■アイデンティティとの向き合い~「被害者」「加害者」の認識 | 精神科医名越康文監修カウンセリングルーム~メンタルケアサロン『ピュアラル』のピュアブロ(カウンセリング・東京都渋谷区広尾)

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精神科医名越康文監修カウンセリングルーム
メンタルケアサロン~ピュアラル
(カウンセリング・東京都渋谷区広尾)
のカウンセリング・メンタルトレーニングに関する
メンタルサポートブログです。

こんにちは!
ピュアラル・代表カウンセラーの小高千枝です。




今日はクリスマスですね。

皆さんはどんなクリスマスをお過ごしでしょうか?

心温まる、優しい夜をお過ごしくださいね。




さて、ここからちょっとカウンセリングに関する

ディープなお話に移らせて頂きます。




DV、モラハラ、性暴力。。。

に関係するご相談を受ける際、一つの表現の仕方として

クライアントさまに対し『被害者』という形でお話を進めることがあります。



『被害者』

という言葉の響きは皆さんそれぞれ受け止め方が違う事だと思います。




何が良くて、何が悪いという判断基準は皆さんの価値観に

お任せいたしますが




被害者であるという認識を持たれた場合

その「被害」を受けた状況と向き合い、受け入れ

そして「被害者」から脱することが重要なポイントと

なってきます。



被害者という立場になった時

「被害者である」ということに安堵感を覚え、身をゆだねてしまう方も

いらっしゃいます。



それは一時の感情として、止まり木の一つとして

等身大の自分の受け入れとし、私は必要なことであると感じております。




エネルギーを使う日々だったからこそ

まずは休憩。。。

その感覚としての「被害者」の在り方は

人間が生きて行く過程において大切な時間です。




停止している時間は人それぞれであると思いますが

セルフイメージがマイナスの感情に苛まれる事も否めません。




その前に脱する準備をすることも必要。



そして「被害者」から卒業するにあたっての心のプロセスを

順をおって進んで頂くためにサポートをさせて頂いておりますが

皆さんはどう感じられているでしょうか。。。




特定非営利活動法人・性暴力被害ゼロネットワーク「しあわせなみだ」

のメールマガジンより。。。

「被害者」「加害者」についてお伝え頂きました。



この場をお借りし、皆さまへお伝えしたいと思います。




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           加害者と被害者

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性暴力やDV、デートDVなどの問題について人に情報を
伝えたり、文章を書くとき、加害者や被害者という言葉を使って
説明するか、違う言葉に置きかえるかを悩むことがあります。




言葉を選択する際の基準は大きく2つあります。




1つは、性暴力やDVが「日常にありふれた、ついいき過ぎて
しまった行為」などではなく、その行為や関係性の根底にある
「暴力性」を伝えたいときです。



そして、2つ目は、性暴力やDVが「ある特定の人にしか起こらない
特殊なできごと」などではなく、自分の問題として認識して
もらいたいときです。




1つ目の、行為や関係性がもつ「暴力性」を伝えたいときは、
戦略的に「加害者/被害者」という言葉を使います。



そうすることで、被害にあった人には「暴力的な言動を誘発した
私も悪かった」という共犯者的な意識を持たなくて良いこと、
また加害をした人には「その行為は相手を傷つける犯罪行為である」
というメッセージを込めます。



しかし、「加害者/被害者」という言葉はどちらもマイナスの
イメージが付随しており、当事者にとってラベリングされること
自体がしんどいため、「私(たち)のことではない、ひどい体験を
した人のこと」という認識につながるリスクがあるという複雑な
側面を持ちます。



そこで、2つ目の基準として、性暴力やDVを「自分の問題」として
認識してもらいたいときは、「加害者/被害者」という言葉を極力
使わないように心がけています。





大事なことは、性暴力やDVの「加害者/被害者」を一人でも
減らすためには、一人ひとりが暴力的なコミュニケーションの
あり方をきちんと「暴力」として位置づけ、「自分の問題」として
認識することだと思います。




また、特に被害にあった人に対しては、他人が「あなたは被害者で
ある」と位置づけたり、その位置づけがあたかも固定的であるかの
ようなメッセージを送らないことも大切です。



 

当事者が「被害者」というアイデンティティを選択するかどうかや、
いつそのアイデンティティを手放すか、また自分の体験をどの
ように認識したり、どのように人に説明するかは、一人ひとりの
判断にゆだねることが大切だと思います。












メンタルケアサロン~ピュアラル
代表カウンセラー  小高千枝




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