前回からのつづき

 

所属して2年目の春です。前年の11月の配属転換だったので実質、4ヶ月経過しただけの日々でした。異動して慣れてきただろうから、係活動をしてね。なんて言われた驚きの春でした。任命されたのは、NST、現任教育(※)担当。

配置転換からたった、4ヶ月で現任ーーーーーー!!!!!と思ったのは言うまでもありません。

まともに現任教育すら受けていない上に、

まだ現任教育を受ける側なはずなのに。

これらは前回のブログの、怒涛の労働環境の中で付録のようにやっていくのです。

※現任教育の考え方

 現任教育体制の特徴は、専門職業人としての責任と自覚のもと、OJTを重視し、看護師個々の自主性・自律性を尊重するものです。キャリア発達では、新人・レベルⅠ・Ⅱ・Ⅲの4段階とし、①人間関係能力、②看護サービス実践能力、③マネジメント能力(役割と責務)、④指導・研究能力が段階的に修得できるよう支援します。キャリア支援のゴールは、ジェネラリストの育成です。        ~社団法人 日本看護協会 “看護にかかわる主要な用語の解説“ より~

 

配置転換からの4ヶ月。やれない。無理。それを言えないし、言わないのが看護師的サムライスピリッツ。上からの命令は絶対。「殿!戦でござります。敵方が後方より鶴翼の陣を敷いておりまする!」そんな幻聴が聞こえてきそうでした。

 

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そこから1年。夜の23時すぎまで残って、(もちろん残業代なし)勉強会の準備をしたり、整備されていないマニュアルを確認、整備をして行ったのです。同僚と私で……。

配置転換者が困らないように、マニュアルを1冊の本のようにまとめ、配属したら渡す。師長から配置転換があるよ。⇨マニュアルをまとめ本にする。そんなことを繰り返していきました。フォローは1年目以外6年目まで全員です。現任教育チーム2名じゃとてもじゃないけれどフォローできません。まさに戦でした。