いとうせいこう 19年振りの新刊だそうです。
【STORY】
引っかかった杉の木から、DJアークは電波もマイクもなく、想像力だけでラジオを放送している。
聞こえる人には、聞こえるらしい。
作中の死者のファンタジーの様な設定の方が、生きてる人々の会話より、入っていける不思議な話です。
でも、大切な人を想う気持ちは、誰かを亡くした経験がなくても、想像できますもんね。
震災後すぐは、なかなか躊躇われるテーマだったがしますが。想像する事で理解するという、著者のストレートな想いが書かれています。
死者も遺された人も、想い合っているんだって考えは、共感します。
ただ、私は、愛し愛され生きる人を探している途中なので、ホント想像だけですが。。。