ついにはじまった2013年箱根駅伝。
強烈な向かい風というコンディションで結果も波乱があった。
1区から順番に振り返り有力校はランナーの走りも評価したいと思う。

1区


上武の倉田、神奈川の柿原が外れた以外はほぼ順当オーダー。
序盤から落ち着きのない東洋田口が何回か仕掛けるもここ最近よりはスローで団子状態。
早稲田の前田、青学の遠藤が遅れはじめ、最終的に区間賞は田口、明治文元、法政西池のライバル同士の争いに。
文元が仕掛けるも田口がついていき、最後は田口が逃げ切り区間賞。
文元は2位、西池は3位、4位は途中少し落ちたが最後は立て直した駒澤の油布。
早稲田前田は17位、青学遠藤は18位に終わった。

<有力校各ランナー評価>
東洋 田口(区間賞) ○
積極的に序盤から仕掛け、見事な区間賞。

駒澤 油布(区間4位) △
最後立て直し30秒以内でつないだのは見事だが、本来なら区間賞争いをしてほしい実力者。あくまで最低限の走りしかしていない。

明治 文元(区間2位) ○
序盤は後方に位置し、無駄な動きもなく安定の走りで区間2位。負けたとはいえ終盤仕掛けもしたので来年以降も1区のスペシャリストになってほしい。

早稲田 前田(区間17位) ×
序盤から遅れ、往路から勢いをつけたい早稲田の戦略をぶち壊す。有力校のやらかし1号。

青学 遠藤(区間18位) ×
評価できるのは最後前田に追いついたとこだけ。いきなり出遅れたのはNG。

2区


東洋設楽啓太が軽快に飛ばす中、駒澤窪田はなかなか追い上げることができず。
2位に上がってからは、中央学院藤井、日体大本田らに追いつかれ離すこともできず、ベンジャミンやオムワンバにはなすすべもなく抜かれ凡走。
出遅れた組は、早稲田平賀、青学大谷が積極的な走りで追い上げる。
最後はベンジャミンが設楽啓太をギリギリで抜きトップでタスキリレー。すぐうしろに東洋。
3位は一度抜かれたオムワンバを抜き返した日体大本田。以下山梨、駒澤、明治。
青山は11位、早稲田は12位まで追い上げる。

<有力校各ランナー評価>
東洋 設楽啓太(区間3位) ○
最後こそベンジャミンにかわされたが、序盤~中盤の積極的な走りは見事。駒澤、早稲田にも差はつけたので十分な結果。

駒澤 窪田(区間7位) ×
絶大な安定感を誇る窪田が駅伝ではじめてみた凡走。調子が悪かったのかプレッシャーか。
ただ今までの貢献度は高いので今回だけで責めることはできない。

明治 大六野(区間12位) △
小さくまとめたという最低限の走り。やはりまだエースと呼ぶには全然物足りない。ただ文元が作ったいい流れを壊すような走りではなかった。

早稲田 平賀(区間6位) ○
過去2回は首位での走り、今回は下位からの追い上げでオーバーペース気味だったがペースをそこまで落とすことなくいい走りでまとめた。さすが安定の平賀。

青学 大谷(区間5位) ○
平賀と並走したとはいえ、オーバーペースで自滅するかと思えばまさかの最後まで追い上げての区間5位。チームの流れを見事取り戻した走り。いい意味で予想外、すばらしい。

3区

あっという間に東洋設楽悠太が日大佐藤を捉えて首位奪還。そのまま独走。
日体大山中、駒澤中村、明治菊地、山梨井上に早稲田大迫が追いつき追い上げる。
大迫は集団に追いついたものの追い上げの影響か、苦手な風の影響かはわからないが、そこからはなかなか追い上げられず。
設楽悠太は最後強烈な風でふっとびそうになりながらもすばらしい走りでトップでリレー。
2位は争いを制した駒澤、大迫は3位、以下日体、山梨、明治と続く。
青学のスーパールーキー久保田は7位まで追い上げた。逆に日大は10位までダウン。

<有力校各ランナー評価>
東洋 設楽悠太(区間賞) ○
大迫を抑え見事区間賞の走り。おととしは3区であまりいい結果ではなかったが今回は見事結果を残した。

駒澤 中村(区間3位) ○
大迫との2位争いに勝ち、区間3位も見事だが 大迫と悠太にはタイムで1分以上負けている。今回は結果を残したので来年以降はエース格として区間賞を狙える存在になれるはず。

明治 菊地(区間5位) ○
集団から脱落したが、おそらく序盤ハイペースで入ったツケがきただけでタイム的には区間5位。しかも大きくは遅れてはいない。終盤まで集団の中にいれればよかったがケガ明けの影響もあったと思うので仕方ない。

青山 久保田(区間4位) △
見事追い上げたが、スーパールーキーとしては少し物足りない走り。ただ崩れない安定した走りは見事。

No.2 へ続く



駒澤大学 優勝


撹上→村山→油布→上野→湯地→久我→黒川→窪田


8区で窪田が東洋服部を追い抜き逆転優勝。
ただ油布と窪田以外は「ふつう」という印象。
油布と窪田以外のタイムは東洋大に負けている事実。
20kmの対応が低いとの噂だが箱根は対応できるか。
そして山登りは誰に?



東洋大学 2位


田口→啓太→延藤→悠太→高久→市川→佐久間→服部


3区途中~8区途中まで1位を守ったが最後に逆転負け。
ただ8区間中6区間駒澤に勝利、新勢力の台頭と収穫もあり。
柏原の卒業で絶対的な有利ではないが、新山の神を生まれさせる
ことができるか。
個人的には大津または服部を5区に推したい。



早稲田大学 3位


柳→大迫→佐々木→山本→高田→前田→市川→平賀


1区の柳が出遅れ、まったく優勝争いに食い込めず。
大迫、山本、前田、平賀らは出雲よりは良い走りだったが、
出遅れは重く3位。
箱根はついに2区大迫か!?となると鬼門の1区は誰に?



日本体育大学 4位


勝亦→本田→福士→服部→山中→甲斐→高柳→矢野


箱根予選をぶっちぎった日体大が全日本でも活躍。
服部の区間賞はお見事。
そしてなかなか駅伝で結果が出なかった矢野も見事な走り。
箱根も期待できそうだが、7~10番手の選手の力が劣りそう。
福士にリベンジにも期待。



明治大学 5位


文元→大六野→北→木村→有村→松井→山田速→大江


有村が区間賞の走りで落ちかけた流れを戻し、シード死守。
ただ5位以上に上がれなかったのは課題。
菊地、北、八木沢を欠いた中でシードを取れたのはお見事。
6区の松井は長い距離でも対応できそうなので箱根での活躍もありそう。
箱根は今回も強そうなので大江がいるうちにぜひ往路優勝を。



日本大学 6位


田村→佐藤→荻野→林→高松→寺田→竹ノ内→ベンジャミン


ベンジャミン以外は1人も区間順位6位以上を取れず。
まぁ箱根予選もあれだけベンジャミンが貯金したのに7位なんだから
そんなもん。
田村と佐藤は調子がなかなか上がらないし、箱根も3区以降はずるずる
落ちて15位くらいかと。。。


それでは全日本の予想を。


駒澤大学 前回優勝


中村→村山→油布→上野→久我→西澤佳→黒川→窪田


出雲の1区でしくった撹上と千葉を思い切って外して、
2年生を4人投入した若いオーダー。
たぶん撹上は走るだろうけど果たして何区か。
1年生は未エントリーなので、箱根未経験の2、3年に経験
させてくるか、盤石の4年生+経験者で固めるかの二択かと。



東洋大学 前回準優勝


服部→悠太→定方→大津→田口→市川→高久→啓太


出雲は2位に入ったが設楽兄弟・大津と主力の3年生がイマイチ
な走り。田口、高久、服部の1、2年生は全員走ると予想。
1区と8区は迷ったけど、1区服部、8区啓太で。



早稲田大学 前回3位


志方→山本→高田→平賀→前田→市川→佐々木→大迫


とりあえず1区大迫、8区平賀の体制をやめるべき。
大迫をアンカーにすると前半が弱くなるので志方、山本の
スピードのある2人を起用し、4~7区は安定感のある4年生。
4年生1人くらいを田口or柳に変えるのもありかも。



日本大学 前回4位


田村→荻野→小島→佐藤→林→高松→寺田→ベンジャミン


とりあえず留学生は1人という前提で予想。
予選会で田村、佐藤の調子が悪かったのが気がかり。
ベンジャミンは好調みたいなのでシードは堅いかと。
田村、荻野、佐藤らの走り次第では優勝争いも可能。



中央大学 前回5位


代田→野脇→藤井→新庄翔→多田→徳永→塩谷→西嶋

出雲では見事3位に入った中央大。
全日本は新庄翔もエントリーされ期待もできる。
全学年のバランスがよいので今年もブレーキがなければ
シードは安定かと。



上武大学 前回6位


倉田→佐藤→大西→氏原→山岸→東→佐々木→渡辺


昨年初出場で見事シードを獲得した上武。
よくわからないのでテキトーに予想してみました(笑)
佐藤は2区、昨年6区2位の渡辺はアンカーかなぁと。



東海大学 前回7位 予選5位


中川→元村→白吉→石川→野中→岡→松谷→早川


箱根予選会で撃沈した東海。
村澤も走らせないみたいだし、シードは無理かと。
とりあえず最後の記念かなと思い、村澤以外の4年は
全員入れてみた。アンカーは早川or元村かと。



明治大学 前回8位


大六野→文元→有村→廣瀬→木村→前野→牟田→大江


出雲同様1、2年生中心のオーダーになる見込み。
菊地、八木沢、横手がケガの影響かエントリーすらされて
いないのでシードは微妙。
有村、大六野の鹿児島コンビが出雲で足を引っ張ったので、
全日本での巻き返しを期待。アンカーは安定感のある大江を。


おしまい。