1月12日は数年前に亡くなった父の誕生日。


311の日に父は緊急入院をした。

8階の病室で父が末期癌で残された時間が少ないと
医者から話を聞いていた時、


地震が起きた。


大きく揺れた。


長かった。



これ以上揺れが大きくなったら、もしこの建物が崩れたら、
8階にいる私たちは助からないだろう。


私は、父の命の時間が少ないということを聞いた時に


生れてはじめて、自分の死を意識した。




「癌は本人が辛い分、
残される家族に別れの覚悟と時間をくれるんだね」


オットゥが自分の父親を看取ったときに言っていた。



そうだね、父との時間が残り少ないということを、
父が体をはって教えてくれているんだね。


今のうちにたくさん話しておこう。





いろいろな話をした。





私が知らなかった父の若い頃の話、祖父母とのこと


父はいろいろ話してくれた。



最後の最後に、

今までずっと伝えられなかったことを伝えた。











ありがとうもたくさん言えた。


そして


今の自分がとても幸せだということ 





新緑の5月の新月の日に、


父は、愛する家族たちに見送られ旅立った。




ひとつだけ、聞きそびれたことがあった。


私の名前をつけた理由だ。


今まで1度も聞いたことがなかった。


聞こうと思っていたのに、あっという間に父は弱っていき
しゃべれなくなってしまい、聞きそびれてしまった。


父が旅立ってからも、ずうっと心のどこかに残っていたんだ。



何度も聞く機会はあったのに、どうして聞かなかったんだろう。


聞いておけばよかった。



はじめての子ども。


私が産まれ、名前をつけるときに父は

何を思い何を考えていたんだろう。


それは、もう2度と聞けないこと・・・



でもね、お父さん、私わかったよ。




この正月にお母さんから聞いたんだ。





名前つけたのは


お父さんじゃなくて、仲人さんだったんだってね!!



そら、聞いてもわからんわー








誕生日おめでとう、大好きなお父さん。





プレゼントは私が幸せになるコト・・・・ だね。