24日投開票された熊本県知事選で自民、公明両党が推薦する無所属新人の元副知事、木村敬氏(49)の当選が確実になったことを受け、自民党の小渕優子選対委員長は「幾度も選挙を経験してきた相手候補との知名度の差を乗り越えて得た勝利の意義は大きく、我が党の今後の選挙に向けた弾みになる」とのコメントを発表した。

 

  【写真特集】支持者と抱き合う木村氏 熊本知事選  

 

木村氏に対しては「副知事としての経験を糧に、県内各自治体と連携し、『くまもと新時代』の実現に向けて全力を挙げていただきたい」と激励した。  熊本知事選には、いずれも無所属新人で▽元高校講師の宮川一彦氏(58)▽前熊本市長の幸山政史氏(58)▽建設会社社長の毛利秀徳氏(46)▽木村氏――の4氏が出馬。自民党派閥の裏金問題で政治不信が広がる中、有権者の判断が注目されていた。