあり。
さて、ヨーロッパ後半!
スイスのチューリッヒ空港からオーストリアのレッヒまでは車での移動で、車外には終始こんな感じのいかにもヨーロッパな美しい景色が続いて、本当に心地がいいです(^-^)/
初めての車での国境越えを今更ながらに経験し、走ること約2時間半!
スキーの歴史の中でしか聞いたことのなかったアールベルグ地方に入り、シュナイダーの生家を越えて、遂に念願の白馬の姉妹都市レッヒへとやって参りました☆
最初に飛び込んで来たこの景色!!
噂には聞いていましたが、鳥肌が止みませんо(ж>▽<)y ☆
そしてレッヒに着いてすぐに、私にとってのビックリがまた待っていました(・∀・)
今回の宿泊はどこなのか全くその日まで知らされてなかったのですが、到着したのはまさかのペーターさん家族の経営するホテル「Der Berghof」(ノ゚ο゚)ノ
そう、マレーシアのChoongさんがたまたま泊まって、2月の火祭りでペーターさんが白馬に来た時に話題となった例のホテルですっ!!
嬉しすぎるーーーо(ж>▽<)y ☆
2月に一緒に飲んだ時に、ちょうどホテルの名刺をもらっていたので、生きているうちに行けたらいいなくらいに思っていたのですが(笑)
レッヒのホテルは白馬のように家族経営スタイルも多いのですが、そのクオリティーの高さは私が今まで行ったことのあるリゾートの中でもトップではないかと!
各ホテルそれぞれが4つ星・5つ星評価されているほど設備面でも全てが整っていてパーフェクトなのも凄いのですが、ペーターさんのホテルに関して言えば、従業員の対応や空間の演出が感動的でした(^-^)/
これは、ペーターさんのホテルのエントランスロビーの梁☆
どうしても他所のお家の柱や梁が気になる私(笑)
リニューアルされた新しいものと、こういった昔からあるもののバランスがとても絶妙で、いわゆるお金だけ掛かったゴージャスとは違った、価値ある格式を感じさせてくれますp(^-^)q
さらには、街全体が非常に統一感のある調和のとれた建物が並んでいて、美しいリゾートが出来上がっていて、これは今まで泊まった7つ星ホテルや一流と言われるホテルでも真似出来ない、地域ならではの素晴らしさなのではないかと☆
お部屋も凄く奇麗で、ベランダから見える景色はこんなんっ(ノ゚ο゚)ノ
いつも海外では海ばかり見ていたので、朝起きて山があるのが不思議な感じっo(^-^)o
お食事も地元で採れた野菜が豊富で、本当に美味しくて美味しくてっ☆
レッヒも元々は農村で田舎だったんですが、スキー文化によって観光業が発達し、そして高級志向に特化して、リゾートとしてトップクラスへと進化を遂げたそう!!
その地で採れるものや、手の掛かったいいものには、適正ないい値段を。
まさに、そんな形を実現させている好例ではないかと(・∀・)
ラウンジ・ロビースペースでは、お馴染みさん達が演奏をしたりと、みんな笑顔の素敵な空間☆
さらにその演奏に、ペーターさんのお孫さんが、トランペットや鈴で飛び入り参加してお客さんを驚かせるシーンもっ(ノ゚ο゚)ノ
写真撮り損ねましたが、彼のトランペットは本当に感動的で、まさに家族経営のホスピタリティーの真髄ではないかと感銘を受けました!!!
レッヒ2日目は、午前中はちょっとお天気がいまいちだったので、街中を見て回りました!
観光局の宿泊案内☆
街の中心地にあるので、ツーリストには非常に便利(・∀・)
タッチ式で希望を入れていくと、その日空いている宿が表示されます!
自分の希望にあったその宿の詳細が自分で入力して分かるので、観光案内所のスタッフの人がよく困る問題の一つである案内する各宿の公平さという課題が、これにより解決されます(・∀・)
もちろんスタッフもいるので、観光情報もここでバッチリ入手でき!!
もう一ついいなぁと思ったのが、メインストリートの脇に沢山のオープンバーが並んでいること(・∀・)
ビーチリゾートでは当たり前のこのスタイルも、山のリゾートではお天気のこともあり、そこまで浸透している訳ではないですが、スキーやスノーボードの後の一杯や、夕食を兼ねた一杯をこうして外で楽しめる雰囲気は旅行者には嬉しいことだなと☆
この日の午後は、白馬とレッヒの友好のワインも決定されるテイスティング会!!
ペーターさんのホテルのダイニングルームが会場で、観光プロモーションも兼ねて行われます☆
そして司会に登場したのは、もちろんステファンさん!!
白馬の火祭りにはいつもゲストとしてやって来ますが、このレッヒ周辺のイベントや大会は全てこの人が司会やアナウンスをします☆
声もいいし、アドリブでどんどん言葉が出て来るし、空気が読めてユーモアもあって。。。ホントに凄いなぁ、この人(ノ゚ο゚)ノ
今回、私のヨーロッパ行きが急遽決まったため、ステファンさんもペーターさんも私が来るとは全く思っておらず、顔を見せたら随分ビックリしてくれてp(^-^)q
そして大好きなレッヒワインのテイスティング!!!
といっても白だけで10種類以上あるので、飲んでしまう訳にはいきません(笑)
この審査の結果で今年のワインが決まると思うと、ちょっとドキドキですが、そこはあくまで自分の好みでOK(・∀・)
でも、こんな素晴らしい景色が窓の外で広がる雰囲気でワインがあったら、思わず酔いしれたくなりますよね(^~^)
お仕事じゃなかったら、全部満点にして飲んだくれてたろうなぁ(笑)
白ワインと赤ワインの間のブレイクタイムでは、テラスで美味しいアペタイザーをつまみながら!
すぐ後ろに広がるこの景色っ☆
白馬だって負けてませんが、ロケーションを活かしてこういう魅力を作り出している姿勢は本当に見習わないとですね(^O^)/
ペーターさんと(・∀・)
この宿も日本の多くの家族経営の宿が抱えている問題同様に、一時は後継者難で仕舞い掛けたそうですが、ペーターさんが体調を崩された時を期に、息子さん達が立て直し、今では経営的にも素晴らしく安定して、大勢のお客様に愛されて(^-^)/
一番右がペーターさんの息子さん!
フランス人の奥さんがいらっしゃって、お陰でフランスからも大勢のお客さんがやって来るそうp(^-^)q
そして、オーストリアで2つめの私にとってのビックリが、このテイスティング会に参加されていたこのブルーの服を着たワーナーさん☆
テイスティング会後の交流時間にたまたま話し掛けて来てくださって、色々とお話しをする中で、「この前もシンガポールに住んでいる古くからの友人の弁護士が。。。」という下りが出てきたので、『んっ!?』と思い、『それって、シンガポールじゃなくてマレーシアでは?』と聞き返すと、「あっ、そうそう住んでるのはね。って何で知ってるの?」となって、そこからは毎度のパターン(笑)
この方Choongさんと十数年来の親しいご友人で、家族ぐるみでお付き合いがあり、ペーターさんのホテルも元々はこの方の繋がりでChoongさんが泊まったそうで☆
マレーシアのお宅にも行ったことがあるそうで、私が友人だと言うと「そんなバカな!」というんで、ちょうど携帯に入っていたChoongさんの家で一緒に撮った画像を見せると「Oh, My god!!」と(笑)
最近はホントに世界が狭いなぁというか、もうこれだけ生きて来て結構色んな人に会って来たので、偶然というよりは必然なのかなという気がしています(・∀・)
その日の晩は、レッヒのスキースクールの校長と副校長にお礼かたがたお夕食☆
今回、八方尾根スキースクールから横山秀和デモと望月修平デモが、10日ほどこちらに来て、レッヒのスキースクールの指導を研修しました!
なんか猿岩石みたい(笑)
そして白馬でもお馴染みの技術戦で前走を務めてくれたリッチー・ベルガーも同席しo(^-^)o
二人とも、凄くいい刺激になって沢山勉強になったと言っていたので、きっとこれから学んだことを地元で活かしてくれるに違いありませんね!!
そして翌日はいよいよゲレンデ視察☆
この日も最高のお天気!!
フランスのラルプ・デュエズも凄く大きいと感激しましたが、こちらも同じくらいかそれ以上(ノ゚ο゚)ノ
このアルプスに抱かれながら滑る気持ちよさは、もう言葉になりませんо(ж>▽<)y ☆
ここはBMWが大きくスポンサーをしているので、至る所に興味深い広告が!!
BMWの展示は八方尾根でも最近始まりましたが、レッヒは更に大きくスポンサードがあるので、広告も他に楽しい物が色々☆
こちらは、絶景スポットでセンサーにカードチケットを当てると、数秒後にカメラでアルプスを背景に写真を撮ってくれて、後でBMWのホームページからチケットNoを入力して写真がダウンロード出来るサービス!!!
同じく、カードチケットをかざして、タイムが計測出来るスラロームコースなんかもあります☆
この日はレッヒの観光局長さんにスキー場のガイドをしてもらいながら、色々と教えて頂きました☆
こちらは、ゴンドラリフトと8人乗りチェアリフトが複合したハイテクリフト(ノ゚ο゚)ノ
チェアリフトとゴンドラが2:1の比率で混在します(・∀・)
乗り場のとこで、チェアリフトのレーンとゴンドラリフトのレーンに区分!!
上に登って歯車の部分を間近で見させて頂きましたが、ホントに不思議な仕組みで、ただただ目ん玉が丸くなるばかり(@_@)
更にはこのリフト、この向こうに見える約2キロ先の山まで延ばす計画で元々作られているとかで( ゚ ▽ ゚ ;)
つまり、ここのレーンで別れたゴンドラが、こちらから更に先へ延びていくという仕組みだそうなんですが、反対があったりした関係で随分とその時期が延ばし延ばしになってしまっていたとのこと。。。
でも苦節数年の末、同意を得ることが出来、次の冬までには着工して完成することが決定したそうなので、ますますこのリゾートが広いアルプスを堪能出来る場所になりそうです(^O^)/
ランチはこちらのオープンレストランでっ!!
バーカウンターもあって、この景色о(ж>▽<)y ☆
気持ちいいーーーーーっ!!!
なんて贅沢なんでしょうっo(^▽^)o
午後は、降雪のことを教えて頂きましたっp(^-^)q
ラルプデュエズもスノーガンが随所にありましたが、レッヒも10月から計画的に降雪の準備を始めて、ゲレンデの至る所にスノーガンや移動式のスノーマシンがあります!!
ご存知の方も多い、移動式のスノーマシンがこちらですが、驚くべきはスノーガンの方も、降雪を済ませたらお客様の目に触れないように都度取り外して移動してしまうということ!!!
これは、お客さんにより自然の中にいる気分を満喫してもらうための、夢の国と同じ「SHOW」の気遣いですっ☆
お金も労力も掛かるけど、そこにこだわって感動を生み出す姿勢はトップリゾート呼ばれる所以ですねp(^-^)q
こちらが、水を送り出す装置。。。。。だったかな(^^;)
雪が豊富にありそうなこの地でも、温暖化の影響もあって、年々雪の時期は減っているとか。。。
それでも我々が行ったときは4月中旬でしたが、まだまだ滑れるって感じで、でもそれも計画的な人口降雪を行っているお陰もあるとかで。
そして、この日の夜はシティーセンターでLechと交流のある都市が集まる交流会イベント☆
シーズン終わりの一大イベントでもあり、各交流都市がそれぞれの食事を提供するブースが出るので、地元でも大勢の人がこれを楽しみにしています!!
中でも人気なのが、白馬がいつも提供する寿司!!
この時になるとレッヒの人たちは本格的な寿司が食べられると心待ちにしているんですo(^-^)o
どうでしょう、このいかにも私が作って出しているように見える素晴らしい写真!!!!!
もちろん、私は盛り付けだけして、みんなに愛想を振りまいて提供しているだけです(笑)
作っているのは、レッヒの皆さんから「寿司マイスター」の愛称で親しまれている、徹也さんと同じくらいレッヒでは有名な八方の一流シェフ☆
ジュネーブやチューリッヒで食材を調達するんですが、普通の人ではなかなか刺身にする鮮魚を売っている場所なんて知らないですよね(ノ゚ο゚)ノ
ホールでは、白馬の他、ドイツのビーチリゾート[カンペン]や、コロラドのスキーリゾート[ビーバークリーク]といったレッヒの姉妹都市が勢揃いでセレモニー!!
こうしてそれぞれの違う国のリゾート都市同士がお互いのリゾートの存在に感謝しあって交流を続けれるって素晴らしいことだなぁとp(^-^)q
徹也さんが、記念のジャケットをプレゼントされたり、寿司マイスターが呼ばれて感謝を述べられ会場の皆さんに紹介されたり☆
司会はもちろんステファンさんo(^-^)o
彼の素晴らしいのは、その声や英語の上手さやトークの軽妙さももちろんなんですが、会場に来ているお客さんを心から迎えようという気持ちが伝わってくる、地元の人ならではのホスピタリティーがしっかりとあるという部分(・∀・)
この場所の魅力も誰よりも分かっているので、外部から連れてこられたアナウンサーでは絶対に出来ない、この地を訪れるお客さんに感動を生み出す能力を根本的に持ち合わせてるという部分なんじゃないかなとo(^-^)o
ステファンさんのトークと元気な爺ちゃんバンドメンバーの演奏のお陰で、姉妹都市相互に更なる強い絆の生まれた素敵な交流会となりました☆
明くる朝、ホテルで仲良くなった各都市からの皆さんとお別れです!
レッヒはまだまだ雪がありますが、ほとんどのホテルやレストランはこの日で営業を終了し、夏までお休みとなります(ノ゚ο゚)ノ
そのくらいに冬のスキー産業だけで経済が成り立つとのこと☆
確かにこれだけ世界中からスキー客が来るリゾートが確立されていて、適正価格で運営がなされていればそれも頷けます(・∀・)
日本と違ってスキーがブームどうこうでするものではなく、皆が一年の間に必ず1週間行くというような文化というか習慣みたいなものとして根付いているのも大きな違いかも知れませんね!
私たちは特別にもう一日滞在(^-^)/
この日もスキー場視察でしたが、朝からいいお天気☆
お隣のアルペンスキーの発祥の地と言われているサンアントンへ!!
この前の火祭りの時に、白馬スキー伝来100年のシナリオ作りのために本で見た場所やストーリーの舞台に、こんなタイミングで来れると思っていなかったので、本当に不思議な感じです(^-^)/
St.Antonまではレッヒからバスで移動するのですが、乗り場で待ってると、とんでもなく長い板を担いだ方が!!!
なんじゃこの板はーーーΣ(゚д゚;)!?
いったいどんなところを滑るんでしょうか(^^;)
こちらも超絶景っо(ж>▽<)y ☆
なんかもうフランスからこの時まで、どこもかしこも雄大過ぎるアルプスが広がっているので、若干麻痺してしまって当たり前みたいな感覚になってる自分がいましたが、改めて写真を見ても、本当に特別な場所にいたんだなとp(^-^)q
麓のほうは、確かにだいぶ雪が解けて来てましたが、それでも4月中旬でこれだけあるのは凄いことですよね☆
この日は、JNTOロンドンの所長さんもご一緒にスキー場を周り、ロンドンの観光事情についてもお話を伺うことが出来!
3つ目のビックリが、この所長さんとのお話の中にあったのですが、所長が先頃ロンドンで行ったレクチャーで、日本からホテルアワードを受賞した家族スタイルの旅館が出たという事例を扱ったそうでΣ(・ω・ノ)ノ!
「あっ、それウチです」みたいな(笑)
でも、今回ホントにレッヒの素晴らしい街並やペータさんのホテルやステファンさんの活躍を見て、まだまだ自分のとこで努力出来る見習わなきゃいけないこと沢山あるなと痛感しました(・∀・)
こちらはサンアントンの麓の街☆
もともとこっちは栄えていて、レッヒは農家だけの田舎だったのが、今ではレッヒが高級リゾートで、サンアントンが少し庶民派なリゾートになったとか(・∀・)
庶民派とはいえ、こんな観覧車とゴンドラが組合わさったみたいなリフトがあったり、広大なスロープがあったりと、私にとってはサンアントンも凄く高級スキーリゾートって感じでしたが(^^;)
ランチをとったオープンレストランの雰囲気や、スタッフの衣装なんかも、凄く魅力的で、非現実的な世界にいるような演出効果が出されていて感動しましたし☆
リフトのような資金的に大きなハード面に関しては、製造社がある本場のほうが価格的にかなり安く建設できる優位性があるので、それをそのまま真似るのはとても無理だと思いますが、サービスや演出などのソフトの面や手軽なハード面はすぐにでも手本にして日本流・白馬流に置き換えて導入出来ること結構あるんじゃないかなと(・∀・)
午後はレッヒに戻って、ステファンさんの案内のもと、オーバーレッヒに行きました(・∀・)
OberLechは、レッヒの街中からロープウェイに乗って上がった丘にある、十数件のホテルからなる小さなエリア☆
オーバーレッヒのホテルに宿泊するスキー客は、この乗り場まで車で来て、ここで滞在中の荷物を下ろし、それをスタッフがお客さんとともにロープウェイで上へと運びます(ノ゚ο゚)ノ
普通であれば街中から離れ、ゴンドラでしか上がれない不便な場所であるはずのオーバーレッヒのホテルが、麓のレッヒよりも高い宿泊料金で連日お客さんで賑わっているのには、ある秘密があります!
その秘密の入り口は、ロープウェイを降りてすぐのこの扉から行くことが出来ます!
この先にエレベーターがあり、それを下ると。。。
そこに広がるのは巨大な地下トンネル((◎д◎ ))
このトンネルがオーバーレッヒにある全てのホテルと繋がっていて、このトンネルからお客さんの荷物が各ホテルに送られます☆
各ホテルの入口を越え、トンネルを奥まで進んでいくと、スタッフのみが使える駐車場があり、さらにその先に広いスペースが!!
そこには、各ホテルで使われる食材等が並べられていて。。。
そうなんです、従業員と業者は麓から続いてる道でここまで来ることが出来て、ここで荷物を降ろしたり駐車したりして、各ホテルはトンネルを通路にして、ここに食材等を取りにくることが出来るようになっているんです☆
つまり、宿泊者は麓のホテルに泊まっているのと変わらない、新鮮な食材を使った料理などを楽みながら、車などが走っていない天空スキーリゾートでの非現実的な滞在を満喫することが出来るって訳です!
雪上を走れる消防車も用意されていたり、病院もあって、傷病発生時や災害時の対応も出来ているので、お客さんは安心してロングステイすることが出来ます(^O^)/
この地下に作られた魔法の力で、このオーバーレッヒは世界でも類を見ない特別な夢の場所になっているのです!!
そして驚くべきは、このエリアと地下トンネルが、どこかの会社が計画して出資して作り上げられたのではなく、元々ここにあった各ホテルそれぞれが共同で出資して作り上げたということ(ノ゚ο゚)ノ
これは本当に驚きましたっ!!!
このエリアは夏は車で一般客も上がってくることが出来るので、小高い場所にある景色のいいエリアとして宿泊客がいるのですが、冬は麓に比べると不便な場所になってしまうため、集客がそこまでなく以前は困っていたとか。
そこで、一軒のホテルがこの共同トンネル計画を考案し、他のホテルに提案して、実現したとのこと(ノ゚ο゚)ノ
最初からみんな賛成してトンネルがすぐに出来たのかとステファンさんに尋ねてみました!
彼は首を横に振りました。。。
ほとんどのホテルが反対、わずか2軒ほどがその案に賛成したと。。。
それではこの計画は完成には至りません。
でも、全てが繋がらなくても、そのわずか数軒だけでもまずはやってみようと決断し、工事に着工したと!
そして目論見は見事に成功し、その数軒には冬でもお客さんが大勢来るようになり、やがてその姿を見て他のホテルも加わり、現在の完成形に至り。。。。十数年の歳月が掛かったとか。
一見素晴らしい計画によって大成功をおさめたようにも見えるこの地域も、やはりそういった問題はあったのですね。
でも、今ではこの他に共同ボイラーシステムも導入されて、この地域は本当に素晴らしいチームワークが醸成されているようでした(・∀・)
最初に計画実行したホテルの人は、本当に強い信念と行動力と地域の信用があったのだろうなぁo(^-^)o
オーバーレッヒから麓へは、スキーはもちろん小さなソリで降りるコースもあります!!
登る時にロープウェイの中から見ていて、どうしてもやってみたかったので、ソリを借りて滑ってみました!!
これはロープウェイの中から撮ってもらった写真☆
予想以上にスピードが出て、ロープウェイと変わらない早さで降りられてビビりました(^^;)
でもかなり楽しくて、スキーをしない人でも、これをやるために上がるのでも十分楽しいので、ホントに八方尾根のどっかにあったらいいなぁと☆
で、ウェアもブーツもなしに滑ったので、ご覧の通りお尻びしょびしょ(笑)
ホントに面白かったですヽ(゚◇゚ )ノ
その後、ロープウェイ乗り場の近くに住む、火祭りにステファンさんとペーターさんと一緒に白馬に来てくれて出演してくれたフラッツさんのお宅にお邪魔して、テラスでアフタヌーンワイ。。。。ティー(笑)
景色のいいバルコニーで飲むワイ。。。。。紅茶の美味しいこと美味しいこと!
フラッツさんの奥さんが、びしょ濡れになった私のズボンを見て、息子のジャージを履いたらいいわよと貸してくれました(笑)
フラッツさんからも、色々とレッヒのこれまでの歩みを伺い、素敵な時間はあっと言う間に過ぎていきました(・∀・)
そして、私たちのヨーロッパ最後の夜は、ステファンさんとペーターさんとフラッツさんと一緒に街のレストランでo(^-^)o
この滞在中お世話になった感謝を込めて、白馬からのお土産をプレゼントしp(^-^)q
この後、ステファンさんが白馬から来た皆んなに一言ずつ言葉をくれました。
今日までレッヒと白馬の交流が続いていて、いつもドイツ語の通訳をしてくれている徹也さんにその感謝が述べられ。
この白馬とレッヒの交流は、長野オリンピックの時に、オーストリアハウスで徹也さんとステファンさん達が話しをしたことが元々はきっかけで実現したことだそうです。
そうなんですよね。
当時私はヘルマン・マイヤーの彼女や弟とたまたま知り合って毎日そこで飲んでいたんですが、当時のあの同じ空間にステファンさん達がいたんですよね(^^;)
あの時、ホントに海外の人たちと話すのが楽しくて、毎晩オーストリアハウスに行って、片言の英語でとにかく話しまくって、もっと英語力を身につけたいと思ったり、色んな国へ行ってみたいと感じたのを今でもよく覚えています。
ステファンさんは、一番最後に私に言葉をくれました。
Toshi、今回一番嬉しかったサプライズはお前が来てくれたことだよ!
見てもらいたいと思っていたこのレッヒの姿をToshiのような若い世代に見てもらえることは、自分たちにとっても本当に嬉しくて価値のあることだから。
ここで感じたことを、是非これからの白馬に活かしていってもらえたら嬉しいよ。
そして再来年、また白馬に行った時には、ToshiのミスターMCを聞きたいし、この前の火祭りで叶わなかったドイツ語でのインタビューも是非またチャレンジしてくれよ!!
と。
ありがとうステファンさんp(^-^)q
最近は色々忙しくて、MCのお仕事は台本を作ったり覚えたりする余裕がホントになくて、次の誰かに引き継ぐことばかり考えてたけど、本当に大事なのはお客さんを心からお迎えして楽しんでいって貰いたいと思う気持ちだよね。
引き継ぐことはもちろん出来るのであればすぐにでもって気持ちは変わらないけど、まだまだ現状で出来ることも沢山あるよね。
自分より一回り以上も年上のステファンさんが、元気にマイクを握ってお客さんをお迎えするホスピタリティー、本当に素晴らしくて感動しましたo(^-^)o
ありがとうレッヒ村p(^-^)q
この地球にある同じ自然豊かな山のリゾートとして、レッヒと白馬がお互いを尊重し感謝し合う姉妹都市でいられること、本当に幸せに感じます。
レッヒが元々持つ魅力を最大限に活かして世界トップクラスのリゾートを作り上げているチームワーク、今回の一番の感動でした。
リゾートのみんなが自分のホテル以外のお客さんも最高の笑顔で迎え、住んでる人同士が他を尊重し合って、個人利益追求に走ることなく、街並みの統一感の醸成や共同事業を成功させているそのチームワークは、私が夢の国時代に教わった「全てはチームワークで成り立っているんだ」という言葉を、立証しているように思えましたo(^-^)o
見習わなければいけない所がいっぱいだけど、きっといつか近い未来、白馬も同じような素晴らしい場所になれるチームワーク、少しずつだけど出来上がってきているの、私は確信してますp(^-^)q
白馬スキー伝来100年
その記念すべき年の私の締めくくりは、日本へスキーを伝えてくれたオーストリアの地で、スキーが本当に楽しいものだと改めて感じ、スキー文化と雪と山のあるこの地の有り難さに改めて感謝し、幕を閉じましたo(^-^)o