人間の文化は、地域により異なりますが、
共通している点も多くあります。
例えば、どんな宗教にも存在する「神」という概念。
いろいろな言語で言い表されますが、世界共通のものです。
これは、我々が人間という種として共有する知識であり、
個人の無意識のさらに奥深くに広がっているものではないか、
そのように考えたのが、フロイトの弟子であるカール・ユングであり、
その共有するもののことを、「集合的無意識」といいます。
ユングは、フロイトと並び称される心理学における巨人の一人です。
ユングによれば、集合的無意識は心の中で元型(アーキタイプ)を形成しており、
それは例えば神話に登場する英雄、賢者、女神などで、
人類共通のものとして、今でいうインターネットのようにあまねく存在している、といいます。
そして、我々が自分自身として意識している元型を「ペルソナ」といい、
それに対し、我々が社会から隠している元型を「シャドー」と呼びます。
元型は古代の原始的な記憶の積み重ねであり、
個人的な経験より、本能に近いものであるとされます。
ユングに関しては、これ以降もこのブログで、たびたびご紹介することになるかと思います。