工作機械4月輸出額26%減、円安で日本製に切り替え

 機械業界団体、台湾機械工業同業公会(TAMI)が9日発表した機械設備の4月輸出額は22億4800万米ドルで、前月比7.8%減少、前年同月比11.8%減少した。うち工作機械は1億7200万米ドルで、前月比11.3%減少、前年同月比26.1%減少した。荘大立・理事長は、台湾製の工作機械は従来、日本製より20~30%安かったが、円安でほぼ同価格となり、受注が減少したと指摘した。10日付経済日報などが報じた。

元安誘導を

 TAMIによると、2023年から今年4月末までに、日本円が対米ドルで20.76%下落したのに対し、台湾元は6.03%しか下落しなかった。韓国ウォンは9.16%下落し、人民元は5.06%下落した。

 21年1月からでは、日本円が対米ドルで53.61%下落したのに対し、台湾元は14.55%しか下落しなかった。工作機械の輸出で、日本メーカーと競争にならない状況だ。

 荘・理事長は、現時点ではせめて1米ドル=35元まで下落しなければ、台湾の工作機械メーカーは競争力がないと指摘した。

https://www.ys-consulting.com.tw/news/115233.html

 

円安の良い面ですね。